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「先生!救急車入ります。上においてある板を降ろそうとして板が頭の上に落ちて5cmほどきった男性らしいです。受けていいですか?」
“どうぞ~”
いつものように救急車をまった。
救急車がきて車内にいる患者をイチベツした。
う~ん、確かに出血している。会話はしてるね~患部挙上のつもりか救急隊はギャッジアップしている。う~ん不満。ストレッチャーで救急車を降りる際、いつものように患者に声をかけた
“大丈夫ですか?分かります?お名前教えてください”
『あ~誰やったっけ?ハイハイ・・・』
“あれ?なんかおかしい・・・・”久しぶりに自分の中で危険信号が点滅し始めた。
“●●さん、手がしびれたりしてない?ちゃんと動く?”
『あ~はいはい、手ね~・・・左手がしびれているような?ないような・・・』
救急隊は構わず救急室へ搬入した。
“看護婦、ネックカラーと砂嚢持ってきて頸部を完全保護しよう”
それを聞いてあわてる看護婦、そして救急隊の顔が青ざめる。
“●●さん、腕触るけど・・・感覚が違ってたら教えて?右と左触ってる感じ一緒?”『左がなんか分からんよ』
“手、上に上げてみて ”『先生、俺意識はあるよ~ほら上がる』
・・・・明らかに左手にバレー徴候。足は?ん?足も左足の感覚低下?バレーあり?頚椎と頭部のCT 両方撮ろう・・・・
CTでは!!!慢性硬膜下血症、大脳鎌の左方偏位!!!やばい!頚椎は?後縦靭帯の骨化あり。頚髄だけで左半身の感覚低下と運動麻痺はちょっと考えにくい!
脳ヘルニアの徴候だ!きっと、板降ろそうとして支えきれずに頭へ落としたんだ。なんて考えていたら・・・
『フゴーフゴー、オエ!!』
“●●さん!!●●さん !!” 反応なし!!!
挿管!ルートとってマンニ落として、んで、可及的に血腫吸引したら脳外科へ転院!・・・・・そう看護婦につげて処置を無事終えた後、転院となった。
後から、脳外科病院の医師からクレーム・・・自分のところで全部処置できないんなら血腫吸引しないで!らしい・・・・
ヘルニアでたまま、30分以上かけて転院させるのにマンニトールだけじゃ正直怖いよ・・・でも今度はなんもせずに送って見ます!
今回、腹が立ったのは救急隊の認識の甘さ!本当に程度が低い、この地域は。局所観察しかしない!患者が訴えなければ症状はないのか!違うだろう。頭部を打ったら全員が頭蓋内血腫というわけじゃないけどある程度年齢が言ったら頚椎の異常がもともとあると認識した上で神経学的に痺れがないか麻痺症状はないか確認できるでしょ!!
受傷機転から考えられる損傷部位は推察しなさい!勉強が足りない!
自分の反省は転院を前提にするなら転院先のDrに処置の許可をもらってからすべきだったね~
でも、久しぶりの穿頭でした。
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コメント
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4月から循環器病棟→救急に移動になった看護師です。
いつも状況を想像しながら読んでいるので、なんだか焦ってしまいます。
私も含め看護師は勉強不足です。
(もちろん人によりますが…)
これからも厳しいご指摘をお願いしますね!
ブログを通じて勉強させていただきます。
勉強だなんて・・・私も日々勉強不足を実感しながら診療してます。ここに書いている内容は私の心の中のグチ(口に出して言う勇気がないので)です。それでも勉強になると言っていただいて大変強縮です。循環器病棟から救急ですか・・・きっとCCUも併設するような救急なのでしょうね・・・だとすれば循環器疾患に対する看護を期待されてだと思います。頑張ってください。救急に慣れるコツは自分の得意分野に如何に色を付けていくかだと思いますよ。お互い頑張りましょう。
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