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中医協に嘉山台風発生!



いや、すばらしい!

歯に衣着せぬ
嘉山節が炸裂!

医療崩壊に何の責任も感じない恥知らずの居座り委員に対し、
山形大学の嘉山先生【正論】が炸裂している。京都府医師会副会長の安達先生は、どちらかというと“なだめ役”のような感じだが、それでもきちんと【正論】を推しているぞ。

これは必読!



中医協炎上、「激しく、時には優しく」と長妻厚労相

http://lohasmedical.jp/news/2009/11/14092716.php



そもそも、コトの起こりは、やはりあの“事業仕分け”である。

事業仕分けチームが診療報酬を議論するための説明、ブリーフィングが問題なのだ。

私は、真犯人は

 1)厚生労働省の外口崇保険局長

 2)財務省の主計官

であろうと思う。


彼らがチームに提示した事業仕分けの論点が、デタラメというか過去の誤った医療政策の延長上にあり、意図的に深慮報酬を抑制するための議論を仕組んだのだと考える。



 彼らの論点は、
ロハスによれば、次の通り。

   ==================

(1)公務員人件費カットやデフレ傾向を反映させてはいかがか。

 1998年を100とすると、公務員の人件費は1割ほど下がり、物価も2%以上下がった。しかし薬価を除いた診療報酬本体は0.4%しか下がっていない。

 ということは物価ベースで見れば、実質的に診療報酬は実質的に5%(2%の間違いかもしれない)改善しているのと同じだ。

  
(財務省のアホ官僚は、医療崩壊が進行していることには興味がない。)

 そして医師の給与の大半は、税金や保険料から支払われており財源としては公務員給与に近い。診療報酬を仮に1%引き上げると約3400億円の医療費増、1700億円の保険料負担増として跳ね返る。

  
(ここでも、あたかも診療報酬がすべて医師給与であるかのような刷り込み..)

 このような状況下にあっては、全体の上積みをして勤務医に配慮するというのではなく、全体の水準を見直したうえで必要な所にあてる財源を捻出すべきでないか。

  
(つまり、従来と同じことをやれ、というのが、人命にかかわらない財務官僚)



 <ロハスの注>のっけから、診療報酬=医師の給与という刷り込みがさりげなく行われる。中医協の嘉山委員がいたら、ちょっと待て、と言うところかもしれない。主計官の説明は続く。



(2)†収入が高い診療科の報酬を見直してはいかがか。

 主な診療科の医師数の変化を見ると、外科や産婦人科といった所で大きく減っている一方で、皮膚科や眼科が増えてしまっている。そして、それらの科の診療所の収支差額は、平均より1割2割高い。

 比較的リスクや勤務時間の短い診療科を中心に医師数が増えていると見られるので、リスクや勤務時間に応じた評価を実現するために、収入の高い診療科の報酬は見直すべきでないか。

 全診療科に一律に配分すれば、本当に苦しんでいる勤務医の助けにはならない。



(3)開業医の報酬を勤務医と公平になるように見直すべきでないか。

 病院勤務医と開業医との年収は1.7倍の開きがあり、過去7年間の病院・診療科間の診療報酬配分、診療所における診療科間の配分はコンマでしか変わっていない。



(DrTakechanの注:予想通り、1.7倍などという厚労省が偏った医療経済実態調査でひねり出した、現実を反映しない数字が独り歩きしている。

 そして、このように厚労省がねつ造したニセ統計データを駆使して医療をさらに締め付けるのが、財務省の狙いである。この発言が、財務省の主計管によるものであることに、注目しなければならない)




 勤務時間は病院の方が長い。また診療所で休日診療を受ける方は99年の72.5万人が04年には32.8万人に減ってしまっている。なのに、収入は開業医の方が高いということで、勤務医が開業医へ流れて行ってしまっている。

 再診料や特定疾患療養管理料の格差を見直す必要があるのでないか。20年度改定で少しこのような手法が試みられたが、さらに大胆に進めるべきでないか。



   −−−−−−−−−−−−−−−

 
いうまでもないことだが、このような、財務省主計局の発言、すなわち財務省による社会保障抑圧策は、コイズミ時代の医療崩壊政策から全く変わっていないのだ。

 だから、医師をはじめ、医療現場の声が全く反映されない事業仕分けチームに、医療制度改革や診療報酬改善を期待するのはムダなのだ。



 だからこそ、中医協での嘉山委員や安達委員の頑張りが何より重要であり、さらに、民主党足立政務官、山井政務官が今後どれだけ頑張るか、そのあたりにわれわれは注目しなければならない。事業仕分けチームの役割は、まあ、こんなものだろう。“見直し”と言う結論に、肩を落とす必要はない。まだ、これからなのである。



