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2007.06.22 07:30 |  海外留学  |  生活 / くらし  |  旅行 / 宿  |  育児  |  オススメの記事  |  たける  | 推薦数 : 1

オランダへ、ようこそ

Welcome To Holland  
        by Emily Perl Kingsley
  
I am often asked to describe the experience of raising a child with a disability -- to try to help people who have not shared that unique experience to understand it, to imagine how it would feel. It's like this.
  
When you're going to have a baby, it's like planning a fabulous vacation trip -- to Italy. You buy a bunch of guidebooks and make your wonderful plans. The Coliseum, Michelangelo's David, the gondolas in Venice. You may learn some handy phrases in Italian. It's all very exciting.
  
After months of eager anticipation, the day finally arrives. You pack your bags and off you go. Several hours later, the plane lands. The stewardess comes in and says, "Welcome to Holland".
  
"Holland?" you say. "What do you mean, Holland? I signed up for Italy! I'm supposed to be in Italy. All my life I've dreamed of going to Italy."

But there's been a change in the flight plan. They've landed in Holland and there you must stay. The important thing is that they haven't taken you to a horrible, disgusting, filthy place, full of pestilence, famine and disease. It's just a different place. 
  
So you must go out and buy new guidebooks. And you must learn a whole new language. And you will meet a whole new group of people you would never have met. It's just a different place. It's slower paced than Italy, less flashy than Italy. But after you've been there for a while and you catch your breath, you look around, and you begin to notice that Holland has windmills, Holland has tulips, Holland even has Rembrandts.
 
But everyone you know is busy coming and going from Italy, and they're all bragging about what a wonderful time they had there. And for the rest of your life, you will say, "Yes, that's where I was supposed to go. That's what I planned."
  
The pain of that will never, ever go away, because the loss of that dream is a very significant loss. But if you spend your life mourning that fact that you didn't get to Italy, you may never be free to enjoy the very special, the very lovely things about Holland.
 
                 Copyright 1987 by Emily Perl Kingsley
 

  久しぶりに読んだら、泣きそうになりました。
  でも、泣いてもイイよね (/_;)
 
コドモが「障害を持っていても楽しく暮らせるんだ」という負け惜しみのような発言ではなく、
「障害を持つコドモと接することで、みんなが気づかない何か大切なモノが理解できた。」

 
最近はドタバタしてたので、こんな気持ちを忘れそうになってました (^_^::
 
 

 
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↓続きは訳です。

 

オランダへ、ようこそ
  
     作 エミリー・パール・キングスリー  訳 伊波貴美子
 
私はよく障害を持つ子供を育てるって、どんな感じか聞かれることがあります。障害児を育てるというユニークな体験をしたことがない人が理解して、想像出来るようにこんな話をします。

 出産の準備をするというのは、すてきな旅行の計画をすることに似ています。例えば、イタリアへの旅。旅行ガイドをどっさり買い込み、現地での行動を計画します。ローマのコロシアム。ミケランジェロのダビデ像。ベニスのゴンドラ。簡単なイタリア語を覚えるかも知れません。とても、わくわくします。

 そして、何ヶ月も待ちに待ったその日がやってきます。あなたはカバンを持って、いよいよ出発です。数時間後、あなたを乗せた飛行機が着陸します。スチュワーデスが来て、「オランダへようこそ。」と言います。

 「オランダですって?」とあなたは驚きます。「オランダってどういうこと?私はイタリアへ行くはずだったのよ!ずっと前からの夢だったのに!」  しかし、飛行計画が変更になり、オランダへ着陸したのです。あなたはそこに留まらなければなりません。
 
 ここで考えて欲しいのは、あなたは不快で汚くて、伝染病、飢饉や、病に侵されたひどい場所に連れてこられたのではないと言うことです。ただ、ちょっと違う場所なのです。

 あなたは、新しい旅行ガイドを買わなければなりません。そして、全く違う言葉を覚えなければならないのです。また、今まで会ったことのない人々に出会うことになります。

 ちょっと違う場所へ来ただけなのです。イタリアに比べて、時はゆっくりと過ぎていき、イタリアのような華やかさはありません。でもしばらくここにいて、深く息を吸いこんで、周りをみわたすと…オランダには風車があることに気がつきます…チューリップも。オランダにはレンブラントの絵もあります。

