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9月の記事でアクセス数・コメント数ともに最も多かったのがこの記事です。
2006-09-15 1384 理不尽な親 急増(15)
じつは、ずっと前から気になっていた新聞記事であり、「教育崩壊」と「小児医療崩壊」には共通点があるんじゃないかと思っていました。小児科研修の必修化に伴い、コドモの扱いに困るお医者さん(←研修医ですが)ってのも時々ありますが、コドモの扱いそのものではなく、親の扱いに困るコトが増えています。
ボク自身も、困った親にならないように気をつけていますが、周りからみたらヘンな親に見えているのかもしれません (;^_^A
そこで、以前にも紹介しましたが、
→子どもを医師に診せるときのマナー
注)ココ(↑)は自分のコドモが元気な状態の時に読むことをオススメします。
→子どもを医師に診せるときのマナー
コレを読んでみて、皆さんは、どうお考えになりますか?
教育も医療も国が主体となって行われていることなんですが、教育については塾や私立校の役割が大きくなることによって完全な崩壊には至っていないようですね。面接を含めた入学試験や授業料の設定といった方法で、困った親はできるだけ排除できるシステムになっているようです。そしてコストをかけなれば、しっかりとした教育(学習機会)が受けられないようになってきていますよね。それでも、集団生活への適応や協調性についての指導は充分とは言えませんが・・・
さて、医療界には塾や私立校のような存在があるかというと・・・
日本にも有名私立病院は数多くありますが、厚労省で保険点数が決められているので、医療費用は公立病院とほぼ同額です。また応召義務があり、患者の診察は断ることはできません。応召義務がなく自由な価格設定ができて初めて、医療が本当の意味で「サービス業」となるんだと思います。(そうなることがイイとは思えませんが・・・)
現状では、日本の医療は警察や消防のような「行政サービス」の一つだと思うのですが、皆さんの考えはいかがでしょうか?
医療への苦情が届くのはいつも医師や看護婦やせいぜい病院相手までですよね。全ての病気が良くなるわけではないし、ボク達が精一杯やった上での苦情は、もう対応ができません。患者さん達のとどまることのない要求に応えるためには、絶対的に人員が不足しているのです。なぜなら、多額の費用と人員を駆使して得られる最先端の海外の医療と比較をして、同じ医療レベルを要求するんですから(←コレはマスコミの影響かも?)
本来なら医師の定数や保険点数などの医療制度を決定している行政への苦情にするべきなんだけど、うまく政府にゴマかされているんでしょうか・・・?
以前の記事のコメントでも書きましたが、ちょっと前から問題になっているのは、産科・小児科が中心ですが、その医療不信(または、過剰な要求)の波は産科→小児→成人→老人へと移っていくと思います。それが現実となったときに日本の「医療崩壊」が明らかになるんじゃないかと思っています。
本当は、そうはなってほしくないのですが・・・。
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コメント
コメント一覧
「教育崩壊」と「小児医療崩壊」と先生は書いておられますが、わたしは「教育崩壊」「医療崩壊」「社会システム崩壊」と捉えています。
なんだか今の日本人、いや昔からかも知れないのですが、なんでも責任を他人に押し付けすぎです。
学校の先生の話になってしまいますが。
今年の夏、中三の娘が学校のプール開きに備えてプール掃除をしているときに、排水口に脚を突っ込んでしまい、ボルトで脚を 8 針縫う怪我をしてしまいました。
でも私と妻は学校の先生に過失があったとは思えませんでした。以下のような状況だったからです。
・排水口がゴミでつまってしまい、プールの水を抜くために排水溝の蓋をやむなくはずし、つまってしまった排水口のゴミを先生はとっておられた
・先生は排水口の蓋をとっているので危険であること、先生の付近に近づかないことを声を大にして、手振り身ぶりで生徒に注意し続けていた
・当時プールの水は沼の水のように濁っていて、わずか 10cm の水深でも排水口を目視することは不可能であった
・娘は先生背後を歩いていたため、先生の注意に気が付かなかった
・先生の頭の後ろには目がついていないし、口もついていない ( 妖怪じゃないんだから当然そんな人間は存在しない )
つまり先生は生徒たちのために必要な努力義務を行使していました。にも関わらず事故は発生してしまいました。でもいきさつをお聞きすると、これは単についてなかったとしかいいようがないのですよ。
病院で先生は私たち夫婦に謝っておられましたが、先生に責任はなかった、というのがいきさつを聞いた私たち夫婦の結論でした。もちろん頭をあげてくださいとお願いしました。
もちろん「後から考えれば」事故を防ぐ手だてはいくらでも思いつくのですが、それをそのような事故を経験したことのない人に要求するのはムチャです。
最初は娘の不注意かと思ったのですが、水深 10cm で排水口が目視できない状態なら、誰も責めることは出来ないでしょう?
でもきっと他の親なら先生の監督責任を問うだろうね、と妻と後で話していました。普通の人間に不可能なことを予測して、実行することを、ごく当たり前のように要求するだろうと。
でもそれって人としてやっちゃダメなんじゃないかと私は思うんです。可能な努力義務をやった上での事故。しかも条件が悪すぎた事故。過失を問うのは間違ってないでしょうか?
必要なのは事故から学ぶ、これからあるべき対策を考え、実施、継続していくこと、そう思います。
コメントをありがとうございました。
> なんでも責任を他人に押し付けすぎです。
全くもって、その通りだと思います !!
でも、お嬢さんのケガはタイヘンでしたね。
ボクだったら、冷静にはなれなかったかもしれません・・・(^_^;;
さて、「美しい国、日本」といってみても、「社会システム崩壊」をくい止めることはできるのでしょうか?
また寄らせていただきますのでよろしくお願いいたします。
先生のブログを拝見させていただきました。既に先生が「学校と病院、教師と医師」を書かれていましたが、共通している部分があるようですよね。
そんなわけで、これからも、よろしくお願いいたします。
さっそく、yumi さんのステキなブログも拝見させていただきました。
小児科外来の出来事っていろいろありますが、時々ビックリするような親がいて驚くコトがありますよね〜。
そんなわけで、これからもよろしくお願いしますね m( _ _ )m
小児科医の労働条件がすごく厳しいと私が知ったのは、つい最近のことでした。そこで危機感を覚え、医者でもない一介の親にできることはと考えていました。
まずは夜間救急センターの緊急時でない利用を減らすことからだと思うのですが、そのためにある程度の知識を身につけることだと思いました。(当たり前の話で恐縮です)
しかし積極的に知識を得る方ばかりではないですし、自ら動くのを待っていては間に合わないのではないかと思います。それならば、母親教室で教えていくとよいのではないか、という考えに至りました。小児医療の現状や、たけるさんがリンクしておられる「医師に見せるときのマナー」など考える機会になるだけでも良いと思っています。
おりしも2007年4月にこの目的で会ができました。現在NPO法人を目指して、また行政に上記の内容を提案するなどの活動を行っています。トラックバックさせて頂いたページにリンクを張ってありますので、宜しければご一読下さい。(お医者さまにとって不愉快な表現がありましたら、ごめんなさい。)もし賛同いただけましたら、賛同会員になってもらえましたら大変嬉しいです。
maiさんのステキなブログも読ませてもらいました。
お母さんたちの頼もしい取り組みを応援します(^_^)v
これからもよろしくお願いします。
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