注;事業仕分けの現場の状況は、ロハスの記事をどうぞ。

皮膚科・眼科は診療報酬カット? 事業仕分け1日目(1)

http://lohasmedical.jp/news/2009/11/11190818.php



特許切れ薬もっと安く 事業仕分け1日目(2)

http://lohasmedical.jp/news/2009/11/12124645.php



<追>今の政治に興味があるなら

◎asyura2

http://www.asyura2.com/09/senkyo74/index.html

◎The Journal

http://www.the-journal.jp/

などをどうぞ。




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コメント一覧

先生こんにちわー。

当地は明日からまた雪雪マークでーす^^。
いつも中医協情報ありがとうございます。。

今まで医療費抑制政策の親分は財界の御手洗・奥田たちと思ってましたが、なんと財務省と厚労省のダブルお役人コンビ・・のほうでしたか。

官僚・恐るべし。せこすぎです。
民主などのボンボン議員は役人のうそ臭い捏造データ攻撃に果たして対抗できるのか?危ないです。

今のとこ官僚と互角にやりあえそうなのは、亀山大臣くらいにしか見えませんが。

ともかく中医協委員や政務官・医師議員には体を張って(倒れない程度にですが)がんばってもらうしかないです。

あと国家戦略局の菅さんくらい?・・診療報酬費上げて医療費OECD並にするのは公約でしたよね。
written by ひろみ / 2009.11.15 14:28
厚労省にとって新委員は日医の旧委員より厄介でしょうね。
ところで、病院と診療所の再診料格差を言うなら、内科、皮膚科、整形で3つ診療所を受診するなら再診料3回。3科のそろった病院なら再診料1回です。こちらのほうが微々たる点数格差より、同じサービスに対する対価を問題にするなら凄まじい格差です。なにしろ2番目、3番目の診療科はタダで診療しなければならないんですからね。これを病院と診療所の再診料格差を問題にする方々に突きつけたら何とおっしゃいますかね。
written by 元ライダー / 2009.11.15 19:12
ひろみさま  いつもありがとうございます。
 こちらも結構寒くなりましたよ。
数日前から、ついに「クリニックでは半袖!」をやめました。
 今年は結構粘ったんですがね...
なにせ、トシも考えなあかん...
 冷えるとすぐトイレに.....

われわれ、マスゴミ報道に慣らされると、つい、民主党も前政権と同じように医療をまた切り刻むんじゃないか、と考えがちですが..
ここは、民主党が、本来、どの方向へ医療を引っ張るか、公約をしっかり検証するつもりで観察してゆくしかありませんね。

ひろみさまの視点が、正しいのだとおもいますよ♪〜
written by Doctor Takechan / 2009.11.17 00:36
元ライダー先生! ありがとうございます。

いつもながら、目のつけどころが素晴らしい。

要するに、これまで診療報酬は、医療費削減のために至るところに「マルメ」が作られているわけですよね。
そのために、複雑怪奇な診療報酬体系ができあがっているわけで...
DPCどころやないっちゅ〜の!
処置の材料費が削られたり、オペしても材料買って必要経費とったら利益がほとんどなかったり、血液検査にしてもマルメだらけだし...

そういう非常識をすべて無視して議論するのは限界だと思っています。
全ての医療行為に適切な点数をつけて、それで儲け過ぎるなら、税金(所得税や法人税)で払えばいい! そういう制度にすべきだと思うのです。

おっしゃるように、診療所と病院の格差だとか、診療科による格差なんてものは、次の段階の話であって、キホンがずれとるわけですな?

まあ、厚労省側は、そのようなキホンは論点に含まず、議論さえ避けようとするのではないかと思いますが...
そのような根本的な改革は、次回改定までに、ということなら仕方ないかもしれませんが、民主党の取り組み方に注目しなければなりません。
written by Doctor Takechan / 2009.11.17 01:12

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