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2008.10.28 11:00 |  診療  |  仕事 / 職場  |  医療事故  |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  その他(愚痴)  |  先輩  |  ER99  | 推薦数 : 2

激しい腹痛・・・

最近、当直三昧で殆ど毎日病院にいる。しかも術後の患者がふえ忙しくなってきた。

 今、病棟に他院で胃癌に対し胃切を行われた患者が入院している。主治医は旧部長の○○先生。

 入院後、腹痛、嘔吐を繰り返しその都度絶飲食とし軽快したら食事を採らせていた。

 先日の当直中、激しい腹痛があり主治医へ看護婦が連絡したところ当直医へ判断をゆだねると言ったらしい。

 ちょうど同時刻に私は脳梗塞(tPA適応)患者と大動脈解離疑いの背部痛を同時に見ていたため正直病棟の患者までは手が回らなかったため、後回しに・・・

 外来が検査待ちの間、病棟へ走り腹痛の程度を主治医へ伝えると看護婦に対し『疼痛時はペンタジンとブスコパンを使って駄目なら当直医に聞いて』との指示だった。

 結局、当日のペンタジン使用回数8回使用し、看護婦の方が怖くなってきたため当直医の私に助けを求めてきた。

 もともと、旧部長は自分の患者に他の医師が勝手に指示出すことを非常に嫌がる。たまたま自分のやろうとしていた治療と会えばいいのだが合わなかったときは手がつけられない。そういう理由からあんまり関わりたくなかったが患者のためと思い診察・・・・

 腹満強くなってきている。腹痛の程度も強くなっている。

反跳痛(+)患者は坐位を保持し前傾姿勢・・・

 正直疼痛処置だけでは拉致がアカなそう・・・原因の検索のために夜中CT検査・・・

 結果、腹水パンパン、腸管パンパン、膵も腫れ気味・・・

採血結果トランス700 over,アミラーゼ1500 over、BUN/Cr 上昇 K上昇・・・正直、膵炎だろうが、絞扼性イレウスだろうが厳しいぞっていう感じだった。

 そのことを夜中電話にて“彼”に伝えると・・・

『今、そんな事いっても何もできないでしょう。何でCTなんて撮ったの、しかも採血までしたの?』

・・・でも先生・・・原因が分からないまま疼痛管理だけするほうが不自然だと思いますが・・・正直外来、当直で忙しかったため、けんかする元気もなかった・・・

結局、現部長へ電話連絡し、部長から“彼”を説得してもらい病院へ患者を診に来てくれた。

 すると『何でこんなになるまで私を呼ばなかったの!!!もっと早く呼ばないと駄目でしょ!!!』

 ・・・・何それ、さすがにカチンときた!!だが患者の前である今世紀最大に我慢した。

 結局、ニアDICの状態で試験開腹、腹部を開放と同時にCPAへCPRにて3分で蘇生、蘇生後は何とかバイタルは維持・・・一旦silo closureして手術中止を勧めたが受け入れてもらえず・・・原因は胃がんの局所再発によ索状物ができでこがリング状となって腸管狭窄・閉塞を起こしていたみたいだ、膵炎はそこまでひどくはなかった・・・・

 だが、手術終了後、意識が戻らない・・・

抜管できず現在もrespiratorへつながっている・・・

 

今日、私が当直である・・・今夜確認なんて事にならないといいが・・・

 

 

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先日、首の後側が痛いという女性が当直中に来院。

ま~女性だし、肩こりかな~なんて考えながら話を聞いてみた(この時点で正直先入観を持ってしまったのが残念だが・・・)。

患者をみると結構痛がっている・・・ん?肩こりにしては痛がりすぎるな~痛がりサンかな?

『先生・・・今日ですね、家事をしてるときに急に痛くなってきまして・・・

“どんな感じの痛みですか?殴られたような感じとか、ズキズキ痛む感じとか、ズーんと重い感じとか・・・”

『なんかで切られた様な痛みというか・・・とにかく痛いんです。』

ん~“他に何か気になるところはないですか?”

