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ブログ1055htm

分かる人には分かる話..



 3年前、私がブログを始めた理由はいくつかある。

 勤務医時代に、患者さんと向き合う中で、患者さんに伝えておきたいこともいろいろあった。

 また、開業当初、圧倒的にヒマ(涙)だったこともあるが、勤務医時代、ずっと疑問に感じていた『医療に対する抑圧』を実体験に基づいて忘備録的に書いておきたい、という面もあった。

 『医療に対する抑圧』などというと、大げさかもしれないが、現実にブログを通じてネットの世界に触れると、実はこれが相当な大ごとであることもよくわかった。人生50年以上、半世紀も生きてきて、知らずに過ごしていたことが山ほどあることもわかった。

 そして、医療に対する抑圧をこれまでミスリードしてきたメディア、というのが、実に見事に腐り切っているということも、ようやく白日の元になった。

 無論、メディアの中にも良識を残す人物はまだまだいるのだろう。しかし、昨今の洪水のような粉飾報道の嵐を見るにつけ、良心の存在を信じる心は徐々に萎えてゆく。

 これほど不公正と歪曲がまかり通るメディアの中では、われわれ医師の仲間がいかに逮捕されようと、別に不思議でもなんでもない。すべては、誰かさんの都合で決まるのだ。真実や正義が勝つためには、それこそ人生すべてを賭けて闘うくらいの勇気と冷静さと類いまれなる忍耐が必要なのだろう。



 しかし、ネットの住人は、ある意味、正直である。サンデープロジェクトの田原総一郎のように、言葉巧みに世論を誘導しようなどという愚を犯すことは少ない。賛成は賛成、反対は反対、悪態はどこまでも悪態。見ればすぐ分かるところが正直でいい。

 だから、分かる人には分かる話がたくさんあるのではないか。

 さて、今日は、いくつか、そんなことを感じさせる記事をご紹介しておこう。

 弁護士の中にもとんでもないのもいれば、非常に現実を分かってくれているのもいる、ってのを実感させてくれる良心的な記事をどうぞ(ちょっと古いけどね..)。



津久井進の弁護士ノート




医師の責任より,医師の尊重を



http://tukui.blog55.fc2.com/blog-entry-692.html#comment

     
2008/10/23

 東京での転院受け入れ拒否による妊婦死亡事件は,本当に悲痛な事件である。

 亡くなった方と,ご遺族には,ご冥福をお祈りしたい。

 この件では,早速,「
医師不足」が原因だ!と大声で叫ばれているが,本当にそうなのだろうか。

 もちろん,原因の一つであることは間違いないだろう。

 「緊急搬送システム」が不十分だった,という指摘もある。

 確かに,それも原因の一つに違いなかろう。



 しかし,むしろ大きな原因は,
安直に「責任追及」に走る傾向にこそあると思う。



 受け入れを拒否した病院として,最終的に受け入れをした都立墨東病院ばかりが取り沙汰されているけれども,他の7病院は,「慶応大病院」,「日赤医療センター」,「順天堂医院」,「東京慈恵会医大病院」,「東京慈恵会医大青戸病院」。「日大板橋病院」,「東京女子医大東医療センター」。

 どこも名だたる大病院ばかりではないか。

 しかも,しかも・・・

 今回の事件が起きた場所は,日本中でずば抜けて医師数が多い「東京」での出来事である。



 事故後,世間の目は,早くも
「責任追及」モードに走っている。

 かかりつけの病院の記者会見が行われた。

 この会見には,私の同期同クラスの弁護士も立ち会っていた。

 彼は医療事件の専門家である。

 つまり,病院では,すでに医療過誤の責任の問題を強く意識しているのである。

 これに対し,墨東病院も,石原都知事を先頭に,責任問題について必死の弁明をしている。

 (今流行の「リスク管理」の姿勢からすれば,当然の対応であろう。うちの事務所も,医療事件については,病院側の立場で仕事をしているので,その状況はよく分かる。)



 しかし,責任追及や訴訟などは,被害者の救済や医療過誤の防止にはあまり役立たない。

 
Defensive Medicineという言葉がある。

 Defensive Medicineというのは,「主に医療過誤の賠償責任にさらされる危険を減ずるための医師の対応。あるいは,医療過誤の賠償責任にさらされる危険を減ずるためにリスクの高い患者の診療を忌避すること」と定義されている(『アメリカ医療の光と影』李啓充医師著より)

 日本でも,まさにDefensive Medicineが,蔓延しているのだろう。

 ほとんど全ての医師は,
「人の命を助けたい」「人の役に立ちたい」と思って,医師の職を選んでいるのである。

 その医師を,単なるサービス業のように軽く取り扱い,責任ばかりを追及をしてきたところにこそ,原因があるのではないだろうか。安直に人数を増やせばいいとか,施設を増やせばよいとか,コンピュータシステムを作ればよい,といった対策や提言は,
「医師」そのものの職業人格的存在を軽視しているのではないか。

