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長々とより道をしてしまいました。グリーンヒルの検証シリーズ本編の始まりとなります。
私が、以前働いていた施設では、分娩室にアクアリウムがありました。私自身、南の海に潜って魚を見ることが好きでしたから、こんなところに生きた魚がいるなんて、といつも目を奪われていました。
分娩室に色とりどりの魚がいて、泳ぎ回る世界でした。きっと管理者の方は、水槽の手入れ、餌と大変であったことでしょう。
その施設に開設者の方の発想には驚かさるばかりであり、次の施設では、分娩室の分娩の進行の状態に合わせて、音楽と映像が変化し、さらに分娩台上では大きなプラズマディスプレイが設置され、イルカの映像が流れていました。
これにも魅了されました。と同時に、魅了されたのは、私だけではなかったようで、このシステムはその後全国へ販売されていき、またその他社版も出回るようになったようです。プラネタリウムバージョンその他も存在するようです。
ただし、これらのシステムにはそれなりの資本投資が必要であることと、通常の分娩の状態であれば、果たして必要かな、と感じてはいました。
しかし、実際にグリーンヒルではどうするか、ということになったときに、いろいろと考えました。

松山先生の設計の分娩室ですから、壁は木目、部屋の中に機械が目立つというような状況ではありません。それ尾に無痛分娩をしたいな、と思っていたこともあり、やはりっこは・・・と、大きな画面を設置しました。そしての他の施設で評判のよいと伺っている、環境映像(グレートバリアリーフ)と音楽が流れる環境となりました。
部屋の調光は可能ですが、天井のLED設置は高価ですし、ちょっと疑問もあったので、見送りました(ただしいつでも設置可能な状態とはしましたが)。
現在分娩室2室が隣り合わせとなり、その間の場所にインファントウオーマーを設置しています。生まれた新生児は、まずお母様の胸の上で抱っこされ(最初にだっこするのはお母様です)、そこで一声鳴いて、へその緒を切って、それから新生児処置台(インファントウオーマー上へ移動します。家族の方にも移動していただいて、その処置の様子を見学していただきます(クリニックは、基本的にオープンの姿勢であり、分娩・処置その他の状態はいつでもご覧いただけます)。
しかし、分娩台の上にいるお母様には見学いただけません。そこで、そうした状態をWEBカメを通じて、この分娩台の上の画面で見ていただけるようにしました。
イルカが泳いでいるあるいは魚が泳ぐ、そうした施設は多数あるかもしれませんが、この新生児の様子が観察可能なモニターがある施設はそう多くはないと、思うのですが…。
しかし、こうした施設が、利用された皆様にどのように評価されているのか、これはお尋ねしないことにはわからないのですが・・・。もう400名近い方がこの施設を利用されています。身近にそうした方々がいらっしゃれば、感想をお尋ねください。よろしければ、クリニックの西村まで届けていただければ助かります。

ただし、この装備はもう既に設置され、今後改造しない限り、取り外しの効かないものです。その点はご容赦ください。
こうしたシステムのご存知の方々には、お好みのDVDを持参され、その映像と音楽の中で、分娩の時を迎える方もいらっしゃいました。(クライマックスと分娩を重ね合わせることは至難の業ですが)。いろいろな使い方があるものであると、改めて思いました。