『首の痛みのほかですか~?なんとなく右手が重い感じです。』

“んじゃ~ちょっと失礼して前にナライの格好してもらっていいですか?”

“!!!”  右上腕にbarre(+)!!!頭の中のアラーム全開!!!

“すみませんけど・・・立って歩いてもらっていいですか・・・”

右足を引きずる感じ・・・膝が曲がってない・・・足背も曲がらないのだろう・・・履いてきたスリッパがすぐ抜ける・・・・

でも・・・・脳梗塞・脳出血の類にしては四肢の症状つよいけど、顔面が殆どインタクトだし・・・小脳脳幹にしてはしゃべり方も特に異常はない・・・

急性発症で進行性の症状・・・急いだ方がいいのは確かか・・・

でもある程度部位特定はしたいな~医者のはしくれとしては(早くCT撮って頭蓋内を否定しろというご指摘はごもっともです)・・・

感覚はどうだろう・・・

首から・・・鎖骨部・・・ん?ここから感覚が鈍い?痛覚は・・

頚部以下の対側(左側の感覚低下・・・)!!!

頚椎病変?もしくは血管系か!

とりあえず、後からうるさい人がいるから頭部CTはルーチンにとるとして解離をR/Oしたい。頚部、胸部に絞って造影CTを・・・

“看護婦さん、CTの技師さん呼び出して!頭部、頚部胸部でCT撮るから、30分以上待つならエコーを待つ間にしよう。”

最近のエコーはよく見えるものです・・・何たって頭蓋内ならMCAは何とか見えるし、椎骨動脈も何とか評価できる。ただ胸部についてはAortaの評価はエコーでは無理・・・

ん~エコー上は頭部、頚部の血管は異常なさそうだね~

おっと、患者が不安そうな顔してる・・・しまった、説明してないや

“○○さん・・・エコーとかCTとかいろいろ検査してるのはね・・・おそらく脳からの信号がどこかで断線していると考えるからなんですよ。んじゃ、何で断線してるか、どこで断線してるかその原因次第ではここじゃ治療できないし緊急手術とかの適応になるからがんばって診断つけるからね、協力してください。”

CT上は・・・え~解離ないの?脳底動脈(当然頭蓋内もない、やっぱりね~)は・・・string and pearl signはない・・・アンギオしないといけないかな~でもな~・・・

夜だけどMRI撮るか(技師さん、遅くにごめんね~)・・・部位は・・・頚部(だってbrown-sequard syndだと思うし、この症状)!ちょっと範囲広めにしてもらって(MRAまですれば、大体分かるやろ~たぶん:弱気です)

MRIの結果・・・・C4~5付近から脊髄の圧迫がある!頚髄硬膜外血腫!!!しかも範囲が狭い!!!

“○○さん、頚髄の膜の外に血の溜りができていてそれが脊髄を圧迫しているみたい・・・血の溜りの範囲が広いと保存的に見れたりするけど・・・範囲が比較的狭くて・・・症状も進行してるからまだ出血してるとおもうよ・・・・

ここじゃ、残念ながら治療はできないから脳外科で脊髄がみれるところを紹介させてください・・・・私もこの病気についてはそんなに経験がないから詳しいことはあんまり言えません。急いで転院の準備をしますね”

『先生、助かりますよね・・・私心配になってきた・・・・』

“軽々しくは言えませんが、完全麻痺の場合は予後が悪いといわれていたと思います。その場合24時間以内の手術だったと記憶してます。ただ、脳外科医の考えがどうか分かりませんので、責任を持ってはいえません。しっかり治してもらって、また一度元気な顔を見せに来てください”

『先生、正直に話してもらってありがとうございます、行って来ます』

 

今回は難しかった・・・・brown-sequardに気づかなかったら迷路にはまったかも・・・・

やっぱり、先入観は怖いですね・・・

 

 

 