 今,必要なのは,
やみくもに医師の責任を追及する前に,職業人として頑張っている医師を尊重することだと思う。

 このような土台があってこそ,積極的かつ果敢に命を救おうとする医療行為が期待できるのであり,自ら進んで事故の原因を突き詰める医師倫理が期待できるのだと思う。

    =====================

 いやいや、こんな発言を弁護士さんがしてくれるのは、実に頼もしい。



 分かる人は分かってくれるんですよね。



これが世論になってほしいと、切に願う次第。ただし、医療費抑制も医師不足も現実に存在するので、それを放置して良いはずが無い。その上で、メディアが公正に正しい情報に基づいて記事を書いてくれれば言うことは無い。

 (この記事に賛同する方は、下記のURLもいちど立ち寄ってみてはどうですか?)

情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)

http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/c/1a95d205a15a0c8af5c5a40548410c04



 さて、次は、私が非常に問題視している、小沢の秘書逮捕にまつわる話である。

 ネット情報によれば、やはり逮捕された大久保秘書ではなくて、その前の
高橋嘉信元秘書が、1990年代に当時の小沢の威光を借りて、ゼネコン相手に相当にえげつない献金集めをしていたことは多数の記事にある。大久保秘書は、小沢が旧来の自民党型献金集めを反省して(?)、徹底的に合法的な方法に変えてからの秘書であり、もし逮捕されるような利権がからむとするなら、高橋嘉信秘書の方が、大久保より100倍くらい疑義があるはずである。時期的に見ても高橋ならぴったり合致するよ。

 まして、高橋嘉信が小沢の威光を借りて、好き放題やりすぎて(あまりに献金集めが激しすぎて?)、2000年頃?小沢に愛想を尽かされて事務所から追放されたこと、そして、それを恨みに、高橋嘉信が自民党に寝返って、小沢に対する暴露本を書こうと画策した前歴などから考えれば、ゼネコンからの献金についてはかなりの情報が高橋から発信されていることはもはや疑う余地がないと思われる。

 高橋嘉信が、岩手4区で小沢の対立候補として出馬が予定されているだけに、通常なら地検は相当に慎重に捜査のタイミングをはかるはずであり、今回の異例中の異例の捜査は、よほど大きな犯罪の証拠でもない限り、あり得ないものなのだ。

 その中で、選挙直前の政治的に極めて重要な時期に、かつて前例がない、事情聴取も無い秘書の逮捕という異常な捜査手法、さらにはまさに洪水のような、マスメディア総動員の小沢叩き。

 すべてが謎の逮捕劇。そこに、ウルマ官房副長官やあほうの発言(あたかも捜査が自民党には及ばないことを知っているかのような、あたかも小沢が犯罪者であるかのような発言)が飛び出し、国策捜査(または官邸が関与した捜査)である可能性が大きくなったのだ。

 そして、
高橋嘉信への事情聴取など3/21の読売でさらっと触れているだけである。



小沢氏の元秘書を聴取…高橋元衆院議員、陸山会前会計責任者

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090320-OYT1T01065.htm

(もっとも、これも責任をすべて小沢にかぶせようとしている記事であることは読めば明白)

 メディアは『推定無罪』の原則を大きく踏み出して、小沢のイメージを潰す戦略を取り続けている。いっぽうで、大企業からの献金が桁違いに大きい自民党への攻撃はほとんどなく、多くの国民は何が何だかわからないまま...。

 実は、先日、たまたまある会合で、医師会の責任ある立場の先生と雑談をしたのだが、医師会の先生も、このからくりには全く気付かず、ただ、『メディアがやたら小沢を批判しているのがどうも変や、と思ったが、理由は知らんかった』とのこと。

 こんなことで、やっと巡ってくる国民が政権選択をする選挙が妨害されては、国民は立つ瀬が無い。メディアは、公正に報道しないのなら、せめて自分の立場をまずはっきり自ら説明せよ。

 説明責任を果たさないメディアに、ジャーナリズムを名乗る資格は無い。



まあ、今、最も恥ずべきメディアは産経だろうね...。まあ、この主張とかいう社説?を読んでみて。


【主張】日テレ社長辞任 説明不足では不信消えぬ

2009.3.18 03:25

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090318/biz0903180325003-n1.htm



データ捏造 

検証せずに放送 

過剰演出 

報道にかかわっていることに対する意識が希薄




これは、驚くべきことに、産経が日テレを批判した文言だ。

 そっくり、オマエ(産経)に返してやるよ。

 与党に擦り寄り、野党を叩く。財界の守護神の如く、第二自由新報のような提灯持ちの記事に終始して、医者叩きをさんざん繰り返しておきながら、自分のやったことは覚えていないらしい。

