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予想通りのヒドい話...
中医協の結論は、やはり予想通りだった。
長年にわたり削り続けられた診療所の再診料がまた削られた。
だが、実際はこれだけではない。
患者の受診抑制があり、大病院の過労、長期投与化に伴って、開業医でも当然、一人の患者さんがクリニックにやってくる回数は減少の一途をたどっている。
それだけではない。
手技料、検査料など、実にさまざまな部分で、少しずつ、20年に渡り、徐々に削られてきたあげくにこれだ。
最初から、こうなるとは思っていた。
まず、事業仕分けの際、財務省は、例のデタラメデータ(開業医が2500万、勤務医が1400万の収入がある、ってやつだ...)を振りかざして、医療費をほとんど実質的に上げないようにたくらんだ。民主党には、これをひっくりがえす力がまだ足りなかった...。
だから、中医協では、あれほど安達先生や嘉山先生が頑張ったのに..
診療側と支払側では意見が衝突し、まとまらない..。
だから、公益側という見かけ上中立な旧政権と厚労省の回し者が、例によって玉虫色の決着をつける..。
いつか見た風景と同じである。
むろん、日医から委員が出てれば、もっと早く押し切られていたろうね。
今頃、抗議の声を上げている日医幹部は、まさに日医患部であり、切除が必要である。
さて、簡単な計算を少し...
開業医はだいたい、午前診、午後診をそれぞれ0.5日診療とすると、およそ年間240日くらい診療してるんじゃなかろうか。
週に5日として5日×52週=260日、まあ、診療時間の少ない医者やら祭日、休日、学会出張なども多少はあるからね..。240くらいかな。
とすると、
もし、1日に再診患者が20名なら240×20×20円=96000円
もし、1日に再診患者が40名なら240×40×20円=192000円
もし、1日に再診患者が60名なら240×60×20円=288000円
もし、1日に再診患者が100名なら240×100×20円=480000円
単純計算として、少なくともこれくらいは下がるということだね。
大したことがないと思うかもしれないけど...
もし、開業後、間もなくで、まだ患者が少ないクリニックの場合、
多くのクリニックは、毎月多額の借金を支払い、
テナント、人件費、リース代、電話、ネット、広告、光熱費、医薬品、
それに、フィルムや心電図・エコーの用紙などの消耗品
その他、諸々の経費を払い続けている。
私の経験から言えば...(つい最近、ほんの数年前のことですよ..)
患者が20人/日くらいになって、やっと診療報酬で年間約2000万売り上げるようになったとき、
年間の経費の支払は1800万円くらい...だった。
となると、その差額、なんと年間200万!
つまり、年収200万だった、というわけ...
年収200万円で生活するのは...
そりゃ、無理でございまして...
手元に残してあった資金を取り崩して...
「お父さん! このままやともうすぐお金無くなるよ!」と、女房に脅迫され..
でも、絶対に、金儲けに走るような医療はしない!!、と心に誓い
ひたすら低空飛行を低姿勢(奥様に..)でくぐりぬけ、
どうにか生活できるようになった今日この頃..(まだまだなんですけどね..)
こういうときに、年収が10万、20万と下がるのは、そりゃあキツい..
再診料以外にもいろんなところで削られてるんだからね。
まして、高齢の先生などは、1日数人(!?)なんてところもある
まあ、これは、借金も無くて、むしろボケ防止かもしれませんがね...
でも、
最後に残った患者さんとの会話も、こういう診療報酬削減で潰してしまうのね...
まあ、高額所得者も一部にはおられますが、その数は知れている。
医師会見渡しても、みんな、苦労して仕事をしている。
自宅で、家族労働で、借金も無くなって、ついでに世襲だったりしたら、それは楽だけど
やはり、それも一部であり、
歯科医(1/3は年収500万未満とも報道され、もはやワーキングプア職種と言われている)よりは一般医の方がましだが、それでも、医師というだけで高収入だと思われていることは腹立たしくもある。
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だが、問題は、吸う乳...あ、いや、収入が多い少ないとかではなく、
なぜ、これほどまでに医療者を、痛めつける必要があるのか!
という、根本問題である。
中医協は、前のエントリーで書いた通り、狂ったままである。
厚労省なんぞは、医療崩壊という現実に対し、責任感のかけらもない。
ましてや、財務省に至っては、国民の命など、屁とも思っていない。
私たち、まだ洗脳されていない国民は、政治がどう変わるのか、社会保障制度がどう変わるのか、鳩山、小沢の手腕をもっと眺めていたい。どうか、ますごみさん、けんさつさん、国民の願いをこれ以上、邪魔しないで頂きたい。
最後に、私は、安達先生、嘉山先生、(あ、鈴木先生も..)の渾身のご努力に敬意を表したいと思います。 医療のあるべき姿など語る資格もない御用委員らとは全く違う、素晴らしいご意見、御提言をたくさんなされたことを私は知っています。
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