| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
| 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
| 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
| 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
| 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
やはり結論ありきの中医協、そして医療の敵は財務省
まず、中医協だが、ロハスの記事で最終結論を見ると、結局、悪い予想通りとは言え、極めて残念な結果になった。
医療側委員7人の「診療報酬引き上げ」を結論に書いてくれ、という要望は、支払い側委員が拒否し、本来、仲介に立つ、あるいは国民目線で調停するはずの公益委員は、実は支払い側委員の要望に添った結論を導こうとした。
それに猛然と医療側委員が反対し、抗議したところ、まとめ役の遠藤久夫会長(学習院大経済学部教授)は、意見が合わないから「中医協として改定についての意見具申は行わない」
という、未来への希望を潰す結論で閉会を宣言してしまった。
要するに、御用学者と御用委員が自分の利益だけのために、医療崩壊など知ったことかと従来通りの主張、厚労省のレールに乗った議論を貫いたというお粗末なもの。
いよいよ中医協の存在意義が薄れる結末を迎えた。
考えてみれば、これまで日本医師会から出た委員3人は、こういう討論のなかで、結局は厚労省の敷いたレールを思い切って踏み外すこともせず、ブレーキすらかけられずに流されていたと言うことなのだろう。
日医代表の比ではない超強力な、嘉山、安達、鈴木の3氏が挑んでも、「中立を偽装した公益委員」がいる限り、中医協で医療改革を成し遂げることはできないということだ。
改めて、中医協の支払い側、医療側、公益側の委員の名を見てみる。
平成21年10月27日現在
氏名 現役職名
1.健康保険、船員保険及び国民健康保険の保険者並びに被保険者、事業主及び船舶所有者を代表する委員(支払い側)
小林 剛 全国健康保険協会理事長
白川 修二 健康保険組合連合会常務理事
中島 圭子 日本労働組合総連合会総合政策局長
勝村 久司 日本労働組合総連合会「患者本位の医療を確立する連絡会」委員
北村 光一 日本経団連社会保障委員会医療改革部会部会長代理
高橋 健二 全日本海員組合中央執行委員
伊藤 文郎 愛知県津島市長
(こいつらは、医療がどんなに崩壊しようとも、組合さえ守ればいいという訳だわな)
2.医師、歯科医師及び薬剤師を代表する委員(医療側)
安達 秀樹 京都府医師会副会長(がんばれ!)
嘉山 孝正 山形大学医学部長(がんばれ!)
鈴木 邦彦 茨城県医師会理事
西澤 寛俊 全日本病院協会会長
邉見 公雄 全国公私病院連盟副会長
渡辺 三雄 日本歯科医師会常務理事
三浦 洋嗣 日本薬剤師会理事
3.公益を代表する委員(公益側..といっても本当に公益がわかってるか?)
牛丸 聡 早稲田大学政治経済学術院教授
◎ 遠藤 久夫 学習院大学経済学部教授(◎印:会長)
小林 麻理 早稲田大学大学院公共経営研究科教授
庄司 洋子 立教大学大学院教授
白石 小百合 横浜市立大学国際総合科学部教授
森田 朗 東京大学大学院法学政治学研究科教授
■「中医協の意見書」が密室で決裂、問われる国民代表
診療報酬の引き上げを求める声は、国民を代表する立場の公益委員には届かなかった。約2時間の密室協議の末、公益委員は「中医協として診療報酬改定についての意見を(厚生労働大臣に)具申することは行わない」との決定を下したが、診療側からは「1号(支払)側の意見を公益委員が採り入れた」など不満の声が上がっている。(新井裕充)
===続きは次のロハスのニュースをどうぞ====
http://lohasmedical.jp/news/2009/12/10041237.php?page=1
============================
さて、中医協がこのていたらくなら、政治はどうだ!
やはり、財務省の財政規律を求める圧力が問題だ。
足立政務官の発言はこうだ!
「今日、来年度予算について財務省と1回目の交渉だった。事業仕分けは皆さんご覧になったと思うが、前政権がつくった補正予算の執行を停止したのは、我々の補正予算の財源にするためであり、事業仕分けで出てきた分はマニフェストに書いてある項目の財源にするために、あれをやっていた。
診療報酬は、概算要求で事項要求になっていた。結果がどうなるか分からないから数値を書けないということで毎回事項要求らしい。事項要求には6項目あって、母子加算、肝炎、扶養手当、障害者自立支援法、診療報酬、協会けんぽの保険料。診療報酬とけんぽは一緒にやらないと解決できないということで今週末から来週頭がヤマになるだろう、前の4項目は今日で決着をつけたいということで、今日、三役どうしで話をした。
診療報酬の引き下げの中には、薬価と実勢価格の差が5000億円ぐらいある。機器についても数百億円。それからジェネリックの推進。皆さんは3つの部分から出てきた費用は当然医療費に使えると思っているかもしれないが、今までは財務省のお召し上げだった。
で、今日の議論の中で、診療報酬とけんぽの問題は議題には出なかったのだが、事項要求の予算は、厚生労働省の予算の中で財源にしてくださいと言うので、では薬価引き下げ分と医療機器の引き下げ分、ジェネリックの推進分から出てきたお金は、全部医療費に使っていいんですねと言ったら、副大臣(野田氏)も政務官(大串氏)も『それはそうでしょ』と言ったので、私は実質上マイナス改定はないと思っている。
しかし、さっきから携帯がジャンジャンかかってきているのだが、今、財務省は全否定に走っている。闘いが始まっている。とりあえず5人(ほかに長浜副大臣、山井政務官)の会合の中でそういうことがあった。
財務省は薬価をもっと下げられるのでないかと言ってきている。それが漢方とか市販薬類似のもの。しかし日本から漢方のエビデンスを出していこうと言っているのに、それはあり得ない。この議論も引き続き診療報酬、協会けんぽの問題とセットでの話になる。
ここでなぜくどくどとこんな話をするかと言うと、事業仕分けで予算編成過程の一端が分かったと思う。私たちだけ頑張ってもダメ。今必要とされているものは何なのか、国民の皆さんが理解して声を挙げる必要がある。薬価を下げただけで医療費に回さなかったら受けたい医療が受けられなくなるかもしれないんだということを認識していただき、それでよいのか議論していただく国民会議を立ち上げたい。
財務省対厚生労働省の図式にするんではなくて、財務省は診療報酬を3%下げろと言ってきている。これは1.1兆円に相当する。5年で1.1兆円、年に2200億円の削減に反対して、それが理解されて政権についた我々が1年に1.1兆円の削減などできるはずがない。
今受けられている医療が受けられなくなる、そういう危機に直面して国民の皆さんがどう受け止めるのかという形にしたい。今日の発言についてはメディアの取り上げ方も様々だろう。しかし審議の過程を知っていただいて、参加していただきたい。常々申し上げているように、医療は患者と医療者との協同作業だ。受けたい医療を受けるために、どの程度の負担をして然るべきなのか、そういう議論が始まっていい。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以上、ロハスの記事より引用
■財務省との闘い始まっている 足立・厚労政務官 背水の弁
http://lohasmedical.jp/news/2009/12/10203939.php?page=1
ここまで、随分と議論を開放してくれた民主党だけど、まだ、密室が残っているのだとうならざるを得ない。
われわれ医療側、そして、本当に医療の大切さを分かってくれている国民は、是非、野田あたりに徹底的に抗議をしまくろうではないか。藤井のじいさんは言ってもムダだと思うよ。
そして、私は実は、小沢の見識に非常に期待をしている次第。
固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)