 あなたの知人たちは、イタリアへ行ったり来たりして、とても楽しい時間を過ごしたと自慢します。あなたは残りの人生、こう言い続けるでしょう。「私もイタリアへ行くはずだったの。そのつもりだったの。」

 イタリアへ行けなかった痛みは癒えることはないでしょう。失った夢はあまりにも大きすぎるのです。

 しかし、いつまでもイタリアに行けなかったことを悔やんでいると、オランダのすばらしさや、美しさを楽しむことは出来ないでしょう。
 
 
 

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コメント

コメント一覧

・・・

「オランダ」に滞在して、ゆっくりと時は過ぎていきます。
そして、毎日そこに暮らす人達ならではの言葉や、価値観や、世界観に触れることができます。

「ああ、ここも、イタリアに負けないくらい、素敵な場所かもしれない」。

そんなふうにも、思えるようになるものです。
決して負け惜しみではなくて。

・・・・
「オランダへ、ようこそ!」。
・・・4年前、私も同じように泣きました。
written by はるる / 2007.06.22 08:41
はじめまして。
LMネットから飛んできました。
自閉児2人の母親のみ・みずと申します。(非医者・非法曹)

私身以前この文章にずいぶん助けられました。
(私は腰川一恵さんの訳で読みました)
我が家のオランダもなかなかです。
written by み・みず / 2007.06.22 08:50
久しぶりに感動しました。
素適な文章の御紹介ありがとうございます。
written by 脳外科見習い / 2007.06.22 14:45
最近ちょっと気持ちが落ちていたので
とても素敵な文章に気持ちが救われました。
ありがとうございました。
written by 裕理のハハ / 2007.06.22 23:11
オランダはなんと言っても、英語が使えます。w
素敵な文章ありがとうございます。
平坦なところなので、チューリップ畑を自転車で走るのも気持良いかも。
written by J / 2007.06.22 23:31
「イタリア」滞在が一瞬にして「オランダ」に来てしまった。
その「オランダ」に学生上がりの私は一目惚れし、一緒に生活するようになって早10数年。
毎日がびっくり発見することばかり。

「オランダ」にはやさしく穏やかな風が吹いています。

こんばんは。はじめてコメントさせていただきました。
written by sara / 2007.06.23 00:21
はじめてコメントさせていただきます。
臨床の現場よりというブログをかいています。

私にもDown症の子供がいます。もう6年生になりますが。
久々に文章を読んで感動しました。


written by head&neck / 2007.06.23 19:22
たける先生、TBありがとうございました。

産婦人科医になってから、神様はいない、と思うようになりました。
胎児や新生児が死ぬからです。
今もその思いは変わりませんが、
神様はいなくても、
本当にきれいな心の人間は、いるのですね。

このエッセイを読んで、そう思いました。
written by なな / 2007.06.23 20:17
真髄をついてますよね・・・☆
確かに、健常児に生まれていれば。と思うことはあり、この気持ちを抱くのは当たり前だし、当然不変的なものでしょう。

前はこの思いに罪悪感を抱いていたけど、最近はこの思いがあるからこそ、我が子の個性を受け入れられるのかも。と肩の力が抜け始めています。

いろんな出会いが、私をそのように導いてくれました。障害のあるわが子に恵まれなければ、出会うことがなかったであろう人を数えると、たくさんいらっしゃる☆その誰もが本当に素晴らしい人なんです!!皆さん、わが子に多くのことを教わり、実は自分(親)が大きく成長出来たと話されます。
最初は半信半疑だったけど、今はよく解ります。
written by Jmama / 2007.06.23 21:04
はるる さん、み・みず さん、脳外科見習い 先生、裕理のハハ さん、J さん、sara さん、head&neck 先生、なな 先生、Jmama さん、コメントをありがとうございます。

なんて答えたら良いのか考えていたら、こんなに遅くなってしまいました。すみませんでした。今回は、文章を紹介しただけでしたが、皆さんのご期待に添えるよう勉強していこうと思います。

といっても、ナカナカ記事が書けなくって悩んでます(^_^;;
written by たける / 2007.07.01 14:58

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