ごらんになった方もおられるとは思うが.先日あるニュースでアメリカの病院食を紹介していた.おいしく見た目もいい食事を提供し患者サービスを行っているという内容である.そして病院のシェフたちのための料理コンテストまであるとのことであった.
患者はベッドサイドから電話でメニューを見ながらオーダー.するとまるでフレンチのレストランの料理のような病院食がサーブされてくるというのだ.
それも「追加料金は要らないんです!」というコメント付き.
たしかに紹介されていた料理はすばらしかった.たしかに追加料金は要らないだろう.
けれど,この食事代はいったいいくらに算定されているのだろうか?日本の病院もおいしい食事を提供しようと努力している.しかし日本では患者が払う食事代は非常に安価に設定されており,アメリカのようなわけにはいかないことをまったく放送していない.いかにも日本は病院がサボっていて,アメリカがすばらしいと言わんばかりの内容であった.
表面だけをみて放送してしまう中身のないメディアの典型である.
そしてそれを疑うことなく信じてしまう視聴者.
頭が痛い.
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先ほどまでこの番組を見ていた。
医師側からすると、まあまあ(完璧ではないけど)納得できる内容だった。
特に番組の終わり方が良かった。夕張市が病院問題の検討をまたしても「先送り」したことをコンサルタントが電話で聞き、驚いている顔を番組の最後に写した。この顔が印象的で、地方の医療がうまくいかない理由を的確にあらわすことに成功したと思う。
番組内で医師が金ではなく、情熱で動くことを表現してくれたこと、ある病院の副院長が厚生省などの医療行政が悪いのだ、と声を震わせていたところを放送したところ、住民が医療を考えなくては地域医療は成り立たないという問題提起がされていたことも良かったと思う。
番組自体はやや冗長な気がしたが、(もう少し掘り下げてほしいところもあったが)おおむね医療の問題点をわかりやすく解説してあった。
本来、自治体の長はその自治体の健康状態をキープする医師のような役割だと思う。健康状態を把握し、悪いところは治療し、良いところを伸ばし体力をつける。そういう役割をもっている。しかし、多くの自治体の長たちは破綻するまですべてを先延ばしにしてきた。そのような人に医師の考えはわからないのではないか?それが自治体病院が破綻する原因なのではないか、そういう感想をもった。
逆に、きちんとした健康管理ができる自治体の長は医療にも理解があるのかもしれない、と感じた。
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