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最近、救急医というより外科医の仕事が増えてきた。

(とはいうものの、心嚢ドレナージやら穿頭ドレナージ、開胸大動脈遮断やら一般外科医がやらないだろうということはやっているが・・・)

先日、40台の腹痛の患者が救急車にて来院した。看護婦が救急車を受け、救急車が到着してから処置室へ呼ばれていった(もう、勝手に受けちゃだめ!受けていいけど、せめて報告してよ)。

『先生、腸炎疑いの人が来てます』~~診断までつけている・・・優秀な看護婦です。

腸炎にしては発汗、疼痛の程度が尋常じゃない・・・久しぶりの頭の中のアラームが鳴り響く。

『すぐルートとって、採血、CTの準備!!』

と指示しながらエコーにて簡単に評価。

圧痛は差ほどではないが、自発痛は臍周囲・・・しかも激痛。エコー上は肝・胆・膵・腎異常はない・・・AAAもなさそうだか、なんて大動脈を追っていると・・・SMAの内腔に線状のピラピラ・・・flapである!!!!

SMAの解離!小腸の変化は???あまりない。CT上は小腸はちゃんと造影されるがやはりSMAにフラップがある。取り敢えず虚血変化がないことから緊急手術じゃなく、血圧コントロールと抗凝固を開始した。

 すると、旧部長がすごい剣幕でやってきた。

『何やってるの!!緊急手術でしょ、私が麻酔かけるからやりなさい』

現部長は「急いでやらんでもいいんじゃないですか、虚血変化ないし」

『いいや、やらんと後からじゃ遅いよ』旧部長の勢いと頑固さに討論にならず結局手術となった。

 いつもは私が麻酔の導入まで行い術中管理を旧部長に任せることが多いのだが・・・今回は麻酔の導入から旧部長がやるようだ・・・

任せて、手洗いをしていると・・・モニターアラームがけたたましく鳴る・・・SPO2が上がらないようだ。挿管も終わっている・・・肺にも入っている。

 “先生どうしたんですか?変わりましょうか?”

『いいよ、大丈夫、大丈夫』・・・いやいや、大丈夫じゃないでしょ!!!

 半ば強引に交代した。挿管は正確に入っていそう・・・深くもないがSPO2、70台・・・聴診・・・呼気終末に弱くwheeze・・・どちらかというと換気できてない。バックが固い・・・silent asthma likeである・・・

“○○先生、麻酔同意書取るとき問診しました?既往歴に喘息って書いてあったけど・・・最終アタックは10日前っていってましたよね~”

『最初に言ってくれないと、そんなことは・・・聞いてないよ』~~~え~~~

ということは喘息重積発作か。バックの固さも説明できる。セボをあげて、あげて・・・あげて・・・3~4分後、急にバックが簡単に押せるようになり、SPO2上昇。胸郭も十分に上下するようになった・・・

~~ふゥ・・・・vitalも安定し手術スタート。やはり小腸壊死はない・・・だが、念のためSMA根部に対し大伏在静脈からグラフト採取して解離のリペアを行い手術は終了。術後血圧管理とヘパリンで抗凝固を行い無事ことなきを得た・・・・

 ICUで呼吸器設定をしてると旧部長が得意げに『この患者は喘息起こしてるんですよ手術中に喘息起きて大変でした。ま~術中は私が管理したから大丈夫だけど・・・ネブライザーかけてね』

 現部長と私の開いた口がふさがりません。

喘息の診断もできず、バックの固さも分からず固くなったバックをこれでもかってほど“ぎゅー”っとおしてた姿見せてやりたいよ・・・

 あの人に麻酔導入させないようにしようと心に誓った症例でした。

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DMの患者が下肢などを中心に蜂窩織炎になることはま~外来をやっていればよく診る。

先日外来に来た80台の男性も左足(足背)が腫れていたいということで受診された。

足背には古い傷(?)というか“たこ”ができていいて自分でいじった形跡もある・・・

“あ~蜂窩織炎ね”と考え内科定期受診の際の処方をみてみると・・・

“ザ○ロリック”が入っている・・・・

“ん?”痛風持ちか・・・”

