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11月4日の朝日新聞の記事です。
自治体の乳幼児医療費助成 対象拡大、膨らむ負担
少子化対策として「乳幼児医療費助成」をやっているとのコトですが、医療費を助成したって子供が増える訳じゃないですよねぇ・・・。
安心してコドモを産めないから少なくなってるんですよねぇ。
もしかして、子供が死ななくなって少子化が抑制されるとか思ってるんでしょうか?
なんかあったら少しでも早く病院に行けば死亡率が低くなるようなデータってみたコトないなぁ。
だいたい、そんな統計なんてとれませんよね。 ← あっ、もし、あったら教えて下さい (^_^;;
行政側は医療費が払えないから子供を産めないって、本気で考えてるんでしょうか?
乳幼児医療費助成によって小児医療のコンビニ化が言われるようになり、開業医は日中の患者が増えて収入が増えるのでイイのかもしれないけれど、休日や夜間の救急までコンビニ感覚ってのは小児医療を崩壊させますよ。いや、もう崩壊しているかも・・・
(夜間休日など、いつでもやっているのがコンビニ化か?)
医療費助成は夜間や休日は生命に関わる緊急事態だけに限定するべきだと思う。
それくらいなら、補助金を使ってもいいよね。
それよりも、どうやったら子供を産みたくなるかを考えて欲しいなぁ。
産休や育休などの職場の理解とか、教育費の補助だとか・・・こういったところに予算を回して欲しいな。
あと、育児や医療って、お金がかかるけれど、それだけじゃないよね (^_^)
やっぱり、周囲からの思いやりだとか感謝の気持ちが感じられないと、やってらんないよね。
そんなわけで「育児中の母親」と「小児科医」に愛の手を !?
少子化対策は「カネ」よりも「ココロ」です。
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↓以下は記事の全文です。
自治体の乳幼児医療費助成 対象拡大、膨らむ負担
http://www.asahi.com/life/update/1104/008.html
朝日新聞 2006年11月04日10時19分
乳幼児や子供の医療費の自己負担分を補助する自治体の助成制度が曲がり角を迎えている。朝日新聞の調査で01年度以降、対象年齢を拡大した38の都道府県のうち24道府県が抱き合わせで所得制限や一部負担金などを導入していた。子育て世代の負担減の要望に応えながら、財政難にも対応する苦しい台所事情が見える。一方、東京都は、小学1年〜中学3年の医療費の一部を助成する制度を新設する方針を固めた。全国でトップレベルだ。自治体の財政力で、自己負担の格差が広がりつつある。
患者が医療機関などの窓口で負担する医療費は原則3割で、3歳未満の乳幼児は2割に減免されている。都道府県は、市区町村の制度に対し、一定基準で補助金を支出。市区町村は、入院や通院にかかる自己負担分に対してそれぞれ助成。さらに独自に公費を支出し、制度を拡充して、「無料」化や自己負担分の軽減をしている。
本社では、都道府県の担当課に市区町村の動向を含め聞き取りをした。
調査結果では、01年度以降、対象年齢を入院・通院ともに「小学校就学前」まで拡充している都道府県は、23あった。住民への助成制度を運営する市区町村では、対象の上限が「就学前」や「6歳になった年の年度末」以上が、通院で約74%、入院で約93%あり、「就学前」までが一般化している。
ここ数年、少子化対策として「子育て世代の負担軽減」が注目される。同制度の対象年齢拡大は、有権者に見えやすい施策という側面があるからだ。
一方、自治体財政は、地方交付税交付金が減額されるなど厳しい。調査では、24道府県が年齢拡大と同じ制度改正で、所得制限導入や、月額上限つきで1回数百円〜1千数百円程度の負担を求めたり、入院の食事療養費を除外したりしていた。
その影響もあり、患者側に一部負担金を求める制度を導入していない市区町村は、厚生労働省まとめで05年度が約51%だった。今回の本社調査では約40%になっていた。所得制限がない市区町村は、厚労省まとめでは05年度が約68%。本社調べでは約67%だった。
一方、財政力があったり、人口減対策を強化したりする自治体は、制度の拡充を進めつつある。
