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< 赤ちゃんを見ていると その3 | メイン | お産は大仕事です。 >

無痛分娩をクリニックに導入した最初の思いは、以前勤務していたクリニックでのお産の風景にありました。それまでの私のお産に対する思いを払拭する印象がありました。無痛分娩は痛みのない分、本人の緊張が取れてスムーズに進むな、と。

とはいえ、無痛分娩であっても、やはり時間のかかる場合や、思ったように分娩が進まないこともあります。また途中で、麻酔が効かなくなったり(これは分娩の進行が予想以上に速い場合やあるいは硬膜外チューブが折れたり抜けていた場合に)することも、ないわけではありません。

また、当院でお産をすまされた方の中にも、思ったほど楽ではなかった、とう感じていらっしゃる方もいらしゃっしゃるかもしれません。もともと、痛みに強い方で、短時間でお産が終わる方には、不要な手技かもしれません。

しかし、痛いということは、大抵の方にとって、少なからず脅威であり、その痛みを取り除けることは、その方の不安を和らげることとなります。まして、本人がそうした形で落ち着けば、付添いの方も安心できるようです。

以前書いたことですが、付添いのご主人(この方は過去に2回の分娩に付き添われ、今回が3回目の当院での分娩経験です)が、今回の分娩は私も楽でした、との一言は印象的でした。

クリニックに無痛分娩と計画分娩を導入した当初は、こうした効果は予想していなかったことです。しかし現在の状況と、クリニックのスタッフの習熟度からすれば、無痛分娩の効果を最大限に発揮するためには、やはり計画分娩が一番であるように感じます。

皆様のご意見として、出産する日を人為的にきめるなんて、というお叱りもたまわります。しかし、里帰りで遠方からの方や、忙しいご主人をお持ち方、そして子供さんとお産を共有したいという思いの方にとって、ある程度お産の日が決まっているほうが行動しやすいことも事実でしょう。

施設によっては、ある程度陣痛がきてから無痛に移行する、という施設もあります。問題はこの陣痛がお産へと進む陣痛か、それとも途中で遠ざかってしまうようなものか、という見極めはなかなか困難です。

陣痛がガンガン来ている状態で、無痛にしたいといわれると、状況によっては私もきわめて困ったこととなります。それは実際の手技上の問題となりますが、背中を曲げて”C”の形を維持することが、陣痛のために不可能な場合もあるからです。

スパッと麻酔が可能jな場合もありますが、この段階に時間を要する場合もあります。それでもようやくチューブを留置して、麻酔薬を入れて、実際の麻酔効果の出現までさらに30分の時間が必要であり、となるとやはりどうしても30分から1時間程度の準備時間が必要です。その間にお産が進めば、”無痛なのに痛い”という事態が生じることとなります。

こうした状況からすれば、やはりグリーンヒルでの無痛分娩の基本は、計画出産である、ほうがメリットが大きいなと感じています。生む日を家族で決めていただいて、前もって入院をしていただきます。いくつかの準備を行い、生む日の朝から陣痛をつける形で、と。

写真は、ハナミズキのピンクの花となります。ハナミズキの花は基本的におひさまの方向を向いているような気がします。それからユーハイムのシュークリームと。

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