発熱もある・・・・

痛風と蜂窩織炎鑑別にあがるな~

取り敢えず、熱もあることだし入院とするか~なんて考えていたらWBC13600、CRP13

痛風でここまで上がるものだろうか・・・知識不足・・・

取り敢えず第1セフェム投与で様子見よう・・・・

翌日、足背の発赤腫脹は軽減したが・・・患者本人が言うには膝が痛いらしい。

確かに腫れている、少なくとも入院時よりは腫れている。

熱も続いているから採血もう一回してみよう・・・・WBC12400CRP27!!!!!

関節穿刺してみると・・・黄色混濁様の液が90ccも!!!!!

化膿性関節炎?痛風でもこんなになるの?

分からん。取り敢えず培養だ。でも、抗生剤のチョイスはどうしよう・・・・

第1セフェムでいいかな~穿刺ドレナージ後には患者の疼痛と発熱落ち着いているから、取り敢えず培養結果出るまではこのままにしよう。

そんな患者がいます。

皆さんはこの患者どう思われますか?痛風で関節液がどこまで溜まるか、WBC、CRPがどこまで上がるか・・・・分かりません。日々勉強中です。

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2008.08.29 14:07 |  診療  |  仕事 / 職場  |  医療事故  |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  その他(愚痴)  |  ER99  | 推薦数 : 1

血小板上昇!!!

先日、偽膜性腸炎の方に投与していたバンコを中止した結果・・・・血小板上昇!!!

やや、反応が早い気もするが、ほかに変えた治療方針もないし腸炎が極端によくなった感じもない・・・

内服のバンコでバンコマイシン誘発性免疫性血小板減少症が生じるかどうか分からないが・・・・結果として中止したら改善。

 もしかしたら症例報告ものか?

でもIgG,IgM,血小板反応性抗体やら測定してないから報告するにしてもpoorだな~

 

どなたか同じ経験ないですか?

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偽膜性腸炎に経口または経腸でバンコマイシンを投与することは多々ある。

先述した患者も腎機能の問題から腸からの吸収がないバンコマイシンをchoiseした。するとCRPは減少し改善傾向にあったが・・・・

血小板が減少してきた(PLT17万→5万台)

凝固の延長はない、DICではないが・・・・ITP,TTP?アレルギー性紫斑病の類?なんて考えていた。

が・・・・なんか腑に落ちない・・・・

そんな中、去年読んだNEJを思い出した・・・

VCM誘発性免疫性血小板減少・・・・

可能性はある!

IgGやらIgMやらのクラスを検索しないと確定できないが・・・・そんな検索、一個人病院でやるには保険で削られるに決まっている・・・・

とりあえず腎機能も改善してきたことからバンコマイシンからメトロニダゾールへ変更してみよう。

 これで、血小板が改善するようならやっぱりバンコが原因だろう・・・

 希望的にも・・・バンコであってほしいな~血小板減少の原因は・・・

 

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先日、紹介の患者が来た。

80代の女性だ。主訴自体は腹痛というよりは鼠径部の痛みと隆起だった。

問診上は隆起出現から2日たっており、鼠径ヘルニア嵌頓疑いで緊急手術を行った。

手術を始めると、鼠径靭帯より下部にサックを認め大腿ヘルニアの嵌頓であることが分かった。嵌頓した小腸は壊死していたため小腸も切除。mcVayにて補強し手術は無事終了。術後2日目でレントゲン上ガス像改善し傾向摂取としたところ大量の下痢出現。

“ま~イレウス解除後だからな~”なんてたかをくくった。これが甘かった・・・・

翌日も大量の下痢とともに発熱、ショックvital(BP50~60台、PR130over)、腹痛も若干認め小腸吻合部からのリークかと思いCT施行するも明らかなリークはない。

DOAにもまったく反応せず(10γ投与しても血圧70台~80台)、Volume3000ml overでやっと90台を維持できる・・・

hypovolemic shock+endotoxic shockの可能性大。

は!!!っと頭の中を軌道修正。もしかしたらpseudomembrane・・・?CDチェック!β-Dグルカンをチェックした。

CD陽性・・・・βはマイナス・・・・

“おい、おい・・・確かに抗生剤は3世代を使ったよ、うちに2世代セフェムないから・・・だからといって二日で偽膜?しかもショックまで?