東京都は、入院・通院ともに小学1〜中学3の医療費の3割自己負担分のうちの3分の1を都と市区町村で助成する方針だ。北、台東、港の3区は、すでに入院・通院ともに中学3年生まで原則「無料」だ。
東京都・区の動きに地方は困惑する。入院・通院ともに小学3年まで公費助成をしている栃木県の担当者は、「財政的に東京だから可能という面がある。当面同じような対応は考えていない」と話す。ある中四国地方の県幹部は、「こちらは、ここ数年、公費負担の見直しを進めている。東京には、もうついていけない」とみている。
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コメント
コメント一覧
わたしは現在9カ月の妊婦です。体調がよいのでまだ働いています。
わたしの住んでいる自治体では、小学生以下は医療費助成があります(ほぼ無料になる)。東京都内ですので、このたびの制度ができると中学生まで範囲が広がります。
入院の必要な重い病気のときにはきっと助かるんだろうなと思いつつ、正直、「お金はいいから、、、」と思っています。
今、雇用形態を問わず、フルタイム勤務をしている人は、男女問わず平日の長時間労働が当たり前になってしまいました(お医者さんはその筆頭ですね)。お父さんも、お母さんも、子供のために使える時間がどんどん減っています。
だから、夜間/休日診療も、ほんとうはあってほしい。診療費が高くてもかまいません。でも、その実現のために、お医者さんや関係する方々が異常な労働状態になってしまうことは望んでいません。
>少子化対策は「カネ」よりも「ココロ」です。
おっしゃるとおりです。社会の効率を追及すると、子供なんて「不合理」な存在はどんどん排除されてしまいます。それが、今「少子化」として表れているのだと思います。
たける先生のブログを拝見しますと、小児科医って大変だし、あんまり無理言っちゃいけないなーとは思うんです。
お医者さんも人間だから完璧じゃないし、間違いもしますよね。そう言った場合、患者側から間違いや不備を指摘されるのって、先生としてはどうでしょうか? ウチは夫婦揃ってこれまで何回もそんなことがあったんですけど。やっぱり「こんなんじゃやってらんねーよー」って気分になるのかなあ。
それで小児科の先生がいなくなっちゃったら、困るのは子どもを抱えた家族ですしね。
先日お母さんたちの話を聞いたのですが、「夜中にかかってもタダなんだから、昼間にかからなくてもいい」という意味のことを言っていた人がいます。たける先生の言うとおり、夜間・休日の助成は一定の基準を設けるべきだと思います。このままだと、小児科の先生への負担が重くなるばかりです。それで医者が減って困るのは自分たちだと思うのですが、その頃は自分たちは小児科に用がないからいいみたいです。
保育園(役所)はいまだに17時終わりの会社員をメインに考えているので、最近多い18時終了の会社にいると、延長保育で、晩ご飯給食になってしまう、という仕組みからです。18時には晩ご飯が始まるんです。
そして、家に帰ってしばらくすると、保育園では子供も気を張っていたのか、親の顔を見てから、安心して調子を崩す。あるいは、調子が悪かったのを明らかにする。あるいは、ずっと調子が悪かったのを帰宅した親が19時ごろ発見する。
この傾向は小学生の間も続きましたが・・・いかんせん病院は閉まっている。
切実に24時間小児科&外科が欲しかったですね。(もちろん医師はルーティンになってしまうと思いますが、過重労働を望んでいるのではありません。)
切り傷に、若い先生が傷を乾かすパウダーを傷全体にふりかけてしまい(明らかに縫うべき場所でそういう傷ですが)、あわてて夜に外科に行ったら、組織をとらないと縫えない状態なんてこともあったりして。外科では朝まで放置しなくて良かったといわれました。
必要な状態のときに、しかるべき金額を支払うのは賛成ですが、働くお母さんの家の子供は、夜に具合が悪くなることも多い。児童心理によるものもあると思います。
医療も、働き方も、全体が変わらないと、こどもも安心して生んだり育てたりできないし、そのために関わる人の負担が増えても、システムが成り立たなくなる。
今行政のやっていることは成果主義を持ち込むカタチだけで、実際は自滅構造になっていると思います。
先生。がんばって、一生懸命生きていこー!
