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朝日新聞と毎日新聞の記事です。
出産で後遺症 医師らに1億3800万円支払い命じる
病院敗訴:新生児に後遺症 1億余賠償命令 東京・町田
海外にいるので、最近は医事ネタは控えていたんですが、今回はチョット書いてみます。
じつは我が家の息子たちは4回ともコノ病院の産科でお世話になりました。外来の産科Drはボクが研修医だった時の指導医だったし、四男くんはボクが指導した元研修医が取りあげてくれました。つまり、ボクたちの大学の関連病院ってコトです。(小児科は違うケド…)
まず、気になるコトとして、
◇日新聞:吸引分娩(ぶんべん)を試みたが効果がなく・・・
○日新聞:吸引分べんを試みたが失敗し・・・
この二つの記事を比べてみて、どう感じますか?
医療関係者からは、コレで「産科崩壊がさらに進んだ」とか「マスコミの情報操作だ」とか、一般のヒト達は「また、医療ミスだ」と思われたかもしれませんが、この辺の解説は他のブログに譲ります。
さて、ボクが気になっているのは、いろんな記事を読んでいると、新生児死亡の訴訟より新生児仮死による後遺症(?)の訴訟の方が多いような気がしているコトです。後遺症(?)があったら訴訟になるってコトは、福祉が充実していないからじゃないんでしょうか?
極論ですが、死産よりも障害を持って生きる方がキビシイってコトじゃないでしょうか。
つまり介護費用を請求しているってコトだったりしないでしょうか。そうなる前に障害児を抱えた家族への福祉を充実して欲しいのです。もちろん、おカネだけではなく、精神的な支えも必要です。コレは本来は行政側がきちんと整えるべきコトであり、介護費用から日々のケアまで、全てを医療側に要求するのは行き過ぎじゃないでしょうか?
関連する記事 → 脳性麻痺児に補償金を検討
裁判官だって、目の前の困ったヒトを助けたいって気持ちがあるとは思いますが、感情に流されて行った判断が産科崩壊の一因にもなっているように思います。
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↓続きは新聞記事の全文です
出産で後遺症 医師らに1億3800万円支払い命じる
http://www.asahi.com/national/update/0627/TKY200706260489.html
出産方法の選択を誤ったために男児が脳性まひになったとして、横浜市青葉区の両親と男児が、東京都町田市の町田市民病院の男性医師と、病院を経営する同市に約1億8000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、横浜地裁であった。三代川俊一郎裁判長は、医師の過失を認め、2被告に約1億3800万円の支払いを命じた。
判決によると、03年6月7日午後5時40分ごろ、医師は吸引分娩(ぶんべん)を試みたが効果がなく、同6時半ごろに帝王切開を行った。男児は仮死状態で生まれ、新生児低酸素性虚血性脳症で脳性まひになった。判決で三代川裁判長は「午後5時半ごろ帝王切開を選択していれば、障害は回避できた」とした。
同病院は「判決文を読んでいないのでコメントできない」とした。
2007年06月27日01時42分
病院敗訴:新生児に後遺症 1億余賠償命令 東京・町田
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070627k0000e040031000c.html
町田市民病院(東京都町田市)で生まれた男児(4)に重い後遺症が出たのは分べん方法の選択ミスだとして、横浜市青葉区の両親と男児が町田市と担当医師を相手取り、介護費用など計約1億8000万円の損害賠償を求めた訴訟で、横浜地裁は26日、同市と医師に計約1億3800万円の支払いを命じた。三代川俊一郎裁判長は「適切な分べん方法を選択すべき注意義務に違反した過失がある」と指摘した。
判決によると、男児の母親は03年6月7日、破水して同病院に入院。担当医は吸引分べんを試みたが失敗し、帝王切開したが男児は低酸素脳症となり、脳性まひによる重度障害が残った。
同病院は「判決文を見ていないのでコメントできない」としている。【鈴木一生】
毎日新聞 2007年6月27日 11時25分
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コメント
コメント一覧
周産期の現場で、ずっとおかしいと思っていました。
裁判になった時に、新生児死亡よりCPの方が賠償金がはるかに高額であること。
「CPよりもましな新生児死亡」と、当然のように言われていること。
今日の先生の記事で、この疑問が解けました。
ありがとうございました。
これからも、よろしくお願いしますね。
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