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平成維新:夢を現実に
2009年9月16日、日本にとって、日本国民にとって、歴史的な日となった。
ついに、民主党が自公合体政権に代わって政権の座に座り、鳩山総理が誕生したからだ。
まさに、夢のような瞬間である。
これは、平成維新、無血革命、国民の覚醒と呼ぶにふさわしい。
約3年半、私はブログを書き続けた。
それは、崩壊してゆく医療の姿を肌身で感じてきた私の人生の裏返しでもある。
そして、この3年半は、超ヤバクリから出発してようやく何とか生活できる状況まで苦しい開業医生活を送る中で、何とか私の世代が次世代の若い医師たちに思う存分活躍できるような社会を形成するお手伝いがしたい、という思いで眠い目をこすりながら格闘した日々でもあった。
大した業績も無く、特別な能力も無く、でも、患者さんとともに過ごしてきた私の医師活動。
私自身も、こんな政治を続けられたら、理想の医療はますます遠くへとかすんでしまう、そんな焦りもあった。
ブログを書くうちに確信したこと。 それは・・・、
政治が根本的に変わらない限り、日本の医療は良くならないこと。
自公政権が続く限り、医療制度の改善はあり得ないこと。
なにせ、あの、奥田、宮内、御手洗らのために働いている政権じゃないか。
コイズミ・竹中路線で日本の国益が陰で損なわれているじゃないか。
これだけ医療や介護や福祉が破壊されているのに、なお、医療の無駄を省け、という御用学者が世論をミスリードしようとしているではないか。
ましてや、メディアは医療者を悪者扱いし、面白可笑しく犯罪者に仕立て上げる
そして、その証拠に、
医療者への重圧は年々高まり、
不可避の医療事故で犯罪者扱いされ
患者さんとの心の交流の時間は極端に減り
残業と、休日勤務と、大した意味もない書類作りばかりが増やされ、
いつしか、医療者はいつ犯罪を犯すか分からない危険な人種だとのレッテルを貼られ
身体のみならず心を病む仲間も多くに上るようになった。
過酷な勤務は多くの医師を疲弊させ
その結果として、かけがえのない地方の医療基地が次々と崩壊することとなった
いつしか私の書く記事は、医療の話よりも政治の動き、世の流れに重点が移っていった。
理由はただひとつ。
もはや、政治が変わらなければ、医療が良くなることはありえない
という現実が見えたからだった。
そして、もともと政権交代を望む私の考えが急速に強固な信念へと変質した契機となったのは、今年の3月、あの、オザワ問題であろう。
嵐のような小沢バッシング報道...。
すべての大新聞とTVがこぞってバッシング...。
もはやこの国は、この政府は、救いようがないほど腐ったのだ、と確信した。
以来、私のブログは政治ブログのようになってしまったのは、皆様ご存知の通り。
そして、反自民的投稿が中心のサイト、asyura2でも、ときどき私の記事が紹介され、瞬間的とは言え、「前原君へ」という記事が、拍手ランキングのトップになったのは、悪い冗談か?、と思うほど私にとってもショッキング?(決して悪い意味ではないが)なことだった。
あるときから、私はコメントへのお返事をほとんど書かなくなってしまった。それは、政治ブログ化したためと思うが、あまりに私と考え方の違い過ぎる人達から、お返事する元気をなくすようなコメントを頂くようになったからだ。
ちょうど、私は地区医師会などいくつかの雑用が重なって忙しくなったこともあって、不本意な精神疲労をきたさぬよう、自重したということもあった。
(以前から温かいコメントをたびたび下さっていた皆様には本当に申し訳なく存じます。
いずれ、お返事を復活したいとは考えておりますが、今少し、新政権の行方を見定めるまでは、部分復活にとどまるかもしれません。お許し下さい。)
で、私は新政権発足を万感の思いで迎えたのだ。
なぜなら、政権交代しない限り、医療制度が良くなることはありえなかったから。
これで、やっと医療制度が良くなる可能性が出てきたのだ。
まだスタートラインについたばかりであり、どのようなチーム作りをしてくれるか、大いに期待したいところだ。
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しかし、まだまだ予断を許さない。そして油断できない状況が続くことは確実である。
長らく自公政権の意に添った偏向報道を続けてきたメディアは、これからも足を引っ張り続けるだろう。それが証拠に、新内閣発足の記者会見、閣僚の記者会見(今、ちょうどNHKでやってる...)は従来型の記者クラブ会見になっているようだ。相当なメディアの圧力があったという話だ。海外メディアなどごく一部には解放されたものの、公約にある「記者クラブ解放」は、まだ達成されていないということだ。
そして、腐った自民党のゾンビ集団が、またしても小沢、鳩山献金問題をしつこく取り上げて新政権の邪魔をすることをもくろんでいるが、相変わらず既得権にご執心のメディアは、政権監視の美名のもと(自公政権の監視は全くしなかったくせに)これからも、自民党の軽金問題は無視して、民主政権の足を引っ張り続けるだろう。今のメディアはそのレベルだ。どうか、その腐敗ぶりをしっかり頭に叩き込んで、報道のあり方を【監視】してゆくのもまた、民主を選んだ国民の責務であろう。
そして、医療者、特に劣悪な環境で必死に現場を支えている最前線の医師たちは、現実の医療状況を何とかして、新政権に届けよう。医師全体を代表する組織は残念ながら存在しない。
開業医主体に見れば、日医は、自民べったりの唐澤会長が、政治連盟活動の反省も総括もないままに来年4月再選をめざすと言う。もし、日医がこんなバカなことを黙認するのであれば、まさに、ゾンビ自民とそっくりだ。都道府県医師会は、今こそ行動を起こさなければ、医療を語る資格のない利権団体として、国民からさらなる白眼視をされるのは間違いない。執行部が動かないと言うなら、脱退すれば良い。次々と脱退して、新たな組織を作れば良い。
残念ながら、自浄作用がまだ生まれない状況のようであり、「ぶっ壊す」ほうが遥かに早いだろう。そして、全医連、ユニオン、保険医協会などと連合せよ。
勤務医はもっと深刻だ。日医に期待する勤務医はほとんど存在しない。全医連もまだまだ小さい。疲弊した最前線の医師が団結をするのは並大抵ではない。せめて、現場からの意見をどんどん新政権に発しよう。そして、本田氏、小松氏、嘉山氏など、医療界の論客にもっと支援を表明すべきだ。利己的な挙げ足取りはどうか避けていただきたい。くれぐれも、医師がデマゴーグやネガキャンの推進者にならぬように。
今は、千載一遇のチャンスであることを忘れてはならない。まずありえないとは思うが、もし、またしても短期間で政権がひっくりがえったりしたら、医療制度の改善はあきらめたほうがいい。これまでの政権は、間違いなく医療を縮小、萎縮させてきたのだから。
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