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ボクは最初っから、すばらしい考えを持って医者になろうなんて思っていませんでした。
  → 医学部を受験した理由(20年前)

大学医学部は、このように不純(?)な動機で医学部に進学した医学生(ボクのこと?)を、一人前の医者になれるように教育する責任があります。ボクは、いろんな先輩から指導を受けたり、病院のスタッフや患者さん達から刺激を受けて、だんだん一人前の医者になってきたんだと思っています。
卒業後も教育をうけるってことは大切ですよね。

 大学医学部は「医学」という学問を教えるだけではなく「医療」について教えることが必要ですよね。

さて、ボクの母校の先々代の学長先生は「医療とは医学的な知識を駆使したアート(Art)なんだ」と言っていました。
「病気」だけを診るんじゃなくって、病気を持った「ヒト」を診よう、とも言っていました。
学生だった時は、なんだかよく分からなかったけれど、仕事を始めてしばらくしてから理解できるようになりました。


大学病院で学生の指導をしていると、いろんな医学生さんとお話しすることができます。
 純粋に学問としての医学を極めたいと思っている学生。
 自分の家族が病気を持っているので役に立ちたいと思っている学生。
 女の子にモテたいと思っている学生。
 親に言われるまま医学部に来てしまった学生。
 成績が上位にあることに自分の存在意義を感じている学生。
 なんにも考えていない学生・・・? (←ボクが理解していないだけかもしれませんが)


ラクして稼ぐには、どの診療科がいいのか? と質問されることもありますが、そんな時には「医師免許は必要だけど診療をしない仕事があるよ」(=普通の医者にならない方がいいよ)とアドバイスをしています。

もちろん「たける先生は何で小児科を選んだんですか?」と聞かれることもあります。
(コレに関しては別の記事で紹介したいと思っています)

 

> 医学部に入学した、もうちょっと違う動機があるはずと思いたいもんです。
と、以前の記事 でも書きましたが、医学生さんは少なからず他の人のためになりたい、という気持ちはあるはずだと思うので・・・


なぜ医学部に入学したのか? 初心を思い出してごらん。
困っているヒトのためになりたいと思ったからじゃないの?

↑こういう気持ちを引き出すことができるように医学生さんに接するように気をつけています。

 

 

 

 


ところで、大学は学問を研究し、それを教えるところですが、大学病院は医療を行うところです。
大学医学部は文部科学省の管轄で、大学病院は厚生労働省の管轄です。
省庁再編の時に厚生文部省になっていれば、日本の医学教育はもう少しうまくいったのかも・・・?

そんなワケないか・・・(^_^;;

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