なお、次のような記事があったので、産経にプレゼントしておきたい。

説明不足では不信は消えないよ。産経さん。




産経新聞が小沢つぶしで大誤報!〜名誉毀損が十分成立



 西松建設関連団体からの民主党小沢代表関連団体への献金に対する捜査については、国策捜査であることを示す事実が次々と発覚しているが、3月14日には、産経新聞が国策捜査に乗じた大誤報を掲載した。悪意が見え見えの記事で、これは、仮に米国並みの公人法理(政治家などの公人に対する記事が名誉毀損となるのは、報道側に悪意があったことを書かれた側が立証できたときのみ)に従ったとしても、十分に名誉毀損が成立する。



 問題の記事は14日朝刊第1社会面トップに冒頭の表入りで掲載されたもの(http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090314/crm0903140132003-n1.htm)。「胆沢ダム落札前後に“攻勢”」「着工日にも…『まるで謝礼』」という見出しのもと、次のようなリードとなっている。



【「どうしても落とせない工事だった」(西松OB)−。小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、逮捕された陸山会の会計責任者で小沢氏の公設秘書、大久保隆規容疑者(47)に、ゼネコン間の談合関与の疑いが浮上した岩手県の胆沢ダム工事。西松関係者によると、西松建設は、利益率の高いダム工事を「目玉」と位置づけ、胆沢ダム落札の前後、小沢氏側への違法な献金を続けていた。工事開始当日にも献金しており、関係者は「まるで謝礼のようだ」と話している。】



これだけ読むととんでもないことのように思える。



 ところが、表を見ると分かるように、95年から毎年12月に行われてきた1500万円の献金がダム落札前後も同じように続いているだけで、「攻勢」などはかけていない(A)。(むしろ、徐々にその額は減額されている。)



 しかも、着工日(2006年10月30日)に献金が重なったのは、たまたま、西松が献金団体を2006年12月に解散することを決めていたため、その準備のため早めに献金をしただけだ(B)。



 以上の二つの事実(A及びB)は、普通にこの問題について記事を読んできた人なら理解しているはずだ。



 それにもかかわらず、産経は、西松関係からの献金が、「胆沢ダム」に関係があるかのようにことさらねじ曲げて記事を書いた。



 本文は、次のように書かれている。



 【政治資金収支報告書などによると、西松は工事が公告された17年9月の3カ月後、ダミーの政治団体「新政治問題研究会」(新政研)と「未来産業研究会」(未来研)から6回に分けて計1300万円を小沢氏側の陸山会、「民主党岩手県第4区総支部」(4区支部)、「民主党岩手県総支部連合会」(県連)の3つの政治団体に献金。翌18年3月に工事を落札したが、半年後の10、11月には5回に分け、計500万円を献金していた。このうち200万円は工事開始当日に献金されていた。】



 「17年9月の3カ月後」、「半年後の10、11月」とことさらに、胆沢ダムと結びつけようとしているが、実際には、すでに述べたとおり、毎年12月に同額をず〜っと献金していただけ。最後に10月、11月となったのは、団体が解散したからに過ぎない。しかも、1500万円という毎年の献金は、この落札の前後には1300万円、500万円と「攻勢」どころか、むしろ減額されている。



 
産経新聞の悪意は明白であり、名誉毀損訴訟を提起すれば、1000万円前後の損害賠償が認定されるだろう。また、名誉毀損が認定された場合、米国なら億単位の賠償額となることも間違いない。



 マスメディアに与えられた表現の自由は、意図的にある政治家をつぶすための記事を書くために保障されているわけではない。



 産経がこのような記事を書くこと自体、この捜査が国策捜査であることを明確に示している。

    ===================

 ま、国策捜査と言えるかどうかは難しいところだが、メディアがミスリードしていることは、紛れも無い事実。もうすぐメディアは告訴の嵐に襲われるかもしれないね。

 それほどに、事実が無いのに『あたかも犯罪であるかのように書く』という手法が常態化しているのが、産経の紙面であろう。



 分かる人には分かると思う。



さて、最後は、医療の話にもどって、身につまされる話を一つ。

これを読んで、やっぱり、いくら舛添君がスタンドプレーを駆使しようとも、自民党政権が続く限り、都市部も僻地も医療は崩壊を続けるのだろう、という予測は十分出来る。多少の不安はあっても、まずは政権交代しないと、次の一手が無い、その状況は変わらないだろうな。




 分かる人には分かると思う。



僻地勤務の過重労働について

http://www.hokkaido.med.or.jp/etc/iho/iho_link/pdf/1086-19.pdf



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今日の名言 - 2009年03月22日

男はみんな賭博師だ。でなきゃ結婚なんてしやしない。

フレデリック・リット

今日の言 - 2009年03月22日

メディアはみんな詐欺師だ。でなきゃ記者クラブなんて存在しやしない。

オフレコでいく・きっと



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