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< ショッキング~な統合失調症の患者 | メイン | 頭頂部裂傷の患者 >

先日、昼間外来中に外来主任から

“熱傷の患者が3人受付にきてますので見てください”

なんてかるーいトーンで依頼があった。

いつものごとく『いいよ』

なんて気軽に返事した。

と・こ・ろ・が ・・・・・

待合室を覗くと恐ろしい光景が・・・・・

顔面は前面水泡形成・前髪もこげている!!!!

『やばい!間違いなく気道熱傷ある!!!!』

主任を呼んで「受傷機転は?」と聞くと

『プロパンガスに引火したそうです』

「・・・・・・(あきれて声も出ない)」

できるだけ外来Nsをかき集める様に指示して同時に処置を開始!

①一人はすでに息苦しさを訴えストライダーが聞こえる。

②もう一人は流涙著明、

③もう一人は熱傷は酷いが合併損傷はないよう、ただどこと無くボーっとしてる・・・

とりあえず トリアージは上記の順に行った。

『オイ!看護婦!全員にルート確保。採血は血算と生化・血ガスも全員とって!局所はとにかくアイスノンでもなんでもいいけん、冷やして!!!』

3人とも受傷部位は顔面、頸部、両上腕(全周性)25%以上のDDBを中心とした熱傷。

とても、一人では処置できないと判断して部長、旧部長を招集。

①を私が担当。②は部長③は旧部長だ。

私は自分の患者の喉頭を確認そのまま経鼻的に挿管した。気管にはススが付着し全周性に発赤していた。パークランド法で輸液量を計算し人工呼吸器管理とした。

救急で慣れている分、処置が早く終わり部長の手伝いへ。②の患者は鼻毛は燃えていたが気道熱傷の程度は軽く挿管まではいらなそうであったが、角膜熱傷の可能性は十分にあり流水にて洗浄して点眼処置。全身状態が安定したら形成外科・皮膚科・眼科がある総合病院へ転院の方針を部長に提案し輸液は私の指示に従ってくれた。

問題は③の患者、正直ものすごく心配だった。重症度から3番目としたが、軽い意識障害がありそうだったからだ。気道閉塞、vital上は問題ない・・・・

「●●先生、大丈夫ですか?」

気を使って助言しようとすると

【こっちは軽いから大丈夫よ】の返事。

「先生、血ガス取りました?」

【いらないよ、軽いから!】

「いえ!先生絶対採ってください」【んじゃ、先生が見てください】・・・・喧嘩だ・・・・

「●●先生、この人軽い意識障害あると思いません?手のひらとかやたらピンク色でしょ?」【だから?】

「失礼ですけど・・・一酸化炭素中毒の所見だと思います、ぜひ血ガスでCOHbを測ってください。全員に可能性があるので他の二人も測りましたが軽い上昇ぐらいでした」 

【んじゃ、いらんけど勝手に測れば!】かれは処置を途中で放り出し私に処置の続行を指示・・・・患者のためと思い我慢!

COHb20!!!!

すぐに純酸素を投与、こちらには高気圧酸素がない・・・・

輸液を行いながら救命センターへ転送した。

その事を●●先生へ伝えても反省の色も無く【俺には関係ない】という言葉だった・・・・

●●先生、救急知らないんだったら、救急専門医の私の指示に従ってください !!

 

他の2人も全身状態 落ち着き、植皮、創管理目的に総合病院へ転院した。

 

今回の症例で不満な点は、まず、外来Nsの熱傷への認識の甘さ。顔面熱傷なんて救急医じゃなくても焦るだろ!普通!もっと緊張感を持って伝えなさい!しかもガス爆発でしょ!いくらwalk inで来たからって重症患者じゃん!救急車で来た患者だけにテンション上げてるんじゃない!

 

 

それと・・・旧部長・・・・僕の指示を聞くことがプライドに関わるのなら、勉強して!!!

 

 

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