ボクも「赤ちゃんポスト」には違和感を感じてしまいましたが、望まれない妊娠・出産ってとても悲しいです。もしかしたら、我が家の長男の時って・・・?と思い出しちゃったりして(;^_^A
期待を裏切られた悲しみを喜びに変えられるような仕組みがあるとイイのですが・・・
ボクも小児科医として、少しでもチカラになれるようにしていくつもりです (^_^)
赤ちゃんの誕生、楽しみですね。我が家もそろそろですが、4回目とはいっても期待と緊張が半々といったところです。
少子化の解決には、もう少し違った面でのアプローチが必要ですよねぇ。
子育てをしてる家庭と小児科医には周囲からの温かいヒトコトがあればいいんですけど・・・
> 「こんなんじゃやってらんねーよー」って気分・・・
コレは、ボク自身の気持ちの変化によるのかもしれませんが、残念ながら増えています。それが、自分を支えている気持ちを越えてしまった時、勤務医を辞めようと思うのかもしれません。
ちょっとキビシイ意見かもしれませんが・・・
間違いの指摘や批判は簡単だと思います。
ヒトは完璧ではないし、悪い事を見つけようとすれば、いくらでもあるんですから・・・
でも、批判は相手を育てるために行わなければ、まったく意味がないと思います。
親が医者を監視するような関係では、お互いのためにならないと思います。いつも間違いや不備ばかりなら、一度、病院側とじっくりとお話しする時間をもうけてもらってみてはいかがでしょうか?
ある程度時間がたつと初めに理解していた内容とは医療に対する理解の仕方が変わるかもしれませんよ (^_^)b
また、日本の医療制度が、弱者の切り捨てに向かっているのは止められないようですが、少子化対策に含まれる小児医療に関しては少しは期待できるかもしれません。
なんだか、ヘンな文章になってしまいましたが、これからもよろしくお願いしますね。
病気で苦しんでいるのなら僕らも一生懸命頑張れますが、育児の仕方が分からなくって困っているような場合(←親は病気のせいだと言うのですが...)は翌日にして欲しいと思います。
日本の社会が育児を放棄してしまい、そのシワ寄せが、子育てをする両親と小児科医にきているんじゃないかと思ってます。
「美しい日本」ってドコにあるんだ〜!? なんてね(^_^;;
最近のボクの記事を見返してみると、疲れがにじみ出ているようです。
ボクも、コドモと遊べるのは月に1度くらいです。かつては自分のコドモや妻よりも、患者さんとその母親と話す方が多かったコトもありました (^_^;;
日本の社会が育児を放棄した結果、育児に関する指導を小児科医に押しつけてるんじゃないかとも感じています。そのぶん、日本が世界経済の中で重要な地位を占めるようになったのですが...
子育ての延長のようなアドバイスなら、別に小児科医じゃなくってもできるハズなんだけどなぁ・・・
そんなわけで、育児をした事のない小児科医にとって、親への対応はタイヘンなのです。
我が家で子育てを少しだけ(?)してるコトで、最近ようやくヤリやすくなってきました。
これからも、よろしくお願いします。
真摯なご意見、大変感謝いたします。
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ちょっとキビシイ意見かもしれませんが・・・
間違いの指摘や批判は簡単だと思います。
(中略)
ある程度時間がたつと初めに理解していた内容とは医療に対する理解の仕方が変わるかもしれませんよ (^_^)b
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上記の先生のご意見、そのまま熨斗を付けて病院側にお見せしたいと言うのが本心です。間違いの指摘や批判はまったくもって簡単ですが、だから次はどうしたらいいの?と言う建設的な姿勢が大事であると考えています(一度ご覧頂きたいですね、私の病院への意見書)。間違いがあるのは当然、親も医師も。だから次はどうしたらいいの?
乳児医療やわがままな親への対応、医師への対応、みんな同じだと思います。
医者(勤務医)は辞める事ができますが、親を辞める事はできません。
以前、医師と患者が協力して立ち上げた団体の内部で医者と患者の対立があった時に、ボクも同じように悩みました。コレばっかりはどうしようもありません。
最終的には医者が立ち去っていきました。
とても残念なのですが、コレが現実です。
コドモにとって最も良いコトは何かを考えてみたら、結果はおのずとついてきますよね。
そんなわけで、ボクは仕事ではなく家庭を選択しました。
>医者(勤務医)は辞める事ができますが、親を辞める事はできません。
患児の保護者の立場から申し上げますと、
親は子供のためならプライドなど捨て去る事も出来ますが、医師はプライドこそ捨て去ることが出来ない。
そんなふうに感じます。
医師としての“妙なプライド”を捨て去ることが出来れば、先生のご指摘なさっている摩擦の幾ばくかは解消されたのではないかと、私の経験からそのように思います。
「団体の内部で医者と患者の対立」も推して知るべし。
決して、たける先生のことを申し上げている訳ではございませんが。
プライドがなければ、この仕事は務まりません。
それを捨ててしまったら・・・
医者を辞めるコトになりそう (^_^;;
>プライドがなければ、この仕事は務まりません。
勿論、当たり前ですよね、どんな職業でも。
だからわざわざ quatation mark を付けたんですが!
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