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2006.08.10 12:00 |  診療  |  医療制度 / 行政  |  仕事 / 職場  |  オススメの記事  |  たける  | 推薦数 : 0

先天性疾患の告知

ちょっと前に紹介をした産婦人科医の処方せん小児科医の処方せんの続きです。

>根本的な治療がなく、この先、特別な配慮を必要とするコドモであることも・・・
先日生まれた新生児の染色体検査の結果が判明して確定診断がつきました。
これからご両親への説明をすることになります。

ボクの病院の産婦人科の先生は、出産前から発育遅延の原因についてご両親とお話をしていたこともあり、結果の説明には同席したいとのことでした。
(→小児科医に「丸投げ」するような無責任な医者じゃなくって良かった〜。)

ボクたち小児科医に必要なことは、正確な情報を提供することだけではなく、気持ちを共有すること、そして両親と一緒に協力していこうという態度でしょうね。「一緒に見守る」という姿勢が重要だと思います。

生まれてすぐに診断が付き、その病名を告知された場合、両親は混乱し、ショックを受けます。状況を把握した後は拒絶・拒否の態度をとり、その後、長い悲しみの期間をえて受容の時を迎えます。

染色体異常症を改善する治療法はなくても、よりよい対処法ならあります。相手の気持ちを考えながら適切な時期に適切な支援を提供することは、インターネットの情報やコンピューターなどにはできません。専門的な知識とヒトとしての感性がなければいけないのです。
  (参考→外国人医師の規制緩和は?


ムンテラという業界用語がありますが、患者さんへの病状の説明や、場合によっては口先だけの対応なども含め、「言い含める」という感じで使われることが多いようです。
ムント(Mund =口)+テラピー(Therapie=治療)の略語であり、正しくは「言葉による治療」です。

病名を告知をした後の対応まで含めて、正しい「ムンテラ」ができるようにスタッフと情報が共有できるようにしたいと思っています。

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