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2008.07.16 19:14 |  A> マラソン  |  (ゴールドコースト)  |  D.その他の動物  |  頓珍漢  | 推薦数 : 2

エピローグ

[走り隊、かく戦えり | ]

  ゴールドコーストマラソン完走記・・・エピローグ

前回大会で、スタート地点から逆方向に走ったフルマラソンの参加者がいたそうだ。フルの部はスタート地点から南下するのだが、ハーフの部は北上する。ハーフの参加者と一緒に走り、ゴールまで気がつかなかったらしい。世の中には、なんとまあ、ドジな人もいるものである。

もっとも、ボクには笑う資格はない(<プロローグ>)。それは、まぁ、いい。とにかくボクはちゃんと42.195キロを走りきった。ボクの話は走り終わった後のこと。

コース地図 スタートとゴールは同じ地点で、ホテルはサーファーズ・パラダイスにある。

せっかくのきれいな景色、ホテルまでバスで戻るのはもったいない。たかだか5キロ程度じゃないか。ぷらぷら歩こう。だが、ここでボクは致命的なミスを犯していた。自分が方向音痴であることをすっかり忘れていたのだ。

海岸を右に見て歩けば北上、左に見て歩けば南下。地図なんかなくてもバカでも分かる単純な地形。間違えようがない。ボクは迷わず「北」に向かって歩き始めた。ゴールに向かって南下するランナーとすれ違う。よれよれになりながらもなんとか走っている。とぼとぼ歩いている。立ち止まって休んでいる。おっ、どこかで見たような巨漢もいるぞ。タレントの松村邦弘だ。走っているのか歩いているのか判然としないが、とにかく前に進んでいるようだ。思わず、がんばれぇ~、と声をかけた。

サーファーズ・パラダイス。翌日セスナ機から写した。ちなみに北に飛んでいる。 

歩き続けるに従い、すれ違うランナーも次第に少なくなり、しっかり最後尾まで見届けた。実に楽しい。でもでもだ、肝心のホテルのあるビル群が見えてこない。いや、うすうすは気が付いて一度は地図は見た。間違いないよなぁ~。

フルマラソンの後は判断力も理解力も低下するらしい。会場から5キロ地点まで進んだ。マラソンの距離表示があったから正確なのだ。やはり、おかしい。さすがに、おかしいおかしい。ツアーにもらった地図をベンチに座って大きく深呼吸をして今度はじっくりと確かめてみた。ハイ、逆方向でした。

マラソン会場を出て再び戻るのまでに2時間半はかかった。そして、そこからホテルまでさらに約5キロ。きっと松村邦弘のような形相になっていたと思う。フルマラソンの後に15キロも歩く人間なんぞそうはいないだろう。ちょっと自慢???

写真、砂浜にペリカンの群れがいた。すぐ側には人もいる。バスに乗った連中は見ることはできない。写真を撮ろうとしたが、近づく前に一列になって泳いで行ってしまった。「写ルンです」ではこれが限界。

失敗の原因を、よ~く、考えてみた。ホテルから海岸沿いのマラソン会場までは、夜明け前にツアーの用意したバスで移動した。バスからは会場から少し離れた場所で降りたのだが、降車口は海の側だった。オーストラリアは日本と同じく車が左なので、バスは南を向いて停まったことになる。つまりつまりだ、バスがホテルから南下した、ホテルは会場の北にある、と思い込んでしまったよう。おそまつ。

もしものために20豪ドル札をウエスト・ポーチに入れていた。だからだ、バスやタクシーを利用することは可能だった。でもそうはしなかった。何故か。それは、方向音痴と同じくらい、ボクにはもうひとつ先天的に欠けている能力があることを白状しなければならない。でも、それは、まぁ、またいつかまた別の機会に。

エピソードにはこと欠かないのだ。^^;

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