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以前の記事(小児救急の問題点と展望 について)の続きです。
皆さんからのコメントも、とても参考になっています。ありがとうございます m( _ _ )m
あれから、イロイロと小児救急のことについて調べていますが・・・
まずは、朝日新聞の記事からです。
→ 子どもが発熱、あわてて病院その前に まずネット救急
そこに紹介してあるサイトは
日本小児科学会 → こどもの救急(左側のリンク集にも入っています)
東京都福祉保健局 → 東京都こども医療ガイド
ネットではなく、電話でという場合は、
東京都健康局 → 母と子の健康相談室(小児救急相談)
こういうページだけでは、根本的な解決にはならないので、もうチョットなんかないかなぁ、
と調べていくうちに、とても興味深い資料を発見しました。
長崎大学医学部 小児科学教室 HP
→ 公開シンポジウム 小児救急医療を考える
そこに大学小児科医局員のアンケートを集計したモノがあります。
→「長崎大学小児科 宮副先生」
↑クリックするとパワーポイントのファイルがダウンロードされます。
小児救急の辛さを経験したことのある先生なら、涙なくしては見られません!?
それにしても、こんなの公開して良いのかなぁ・・・(^_^;;
それと、日本小児科学会 HPから
→ 小児医療改革・救急プロジェクト (これは、いっちゃん先生のリンクにもあります)
中身の量が膨大なので、全部のファイルは読めませんが、この中には以前の記事で
紹介した「病院小児科・医師現状調査報告書」があります。
関連する記事 → 10/28 小児科の集約化・重点化を考えるシンポジウム
また、最後の方に「小児医療・小児救急・新生児医療提供体制の改革ビジョン」という記事が
掲載されているので、興味のある方は読んでみて下さい。
ボクの興味を引くモノはどうしても医療側の立場に立ったモノになってしまいます (^_^;;
そうなると良いなぁ、っていうことがたくさん書いてありますが、それが実現されるまで、
あと何年かかるんだろう?
医師の善意や使命感に頼る日本の医療は、もう限界にきていますよね。
早く手を打たないと本当にタイヘンなことになりますよ。
いや、もう既に、そうなっているかもしれません (^_^;;
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↓続きは新聞記事の全文です。
【子どもが発熱、あわてて病院その前に まずネット救急】
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200612260345.html
朝日新聞 2006年12月26日16時29分
夜中に子どもが熱を出した。すぐに病院に連れて行くべきかどうか――。そんな時、インターネットのホームページ(HP)で情報を求める人は少なくない。日本小児科学会の「こどもの救急」には1日2千件のアクセスがあり、スタートした今年1月からの累積は80万件にのぼる。東京都が運営する「東京都こども医療ガイド」へのアクセスも年間12万件。HPの内容は、あくまで判断材料の一つだが、休診が多くなる年末年始の緊急時や普段の育児の参考にもなりそうだ。
小児科学会の「こどもの救急」は、生後1カ月から6歳が対象だ。
「発熱(38℃以上)」「動物にかまれた」など19の症状や事故が示され、子どもの症状に当てはまる項目をクリックしていくと、病院に「行く」のか、「待つ」のか、アドバイスされる。「行く」場合でも、救急車を呼ぶべき緊急時と、車やタクシーの場合とに分かれている。
■落ち着いて
大切なのは子どもの様子を落ち着いて把握することだ。表面的には同じ症状を示していても、背景に潜む病気への対応は異なる。
例えば「発熱」。原因は様々だ。インフルエンザかもしれないし、ふつうの風邪かもしれない。発熱をクリックして表示された項目から「一日中ウトウトしている」を選ぶと、「行く」になる。生後3カ月以上で「おしっこが出ている。オムツがいつものとおりぬれている」なら「待つ」だ。
各地で大流行しているノロウイルスの感染を疑うケースならどうか。
「下痢」「何度も吐く」という症状があっても生後3カ月以上で「水分は取れている」なら「待つ」。だが「38℃以上の発熱」がある場合は「行く」になる。
「行く」場合、医師に何を伝えたらいいのかが記され、印刷して持っていけるようになっている。
「待つ」時も、どこに気をつければいいのか、看病の要点が示される。
■学会が作成
HPは小児科学会の医師らが1年半がかりで検討した。その一人、東邦大医療センター大森病院(東京都大田区)の松裏裕行・助教授は「親の不安をなくすこと」とともに「不要不急の子どもの救急受診者を減らすこと」を目的に挙げる。
病院勤務の小児科医が減り、夜間診療の負担が増える一方、親は「大切に育てたい」との思いがすぐに行動に現れる。少しでも心配があれば、病院に向かう。
その結果、病院での待ち時間が長引き、緊急性の高い患者が来てもすぐ診察できない、という弊害も起きている。夜間や休日の診療は、昼間や平日の診察を待てない緊急患者向けだが、昼間と同じ感覚で訪れる親もいるという。
ただ、病院に行かなくてすむ場合も少なくない。同病院で救急外来を受診した子どもを調べると、9割以上は薬や点滴で帰宅でき、受診しなくても大丈夫と思われるケースもあった。
