| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
| 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
| 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
| 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
| 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
やっぱり「たらい回し」の好きな読売
どなたか、ブロガーさんが「読売っていまだに“たらい回し”が好きだ」って書いておられましたね。なるほど、確かにそうです。
「救急たらい回し」防止へ、消防法など改正方針
(2008年7月26日 読売新聞)
【ジュネーブ=山田真也】スイスを訪問中の増田総務相は25日夕(日本時間26日未明)、同行記者団に対し、重症患者らが救急搬送されながら、病院への受け入れを断られる「たらい回し」を防ぎ、円滑に患者が受け入れられるようにするため対策強化に乗り出す方針を表明した。
消防法など関係法の改正案を2009年の通常国会に提出する方針だ。
消防法などを改正し、都道府県単位で医師、消防などが連携する協議会の設置を法的に位置づけて連絡の徹底をはかる。消防法には、消防機関が医療機関などと協議する役割を新たに書き込む考えだ。消防向け救急医療情報システムの医療機関情報を即時更新し、患者の症状に応じた迅速な病院選定を可能にすることなどを目指す。
救急医療情報システムは都道府県が運営しており、山形、島根、沖縄の3県を除く44都道府県が導入している。消防機関は同システムで、診療科ごとに、〈1〉手術ができるかどうか〈2〉診察ができるかどうか〈3〉男女別で空きベッドがあるかどうか??などの情報を知ることができる。
これらの情報の更新は現在は、「1日に数回などのケースが多い」(総務省)が、即時更新されるようになれば、消防側は適切に病院を選定できるようになる。
総務省消防庁によると、「たらい回し」は医師不足が深刻な地方圏よりも、大都市部で多く発生している。このため、消防庁は「大都市部で空きベッドなどの情報がすぐに分かるようになれば、『たらい回し』削減の大きな対策になる」としている。
消防庁内に近く、検討会を設置し、厚生労働省とも連携を図りながら、法案作成作業などを進める。
消防庁の実態調査では、昨年1年間に全国で救急搬送された重症患者のうち、3・9%にあたる1万4387人が、医療機関に3回以上受け入れを断られていたことが判明している。
==================
今さら、と思ってはおりますが、必死に睡眠時間を削って働いている現場の医師に申し訳ないという気は、この新聞にはないんでしょうかね? 政権すり寄り田舎新聞のレベルでは救いようもないのでしょうが、日テレのZEROが、なかなかまじめに正面から医療問題に取り組んでいるのと比較すると、読売新聞はほんとに程度が低いと思わざるを得ません。マスコミが必ずしも真実を伝えていない、という証明のようなものです。
言うまでもなく、救急患者を受け入れるためには、診察する医者が必要です。その医者が不足しているのに、ベッドが空いていれば受け入れられるとはどういうことでしょうか? それとも、総務省も労働基準法を無視せよ!、と号令をかけるんでしょうか?
私は全国の医師に是非、お願いしたい。
自分の経験からしても、睡眠を取らずに働いていて、医師も人間ですから、ものすごく疲れている夜もあるんです。どうか、疲労が限界に来ている時に、救急の受入をすることはやめて下さい。そんなことを続けたら、他の患者さんを診られなくなってしまいます。どうか、無理はしないで下さい。
医師は、ふだんから、多少疲れていても患者さんのために働いています。その責任感、モチベーションのない医師は論外ですが、われわれの世代もずっと無理を重ねてきました。しかし、当直の夜、救急で起こされ、やっと処置がおわって深夜、ようやく一眠り...。と思ったらまた救急要請がある...。これが日常茶飯事ですね。
正直、私も、眠くて疲れて、どうにもベッドから起きられない夜がありました。
事務当直さんが、「先生、どうしましょ?」心配そうに話しかけます。
私はやっとのことで声を絞り出しました。
「ゴメン、病棟が忙しい、と断っといて...」
これは、犯罪ではありません。自分の健康を、精神を守ることも医師の使命の一つです。これ以上はムリ...そう判断された時は、自分に正直であるべきです。
犯罪は、医師の労働環境を無視し、医師数不足を偏在と言い続けた官僚と政治家にあるのです。厚労省と政治家(与党の)を訴える患者がいないことは、患者が医療を理解していないだけのことです。
総務省は、救急伝達システム作りに無駄な数百億円を注ぎ込むくらいなら、全部救急病院にバラまいて下さい。それが日本の救急医療を救う最も有効な方法です。
(もちろん、それだけでは足りませんから、あとは厚労省に請求すべきですが..)
読売は、「たらい回し」という心ない用語がいかに現場の人間を傷つけるか、今一度真摯に反省してほしい。キャリアブレインの爪のあかを飲んでもまだ治りそうにないけどね。
固定リンク | コメント (1) | トラックバック (2)
コメント
コメント一覧
コメントを書く