だが認めざるを得ないし、まずは救命!!!

血圧はNADまで投与し何とか100台を維持。血管内volume確保目的にアルブミン投与。PMXを導入した。腸に関してはVCMをNGより投与。(メトロニダゾールも考えたが採血上腎機能が悪いため使いにくい。ここはVCMがbest choiseなはず・・・)

現在は何とか峠は超えた印象だがまだまだ下痢が続いてる・・・・

う~ん・・・・2日で偽膜か~なくはないけど・・・・エンドトキシックショックまで行かんでもいいやん・・・なんて考えながら今も治療してます・・・・

 

 

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昨日のメディアの報道・・・大野事件(事件という表現は適切じゃないかもしれないが・・・)

非常に注目していた。

もし有罪ということなら、産科だけでなく救急を含めた外科系は総崩れするだろうと考えていたからだ。

 たとえば、外傷・・・ショックを呈してきた患者はdeadly triadからDICとなり止血が困難なことが多い。たとえば脾損傷・腎損傷・肝損傷などいわゆる多発性実質臓器損傷はバイタル的に一機的に切除摘出できず、ダメージコントロール目的にガーゼパッキングを行い閉腹することもある。

その際に、なんで摘出しなかったんだ!血が出てるんだろう!だから死んだんだ!なんて言われたら、正直外傷なんてやってられない・・・・救命のための処置。これが納得できないのであれば救命はもちろん医療すらできなくなる。

 こんなことを考えて注目していた。

そんな折、妻と一緒にこの報道を見た。

妻は医療に関しまったくの素人。2人の子を持つ女性の立場で意見を聞かせてくれた。

 前置胎盤の治療方針について簡単に説明した上で、胎盤剥離で止血を得られるならまずすれをして欲しいし、それでだめなら子宮摘出してもらって構わんけど、胎盤剥離を試さず、ちょっと癒着して剥がれ難そうだから子宮摘出しましたって後から言われても納得できない、って言ってました。

 妻の気持ちは、ほぼ私と同じだったので、“ほー久しぶりに意見があった!”ってボソってつぶやいたところ、

“趣味のテニスと姑に関して以外はほとんど意見合わないもんね~”

なんて嫌味を言われてしまいました・・・・

悲しいけど事実ですな~。

 何はともあれ、加藤医師の無実が確定してよかったです。

 

でも、患者の父親・・・・あのコメントはないですよ。

 仮にも、孫の命の恩人を捕まえて訴えたうえに、真実が知りたいという本筋を忘れたかのような

“今後の医療界に不安を抱かざるを得ません”

 逆に私はあなたに言いたい!!!

“あなたがとった行動は一人の医師を断罪しただけではなく、医療行為の萎縮に拍車をかける行為だったんです。そのことでこちらが今後の医療界に不安を抱くようになったんだ!”

“産科不足、医師不足に拍車をかけるであろう、この裁判に関わった検察・警察方!この責任は重いよ”

 

 

 

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大学時代、僕は社会人テニスサークルに入っていた。その時同じサークルに看護科で講師をしてた友人の話である。

  友人(A)はクルマで通勤中に飛び出してきた子供をよけ田んぼで横転したらしい。

 そして、勤務先である大学の付属病院(私の勤務先)へ搬送して欲しいといったとの事だった。

 その時当直(朝の入れ替わり時間)していたのが、俺より年上の外科系医師(なぜ、外科系といったかというと救急に所属して半年の医師で救急の専門医でもなんでもない)。

 彼は僕の名前を出した友人が女性である事(いやらしい関係だと妄想したらしい)、大学勤務という特権を生かし大学への搬送依頼をしたと考えたらしく、バイタル安定意識レベルOKで断った(2次病院へ搬送を指示したらしい)