松裏さんは「あふれる病気の情報に翻弄(ほんろう)され、心配になって夜間に受診してしまう人が多い。不安を解消できれば、不要な小児救急を減らすことにもつながる」と話す。
■携帯もOK
開設3年目の「東京都こども医療ガイド」には、「病気やケガの対処のしかた」というページがある。
都立大塚病院の医師らの協力で19の症状や事故についてQ&A方式で「救急車などでお医者さんへ」「明日まで待たなくてお医者さんへ」「診療時間帯に」「様子をみて変化があるようなら」の4種類で緊急性が判定できる。携帯電話からもアクセスできる。
アドバイスが出るまで4〜5回のクリックが必要だが、症状や考えられる病気の情報が詳しく紹介されている。都医療政策課は「判定の目安は小児科学会とほとんど同じと思うが、緊急時より育児の勉強の一環として余裕のあるときの利用を想定している」と話す。
「ひきつけ」の項目から「詳しい情報」をクリックすると、乳幼児の発熱時に多い「熱性けいれん」について、「左右対称のけいれんが起こる」「舌をかむことはないので、割りばしを入れるのはかえって危険」などの情報がわかる。
厚生労働省が04年度から始めた小児救急電話相談も34都道府県に広がり、昨年度は9万8千件の利用があった。
「♯(シャープ)8000」に電話をかけると看護師や医師が医療相談に応じる。ただ、実施時間帯や携帯電話からの可否は自治体によって違う。
12月9日現在で、山形、福島、埼玉、富山、山梨、鳥取、島根、徳島、愛媛、高知、長崎、鹿児島、沖縄の13県で未実施だが、来年以降、さらに拡大する見通しだ。
しかし、最も大切なのは夜になってあわてる前に、日ごろから子どもの様子に変化がないか、観察しておくことだ。松裏さんは「気になる症状があれば、休みになる前の通常の診療時間帯に受診してほしい」と話している。
■小児救急の緊急性を判定してくれるサイト
・こどもの救急 http://kodomo−qq.jp/
発熱(38℃以上) 生後3カ月未満→行く!
生後3カ月以上→水分はとれる→待つ
けいれん・ふるえ 生後6カ月未満→行く!
くちびるの紫色が続いている→救急車で行く!
頭を強くぶつけた 打った部分がへこんでいる→行く!
大きなたんこぶができた→待つ
・東京都こども医療ガイド http://www.guide.metro.tokyo.jp/
(例)メニューから「病気やケガの対処のしかた」を選ぶ
下痢をした 生後6カ月以下→回数は多い→明日まで待たずにお医者さんへ
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コメント
コメント一覧
でもこれが一般人の浸透度が低い!!確かにお産難民といっても実際産むところない人なんて少数派だし、子供が病気になってもどこかの病院で見てくれるし…奈良の事件はどこかで(他人事)なのです。我々は声を上げてもマスコミに封殺されるだけですので、やはり皆で立ち去ってさっさと医療崩壊させた方がいいのかな=なんて思いますが。
と言ってもたいした内容ではないのですが・・・。
前回とても褒めて頂きましたが、私は全然賢くなんか無いですよ。
さて、小児救急医療の集約化についてですが、そう聞いて一番に頭に浮かんだのは「豊能広域子ども救急センター」でした。
大阪府の北部に位置する地域、豊中市・池田市・吹田市・箕面市・豊能町・能勢町の四市二町による共同事業で、これまで周辺5病院が請け負ってきた小児の初期救急をセンターに一本化した。
センターは箕面市に開設。運営は財団法人 箕面市医療保険センター。
年間を通じて休日、夜間(翌朝まで)の入院を必要としない軽症患者の小児初期救急医療を行う。
センターで診療後、入院が必要と判断された急病患者は各市民病院が輪番制で受け入れる。
しかし、ケガ・ヤケド・骨折は吹田市民病院に、異物の飲み込みは二次救急輪番病院で診療。
センターでの診察は、地域の開業医と大阪大学付属病院等の専門医が担当。80人程の小児科医が登録している。
私の知っていることはこの程度です。
当直している医者が「朝から翌日の夜まで働いていること」を理解してもらうと、救急受診する患者側の応対もだいぶん違うと思います。
でも、そんなことは労働基準法の絡みであんまり大っぴらにできないんですよねぇ・・・
どんな仕事だって、そんなに連続で勤務なんかしてませんよね。
せめて、これくらいは広く知れ渡って欲しいモンです。
みなさま はじめまして、14年目の外科医です。
こどもを持ってはじめて学んだことがあります。
自分の知識は育児にほとんど役立たないということです。
豊能広域子ども救急センターは、ある程度は知っていましたが、実際にはうまくいるでしょうか。
小児救急の問題点を考えるにあたって、よく考えれば考えるほど「医療崩壊」と関連してくるのではないかと感じていました。
そんなわけで、ちかぢか第三弾の記事を書きますね。
コレからも、よろしくお願いします。
ボクも小児科医ですが、子供が生まれた後で全く同じコトを経験しました。
その時は小児科医の知識ってなんだろう・・・?って思ってしまいました。
デキル小児科医が、良い父親とは限りません。
もちろん、両方デキルのが良いんですが、ボクはどっちも・・・のようです(^_^;;
コレからも、よろしくお願いしますね。
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