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ブログ992htm

ああ無惨、NHKもフジも...



1)NHKスペシャル『医療再建:いま何をすべきか』は、医療崩壊促進番組だった...

何とも寒い番組だった..

コーディネーターたる司会者は、医療に詳しいとは到底思わず、NHKの用意した映像も、およそ本質から遠いものだった。

なにせ、コメンテーターが、厚労省の谷口医政局長、日医の竹嶋副会長、WHO西太平洋地域事務局長の尾見茂氏、それとよく知らない人...。

  <番組の宣伝>

「必要な時、必要な場所で、必要な医療が受けられない。」救急や産科、小児科、外科など、特定の診療科で深刻化する医師不足。地方と都会で広がる医療格差。夜間に頼れる医療機関がない在宅の患者たち。そして、過酷な病院勤務に見切りをつける医師たち。今、日本の医療が崩壊の危機に瀕している。こうした事態に、政府は医師の増員を打ち出したが、医師の数が増えても、診療科や地域など「医師の偏在」の問題に取り組まないと現状は変わらない、という声が医療現場や専門家から相次いでいる。“必要な時に必要な医師がいる”安心をどうしたら実現できるのか。番組では、妊娠中の女性や救急患者が受け入れを断られて亡くなるケースが続出する東京都の医療現場や、崩壊の危機に直面し医療体制の全面的な建て直しに乗り出している地方の模索など、全国各地の医療現場の最前線を取材。医師を計画的に配置しているヨーロッパの事例などを交えながら、「医療再建の処方箋」について徹底討論を通じて考える。スタジオには、厚生労働行政の代表、日本医師会の代表、全国各地の患者、医師、行政担当者など。司会は、高橋美鈴アナウンサー。

▽なぜ必要な時、必要な所に医者がいない?

 今さら、そんなこと言うまでもないと思うのだが、ZEROのまとめくらいは見てから番組をやりゃあよかったのに...。



<ちなみに、NEWS ZEROの提言は次の通り>

(1)開業医の力を有効利用して、軽症患者の救急が大病院に集中しないようにしよう。

(現在の状況を、とりあえず少しでも改善するために)

(2)医療費を増やそう。

(医療費を増やして、医療崩壊に歯止めをかけ、誰でも適切な医療と介護が受けられるようにしよう)

(3)コンビニ受診を抑制しよう。

(国民、あるいは患者が医療再生のために意識をかえること、そして、コンビニ受診がどうしても必要な軽症の人のために、夜間診療所などを有効活用しよう)





▽“自由開業”は日本だけ? 好きな診療科を選べるのも日本だけ?

▽英・独では医師の計画的な配置で偏在対策


 これには驚いた。日本を本気で社会主義国にするつもりか? 職業選択の自由などくそくらえ。医療崩壊の原因追及などぬるいぬるい。まず、医療費を増やせよ! 診療報酬を大幅にアップせよ! 儲けすぎたら高額所得者からカネを取ったら良かろう。カネさえあれば定額給付金もお断りする。それが『矜持(きょうじ)』とやらいう総理が知ってる唯一の難しい熟語だよ。

 さらに驚いたのは、あの厚労省のデタラメ統計が、画面いっぱいに大写しされたこと。

 勤務医の平均年収1400万

 開業医の平均年収2400万
 みたいなヤツですよ...。

 一部の医師しか調査対象になっていない偽りの数字を平気で使ってくるこの神経。

 まさに、NHKスペシャルの中でもとびきり最低級。

(いろんなサイトに現実の数字が出ている。30台、40台で年収1000万に満たない医師はゴマンといる。開業医だって、今や半数以上は年収1500万以下である。)

 東京などでの開業医の急増は、勤務医の労働環境(給与と休暇)を整備し、訴訟リスクを軽減すればすぐ止まる。生き甲斐のある病院生活なら、多くの医師は病院で働くだろう。それだけのことだ。

 診療科の偏在だって、訴訟リスクがなくなり、労働環境と報酬が整備されれば改善されるに決まってる。それを無視してネットワーク機能だの情報だのとごたくを並べるのは、典型的な役所のムダ。国民の税金だからこそ、有効に使ってほしいものだ。

 日本医師会も、わざわざFAXで竹嶋副会長が出演します、と全国の医師会員に連絡していたのだが...、ただ失望しただけだった。竹嶋副会長は、最後に、『この討論で勉強させてもらいました』などと言っていたが、果たして何を学んだことやら..。医師が自律的に(みずから)偏在しないように考える、みたいなことを言っていたが..。私には全く意味不明。国が、厚労省が、バカなことばかりするから狂ってしまったのだから、それを反省して、方針を変えれば良いだけなのだが...。まるで厚労省(政府)応援団のように見えたのは、私の偏見だったのかな? いや、悪夢かも...。

 ぬる〜い番組進行に、中途半端な意見のオンパレード。本質が見えないままに時間ばかりが過ぎる。

 地域医療が崩壊したのはまるで医師の偏在がすべてのような番組の流れ。医師の偏在を避けるために、診療科の制限や、勤務地の制限や、開業の自由を奪え、という感じ。

 天下のNHKがこの番組作りでは、ますます地方から逃散する医師は増えることだろう。



 最後は、医療の公共性を医師自身が考えよ、ってことかな? 税金を使って育成されてんだから、わがまま言わずに規制が出来たらそれに従え、というのが結論でしょうか?

(この番組、さっそく掲示板で袋叩きになっているようですが...、まあ、百害あって一利無しの番組でしたから、当然と言えば当然か。)



2)フジテレビ系列の関西テレビ『サキヨミ』もひどかったな..。

 例の国立循環器病センターの未承認の人工心臓を治験で使っていた話。最初から最後まで、『同意書の疑惑』ばかり。相も変わらず、患者がどういう疾患でどういう状態だったのか、なぜ機械をつけなければならなかったのか、そういうキホンは語らず、あくまでも循環器センター側に疑惑があるという。これこそ魔女狩り報道の復活ではないか?

 『サキヨミ』の叩き方はどうみても私には理解不能であった。

 十分な情報がないままに叩くというのは、報道機関にあってはならないことだ。



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