今朝の朝日新聞に金沢大学名誉教授の秋元波留夫先生が亡くなられたと報じられている。
101歳であった。100歳を超えられても元気で各地に講演にまわられていた。
私の出身大学の教授であったが、もちろん、私の学生時代の教授の前々代の教授で、学生時代にはお目にかかったことはない。
1年ほど前に、先生のお話をお聞きしたことがある。
戦前に、先生は松沢病院に勤務されていたが、その時に治安維持法によって精神疾患になった患者さんを
多く受け持たれたという。その時の伊藤さんという拘禁精神病のお話をされた。戦前の治安維持法によって、多くの社会主義者が投獄され、厳しい拷問を受けた。日本のファッシズムとたたかいながら、拘禁精神病によって、仲間から「転向」と烙印を押され、戦後も名誉が回復していない人たちがいる。そのような人たちの名誉の回復のために奮闘されていた。
1時間近く、メモも見ないで、よどみなく話をされたことも感動的であった。
そのような戦争体験から、日本の平和を願い、憲法9条を守る医療者の会の呼びかけ人にもなられていた。また、最近では、「きょうされん」という障害者の運動にも力を入れておられた。
先生のご冥福をお祈りします。
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