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< 目の前での交通事故 | メイン | 大腿ヘルニアと偽膜性腸炎 >

昨日のメディアの報道・・・大野事件(事件という表現は適切じゃないかもしれないが・・・)

非常に注目していた。

もし有罪ということなら、産科だけでなく救急を含めた外科系は総崩れするだろうと考えていたからだ。

 たとえば、外傷・・・ショックを呈してきた患者はdeadly triadからDICとなり止血が困難なことが多い。たとえば脾損傷・腎損傷・肝損傷などいわゆる多発性実質臓器損傷はバイタル的に一機的に切除摘出できず、ダメージコントロール目的にガーゼパッキングを行い閉腹することもある。

その際に、なんで摘出しなかったんだ!血が出てるんだろう!だから死んだんだ!なんて言われたら、正直外傷なんてやってられない・・・・救命のための処置。これが納得できないのであれば救命はもちろん医療すらできなくなる。

 こんなことを考えて注目していた。

そんな折、妻と一緒にこの報道を見た。

妻は医療に関しまったくの素人。2人の子を持つ女性の立場で意見を聞かせてくれた。

 前置胎盤の治療方針について簡単に説明した上で、胎盤剥離で止血を得られるならまずすれをして欲しいし、それでだめなら子宮摘出してもらって構わんけど、胎盤剥離を試さず、ちょっと癒着して剥がれ難そうだから子宮摘出しましたって後から言われても納得できない、って言ってました。

 妻の気持ちは、ほぼ私と同じだったので、“ほー久しぶりに意見があった!”ってボソってつぶやいたところ、

“趣味のテニスと姑に関して以外はほとんど意見合わないもんね~”

なんて嫌味を言われてしまいました・・・・

悲しいけど事実ですな~。

 何はともあれ、加藤医師の無実が確定してよかったです。

 

でも、患者の父親・・・・あのコメントはないですよ。

 仮にも、孫の命の恩人を捕まえて訴えたうえに、真実が知りたいという本筋を忘れたかのような

“今後の医療界に不安を抱かざるを得ません”

 逆に私はあなたに言いたい!!!

“あなたがとった行動は一人の医師を断罪しただけではなく、医療行為の萎縮に拍車をかける行為だったんです。そのことでこちらが今後の医療界に不安を抱くようになったんだ!”

“産科不足、医師不足に拍車をかけるであろう、この裁判に関わった検察・警察方!この責任は重いよ”

 

 

 

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この父親はたぶんこれまでは田舎で平凡に暮らしていた方で、社会全体を見渡すような思考はできないんじゃないでしょうか?
自分の理解できないことは考えようとしない、自分の望み以外の結果は受け入れられないというのはごく平均的な人のように思います。
ちょっと責めるのは酷だと思います。
諸悪の根源は、検察、警察、マスゴミです。
この父親はうまく言いくるめられて担ぎ出されたんでしょうね。
written by cardiologist / 2008.08.21 17:34

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