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厚労省の手口

 知ってるヒトは知ってるが、知らないヒトは全く知らない話。



 医療界では、通常
糖尿病の判定基準HbA1Cの場合、5.8以上となっているはずだ。だから、われわれ非専門医の多くはHbA1Cが5.5くらいになって初めて「まだ大丈夫だが太ると危ないよ」などと警鐘を鳴らして来た。HbA1Cが5.2なら、ふつうは「糖尿病はまだ大丈夫ですね。」と説明して来たはずだ。



 ではなぜ、
メタボ健診(特定健診)ではHbA1Cの指導が5.2以上などというとてつもなく低い数値になっているのか?



 要するに、メタボになると脳卒中や心筋梗塞など心血管系イベントが起こりやすくなり、医療費増大になるから早めに(?)予防しよう、ということだと何となく理解しているヒトが多い。



 しかし、実際には
巧妙な仕組みが隠されている。

 メタボ健診は
医療保険の保険者に実施が義務付けられており、健診実施率、指導実施率、メタボ該当者の改善率が目標を下回ると、保険者に財政的なペナルティーが課される。



 厚労省が無理矢理保険者に義務として押し付けているのがまずヒドい話であり、おまけにペナルティーまで設けているのがさらにヒドい話である。

 さらにどんなペナルティーかと言えば、メタボ健診では、健診実施率、指導実施率、メタボ該当者の改善率などの目標を達成できない場合、
ペナルティーとして後期高齢者医療制度への拠出金が増額されることとなる。



 つまり、もともと財政的に成り立つはずのない後期高齢者医療制度をゴマカシながら維持するためには、保険者が達成出来るはずのない目標を設定して、ペナルティーと称してカネを巻き上げていかねばならない。だいたいやね?、HbA1Cが5.2なんて数値で、七面倒くさい健康指導を何度も受けようなんて思うかね?



 残念ながら、国民の多くはメタボ健診と後期高齢者医療制度がこんなところで結びつけられているとは知らない。医者も、お金困って渋々指導を勧めていたりする。(私は外来診察の中で指導するので、メタボの指導はほとんどしない・・・保険者は困るかな)

 ともあれ、こんな制度を導入して、天下り先が増えて喜ぶのは高楼官僚だけではないかな。



 ========================



 ちなみに、ちょっと前のデータだが、メタボ健診費用は国と県が3分の1を補助する仕組みだが、国の補助単価が実費に届かない自治体が8割近くある。がんなど他の検診への補助を削減する自治体もあり、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)以外の対策が後退し始めた



 国民全体の健康問題を考えるにつけ、
メタボ健診と後期高齢者医療制度の異常さがうっとうしい。



 
小鳩政権のマニフェストなら多少は改善されたはずだが、腐臭仙菅なおとにかかれば、逆に高齢者の負担が増やされ、生活基盤を脅かされ、受診抑制に歯止めがかからなくなり、国民皆保険が実質的に破壊され、アメリカ資本(保険屋さんやら金融屋さん達)が迷入しやすくなる。



  *********************



 上原ひろみの最近の話題といえば、東京スカパラダイスオーケストラとのコラボかも。「水琴窟(すいきんくつ)」ただ1曲ですが、このもやもやした日本の空気を吹き飛ばしてくれそうな快演!

 是非、YouTube画像を楽しみましょう♪?

http://www.youtube.com/watch?v=_vEMkvjnAfo&feature=related



 グラミー賞2部門ノミネートも当然か?

カテゴリー9. Best Pop Instrumental Performance

For solo, duo, group or collaborative performances, without vocals. Singles or Tracks only.

コレ→No Mystery

  Stanley Clarke  Track from: The Stanley Clarke Band



<パート1>

http://www.youtube.com/watch?v=FCNVr-4xDnU&feature=related

<パート2>

http://www.youtube.com/watch?v=X6dtzkCYKCQ&feature=related



カテゴリー44. Best Contemporary Jazz Album

For albums containing 51% or more playing time of INSTRUMENTAL tracks.

コレ→The Stanley Clarke Band



 あなたもファンになる? 元気で明るいHiromiさんの...




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コメント一覧

ご無沙汰しております。
メタボ検診などと言い始めた頃に、どーせ政財の裏があんだろ、なんて思ってたひねくれ者です。
要は、お代官様がなんだかと理由をつけて、領民より搾取する図式と同じと思ってしまう。
領主様・お殿様の時代で無くなった現代でも、お上のためにえんやこら。
このアタリに気づいたのは、40過ぎた頃でした。
いまさら何を言われても・・・・
こうやって国民の感覚を麻痺させていくんでしょうか・・・
ところで、アメリカやロシアなんかでもメタボ検診なんかがあったら、どうなんだろ?厚労省の基準で。
written by どくたけ / 2010.12.12 00:52
どくたけさま
ありがとうございます。しばらく雑用に追われたのと、政治に絶望したのと,,などもろもろあり、成りを潜めておりました。

完全復活とは行きませんが、まだ書かないわけにはいかない!

ということで、これからもよろしくお願い申し上げます。

で、アメリカやロシアだったら原囲をどのくらいにしたら実用になるのか、気になる所でありますね。

いずれにせよ、狂った厚労省の基準より、自分の経験で判断する必要があると思いながら、依頼があれば健診をやっております。
written by Doctor Takechan / 2010.12.12 01:43

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