 そして 出勤してきた僕へニヤニヤしながら話してきた。僕はその時まで彼(年上医師)を少しは全うな医師だと思っていた。が、失望した。“スピードはどれくらい出していたのか、シートベルトはしていたのか、車外へ体が放り出されたかどうか、ハンドル変形は?”など高エネルギー外傷を否定する要素を確認していなかったからだ。

 (ここからの話は、当然教授・助教授・先輩医師にはしていない。辞めると決めていた事と、彼らへの忠告は無駄と考えたからだ)

 その日は僕は出勤はしていたが自分の受け持ち患者が気になってでてきただけで本来は“非番”の日。救急隊へ何とか連絡を取り搬送先を確認し友人を訪ねた(友人の携帯電話はつながらなかったから)。

 搬送された病院は自分がよく知る病院で後輩が多く所属する病院だった。

 病室へ行くと、僕の友人はなぜかうずくまっている。

・・・・軽いって聞いていたのに、なぜ?・・・

『大丈夫?受け入れられないでごめんね・・・・』と話しかけた。その時・・・・・

「オエぇ~オエぇ~・・・」いきなりの嘔吐。

『大丈夫か?』 「うん、さっきから急に吐き気が強くなってきてさ~吐けば楽になるけどまたすぐに吐き気が来るんよ」

『痛いところはない?主治医には伝えた?』

「主治医って人外来でちょっとあっただけで、今は手術に行ったらしい 。手術が終わるまで診察できないってスタッフが言ってた」

『エコーとか道具借りるまではできないけど、診察しようか?』

「うん、お願い」

・・・・嫌な予感がする。徐々に強くなる吐き気、コミュニケーションはいいがなんとなく左眼瞼の下垂があるように思える・・・

・・・・プライマリーはと、、、、AはOK、Bは呼吸は早いが頚動脈怒張とかフレイリング、皮下気腫はなさそうだな、、、聴診器なくてごめんな~Cは橈骨は十分に触れる、ちょっと血圧高い感じだな~ 脈拍は遅い????40台ぐらいじゃないか?エコー、レントゲンは・・・撮りたいけどここの勤務医じゃないし、、、とりあえずDに。Dは意識は清明までは行かないか、E3V4M5(12)?瞳孔は2.5/4mm!!!!!

やべ~クッシング現象でてる!!!!

「オエぇ~・・・」『大丈夫か、おい、オイ!!!』・・・反応がなくなった!!!!

 ナースコールでスタッフを呼んだ『急変だよ!挿管の準備、救急カート、モニターも持ってきて。CTすぐ撮れる様に空けて、主治医でも誰でもいいからここの勤務医呼んでこい!!!』

 看護婦たちは“誰だこの人みたいな顔”、最初は誰一人指示に従わなかったが、医師であることを伝えると従ってくれた。 

 ・・・・CTを撮ると、急性硬膜下血腫、外傷性クモ膜下出血、脳挫傷・・・・ ヘルニア徴候あり・・・・

 ここ、脳外科あるよな・・・・看護婦へ脳外科医を呼んでもらい、一緒にオペした。

 ・・・・・主治医へ後から話を聞くとCTは撮ったが定期の手術が始まったので見ていなった、救命センターが断ったので大きな異常はないだろうと思った。手術が終わったら検査結果を見るつもりだった。バイタルがいいから、油断していた。らしい・・・・

  僕は友人に大変申し訳なく、術後もその病院へお願いし見させてもらった(救命センターへ転院だけはさせたくなかった)。

 先日、この友人と久しぶりにあった。元気に今もテニスをしているらしい。『私をこんなにキズモノにしといて 、結婚しやがって』なんて冗談もいえる。そんなAがボソっと『あの時、助けてくれてありがとう』って言ってくれた。

