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最初に個人のクリニックを作ろうと思ったときから、約10年の月日がなれました。その間にいろいろな経験をつみました。
楽しくうれしい経験もあれば、感動に胸の震える経験(こうしたことはそうありませんが)、ほくそえむ経験(こっちの方がはるかに多いでしょう)、そして悲しく辛い経験であったり、苦い思いのあることなど、さまざまです。

私の場合、開業を意識してから現在までに都合2回の大きな変遷がありました。開業を意識し、用意して、挫折。再度別な角度から用意して、そしてそこからの挫折。 そして今回となりました。
あのときに開業していれば・・・・、という思いは、今でも脳裏をよぎります。そのほうが、年齢的にも、経済的にも楽であったかもしれません。しかし、その回り道を経たことで、貴重な経験が積み重ねられたことも事実です。得たものと失ったものを勘定するわけには行きませんし、いまさら過去に戻れるわけでもありません。
ただ、今回得られたチャンスを、自分なりに大切なものにすれためには、自分の中に蓄積された”たんす”の中身を吟味しつつ、適当なところで引き出して行かねばならないであろう、と考えています。
10年前のまま開業していたら、そうした引き出しもなく、きっとありふれた産婦人科となっていたような気がします。
写真は、まだ咲いているうちの近くの朝顔です。
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