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急に寒くなりました。ようやく冬めいてきた、本来の冬らしくなった、ということでしょう。先日、昼間に実家に帰った際にまだ銀杏の葉っぱが残っているな、と思ったこの界隈も、きっともう落ちていることでしょう。

さて、私が時に耳にして、困ったな、と思う表現があります。
”生理の終わりがけのような”出血が続くのです、と。私は男ですから、生理そのものを経験したことがありません。これが女性であれば、なるほどふんふんとうなずけるのかも知れませんが・・・・。
ということで、女性から生理の終わりがけのような出血がつづく、と言われた時には、少量の黒褐色の分泌物が続く状態と置き換えています。
オリモノが多いと言われた時もちょっと困ります。男性の構造上、オリモノが出てくる場所がないので、どのような感覚で、どのように感じるのか、と想像しながら、そして診療上の経験で理解しています。
一番困るのは、”生理痛のような痛みが続くんです”でしょうか。生理痛お悩みの方は多数存在し、その方々の痛みの程度はさまざまであり、それは診察しても、あるいはしなくても理解はできます。個人ごとに、あるいは同じ個人であっても、時期が異なれば、痛みはことなるであろう、と思っています。
しかし、こうした場合にも、その方々の表情を伺い、表現に耳を傾けながら、このような痛みであるのであろうと、想像しながら、理解しています。
排卵痛、生理痛、陣痛、分娩後の縫合と痔の痛み、などの各種の痛みや、月経直前のイライラ感などの症状である月経前緊張症候群、更年期障害、無月経などの病態についても、私自身ではどうあっても経験することができません。
こうした性差に基づく経験はどうしようもないことは事実です。であるからこそ、同性であれば理解できるということで女医さんが求められるのであろう、と理解しています。
でも、逆に異性であるからこそ、自分の経験に基づくことなく、皆様の症状を臨床の場で多数経験して、冷静に評価をするということが、男性である産婦人科医の仕事であるのかもしれません。そうなりますと、ある程度経験がやはり必要かな、ということにもなりますが・・・・・。
ふと思い起こせば、12月も20日目前。あわてて、クリスマスツリーを飾りました。そういえば正月の用意も必要となりました。