 ・・・・・でも正直、こっちの方が申し訳ない気持ちだ。最初からセンターで見ていれば・・・同じ結果・同じ手術であっても 急変まではさせずに済んだはず。

Aは更にこう言った『正直いうと、あの後、あの病院の主治医と大学病院を親・彼氏が訴えるって聞かなかったの。でも、実際急変に気付いて、処置対応したのがそのセンター医師だって何度も説明して納得してもらったんだ。両親も、ウチの旦那もあんたに感謝してるよ。』

『・・・・でも、この先何があってもあの救命センターとあの医師(当時の主治医)には かからんけどな!!!!』

 

 救命センターの医師よ!!! 気軽に2次病院でいいよ、なんて救急隊へ言うな!!! 本当に2次病院でいいといえるのは診察の後だ!1回見てから外来で転院も可能なんだから。

その手間を惜しんだら、いつか後悔するよ!!

 

  

 

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先日、後輩のかねてからの頼みで3次救急をやっている病院へ当直に行った。後輩の目的はスタンダードな救急の初療を院内へ広めたい、外来ナースを育てたいという事らしい。

 3次をやっている病院なんだが救急の専門医がいないらしく本物はどうやっているのか学ばせて欲しいということだった。

仲のいい後輩の頼みでもあったので後輩の当直をバックアップするという事で“無償”で当直することにした。

そんなときに、表情の硬い女性患者が外来でずーっと座っていることに気付いた。おなかは、厚手の生地のタオルみたいな物で押さえて大きめのバックで更にお腹を隠している・・・

ブツブツ独り言を言っている・・・

~~精神科疾患の患者かな?~~

なんて思ってると・・・床に赤い液体がしたたっている・・・

『!!!!おい、●●(後輩)!! こっちの患者優先!外出血してるぞ!看護婦!ストッレッチャー持ってきて処置室空けて!!』

外傷なのか、内因性のものなのか脱がさなきゃわからんけど、とりあえずルート確保、酸素投与、vital確認!!

“血圧72/触診、脈拍110です。サチレーション98%です ”

Nsも血相を変えて報告する。

『ツールート取って輸液を加圧バックで全開投与!』 

とりあえず全身を見よう、出血源は・・・・ふ、腹部刺創!!!!

エコー:腹腔内液貯留!!

輸液を“レベル2:(加圧バック)”で投与(3次救急やっててもレベル1があるとは限らない)してもBP88/触 。

『 オイ、●●!IABOあるか?』→「あります!」→『んじゃ入れて出血コントロール!んで開腹するぞ!』

Nsの顔色がもっと変わる。

Ns:“先生、手術室一杯で使えません・・・どうします・・・・”

『メスとガーゼ、ネラトンチューブはあるやろ!』

後輩:「先生、麻酔は・・・・」

『 んなもん、静脈麻酔とフェンタだよ。』

・・・・とりあえずダメージコントロールするとなったとき病院長が来院!

・・・・やべ~やりすぎたかな~・・・

【先生!私が麻酔と気道管理しますからやってください】

『(すばらしい!!!)マスキュラ効いた!開腹するよ!』

・・・・結局回腸の一部の穿通と腸間膜動静脈損傷、肝損傷だった・・・ガーゼパッキングして血管縫合。小腸は手縫いして翌日セカンドルックで切除予定とした。

 

・・・・ふ~後から精神科の医師よりかかりつけの患者で近日中に入院予定だった統合失調の患者だったと聞かされた・・・・いくら病気だとは言え、自分で腹いっぱい刺して病院に歩いてくるかね~一瞬事件じゃないかなんて思ったよ。

 ●●くんは外科医だが、ダメージコントロールは始めてだったらしい。いい経験になったといったくれた。それでレベル1が病院に入り簡単な開腹セットが外来に入ることになったらしい。いいことなのか悪いことなのかは別として

 

・・・・それ以来、病院長から頻回の勧誘の電話が・・・・

今回は正直ビビリました。 

 

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