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この先生からはいろいろなことを教えていただきました。

産婦人科的なこと、人との基本的なおつきあいのことや、外の病院に出て困った時によく相談してました。先輩として、友人として、同じ医師として、男性として、いろいろな面からご助言いただき、感謝しております。

さて、最近そうしたなかで、ちょっと感じることがありました。

 

私が産婦人科になった頃に学会場で、よく登場するのが、”私は元○○で、その当時こんな事があった”、と昔話をされるご高名な先生でした。確かにその先生が一生懸命されたから今日があるのは理解できます。

しかしそうやって昔ながらの経験談を話をされても、その場にふさわしくなかったり、ちょっと古い知識でいまでは別な考えになっていたり・・・。

こうしたことに本人が気づかないのは、悲しいことです。ましてこうした先生を、名医と慕って患者さんが受診していることを考えると・・・。

私もそのご高名な先生の年代となりした。以前の公立病院にいるつもりで、がんの精密検査で、声の大きな先生に相談したら、一言のもとに、専門施設に送るべきである、といわれました。

そのときはショックでしたが、考えてみればその通りです。クリニックを開業する、ということはそこで患者さんと接して、そこで話をして。最後まできちんと対応できるのであれば、ともかく、最初から異常に気づきながらそのまま診て、悪くなってから送る、というのでは開業医のあるべき姿とは異なるのでは、と思います。

開業医の技量は、そこですべてなんでも最後まで仕上げることではなくて、その見極めをして、適切な時期に、適切なところにおくること、ではなかろうか、と思います。

資格があって、そのトレーニングをきちんと行なっているのであれば、その資格に見合った対応をするべきである。単に資格があるだけで、なんでもしていいということはない、と強く感じました。

 

写真はピンクリボン運動協賛でピンク色の福岡タワーです。10月1日から10月7日まで、期間限定。

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