先ほどテレビ番組でこのワクチンについてのドキュメントがあっていた。
自分は子供がいないし、ましてや小児科とはまったく縁のない診療科にいると、こういう知識はあきらかに減ってくる。このワクチンが日本で最近まで使用できなかったということは今回の番組ではじめて知った。
ドキュメントでは子供が細菌性髄膜炎となり障害をもつようになった母親が日本だけがワクチンが使えないことを知り、日本でもこのワクチンを使えるようにとの活動を行ったこと、そして最近ワクチンが日本で認可されたという内容であった。
医師として、このお母さんには本当に頭が上がらない。
子供が病気で障害を負った。しかしその辛さのエネルギーを医師や病気に対する憎しみで発散するのではなく、今後同じことを起こさないようにという活動という方法に転換している。他人に対する思いやりが感じられる。
日本では医師が使いたくても使えない薬が数多くある。抗がん剤がそのひとつだ。医師が要求してもなかなか認可されないのである。また、認可されたとしても一度問題があると、すぐに使用を控えるようにとの通達がでる。予防接種も同様だ。副作用で問題が起きたらすぐに中止。諸外国に比べて国(厚生労働省)が慎重すぎてかえって国民が不利益を受けている。
国が慎重になる理由にマスコミが大騒ぎすることもあると思う。薬や予防接種で不利益がでても利益がそれ以上にあるという客観的な報道をすれば、患者たちはそこまで不安にはならないであろう。医者の言うことよりテレビや雑誌を人は信じるのだから。
このお母さん、インフルエンザ菌ワクチンを公費にするようにさらなる運動をしているようだ。医療費を削減する方針をたててる国が、さて、これを受け入れてくれるのであろうか?
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医療訴訟が増えている。
いろんなところでその妥当性に対する論議が起こっているが、医者側からみるとトンデモ判決が多い、という意見が多いようだ。
本当にそうなのか?患者側からみるとそれは医者のいいわけだろうと思うに違いない。
しかし、医療の妥当性については医師にしかわかない面がある。そして、医者が医療訴訟の判決に対して「おかしい」というときは、「自分が患者側だったとしても、それは医学的にみておかしな判決である」と思う例だけなのだ。
患者側は医者は自分たちに不利だから反論する、と思っているだろうが、明らかな医療ミスに関しては医者側からも実は反論はないのである。
多くは「自分が患者の身内でもそれは医療側には責任がないと思う」という訴訟が患者勝訴となっているのが問題なのだ。
福島の産科医の逮捕もその1例であろう。
どんなに医学的に正しくても負ける裁判ってなんなんだろう?それが司法の正義?そう思うと悔しくなる。
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最近思うこと。
かつての医者は強がっていた。
30時間連続で働いても、患者さんの前では疲れた顔は見せないようにしていた。男は黙って・・・が美徳と思っていたのだ。
しかし、それがどうも逆効果だったようだ。
黙っていたおかげで、執刀医が前の日に寝ずに自分の手術をしているなんて、患者さんは気づくこともなかったし、夜でも笑顔で診療することが当たり前だと患者さんが思ってしまうこととなった。
さて、そろそろ医者も本音を出す時期がきたようだ。
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主治医がみつかる診療所、という番組をみた。
今回は「医師 対 国会議員」というもの。
テレビに出ている医師はいつものメンバーだったが、
彼らがこれほどいまの医療に危機感を抱いているとは思っていなかった。
テレビに出ている医師=目立ちたがりの医師 という構図はまったくの思い違いであった。
こんかいの番組でけっこう胸がすく思いをした医師も多かっただろうと思う。
いかにいままでの国の医療政策が国民を無視していたかも国民にわかっただろうと思う。
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