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命を守る通達をなぜ出せない?



今や,厚労省の通達と言えば、悪の根源とささやかれる。

 特に、環境庁へ栄転?されたらしい元課長の出す通達など、ひといものであった。

 助産師の内診問題では、内診ができるのかどうか、玉虫色の通達で現場を混乱に陥れ、産科からの撤退者が多数生まれてしまった。

 一方、介護や後期高齢者医療制度についても、通達のたびに現場は混乱。市町村が次から次に雑用を押し付けられる様は、異様であった。

 年金も同様。通達が出れば出るほど混乱する状況は今も続く。



さて、今日の報道ステーション

 
亜急性硬化性全脳炎(SSPE)の患者の話。

   −−−−−−−−−−−−−

●参考資料

SSPEは、麻疹のウィルスが脳に入り、麻疹が治癒した後、数年から十数年後、突然発病します。日本では、150名前後の患者がいると思われます。この病気は欧米先進国では、ほとんどありません。 先進国の中で日本だけが突出して発病が多いのは、「予防接種の接種率が低いせい」だといわれています。

SSPE青空の会ホームページより

   −−−−−−−−−−−−−

 亜急性硬化性全脳炎では脳室が拡大し脳は萎縮し、徐々に寝たきりとなり、死に至る。

現在、C型肝炎の治療薬、インターフェロンと
リパビリンが有効とされるが、日本では未承認のため使用できない。ある患者は、医師が中国からリパビリンを個人輸入し治療を受けている。

 中国の製薬会社から個人輸入をする理由は価格である。

  中国製なら2000本が8万円。

  欧米から買おうとすると、何と、100倍の800万円!



 ところが中国では、北京オリンピックでのテロ予防のため、6月末から10月まで、粉末や液体の郵送を全面的に禁止している。

 リパビリン注射液の個人輸入はできなくなった。

 テレビでは、患者にとって最後の1本が注入されていた....

      次回治療予定は8月4日。でも、治療薬がない...



 ある患者の両親は酪農を営んでいるが、経営は非常に厳しい。治療が停滞すれば間違いなく娘が死に近づく。治療のおかげでしばらく症状が改善して、養護学校に3年通えたこともあったのに...、今また症状が進み、治療を中断させたくない。借金してでも高い薬を手に入れたい。まさに悲愴な思いで働いている。



 そもそも、日本でSSPEなる難病が多発しているのは、
厚労省の麻疹対策の手抜きが原因である。せめて、国内でSSPE患者にたとえ限定的にでもリパビリンを承認することはできないのか?



 この国では、法律上の建前は、国民を苦しめるために使われる。

 この国では、法律は、官僚や財界の都合のいいように拡大解釈される。

  すべては、通達で思いのまま...



 厚労省よ。SSPE患者がリパビリンを使えるように通達を出すだけのことだぞ?



 通達を出さないことは、すなわちSSPE患者を殺すということなんだよ。

   つまり、何もしないという殺人。

 “
行政殺人”は今日も国民を恐怖に陥れ、悲しみを患者家族に背負わせる。



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コメント

コメント一覧

先生、お疲れさまです〜 見つかりました〜    天ちゃん先生のところにコメント入りました。   色々とありがとうございました。         

かけこみは・・・めっ! ですね(^o^;                  本当にありがとうございました。
written by E / 2008.07.25 00:54
そうみたいですね。
 さて、問題は、きちんと治療に集中して下さるかどうか..です
天ちゃん先生のアドバイスが伝わればいいですが。
 とりあえずはそれを心から願いましょう。

あ、もし私に何か連絡があれば、もちろん、できるだけのことはしますよ。

でも、Eさんも、ほんとにお世話するのが好きなんですね...。
    どうぞ,ご自愛下さいね。
written by Doctor Takechan / 2008.07.25 01:32
初コメントします。今は関わっておりませんが、6年前に正に中国から個人輸入してリバビリン脳室内投与の治療を患者に
行っていました。その時は、受け持っていた全く違う疾患のの患者さんの家族に中国の方がいたので、その方に仲介に入ってもらってやっていました。オリンピックの影響でそんなところにひずみが出るとは悲しいです。麻疹ワクチン普及キャンペーンを行っている今、SSPEの方々にもその予算の一部でも良いから補助するなり、リバビリンの認可するなりして欲しいと私も切に願います。
written by ざき / 2008.07.25 21:47
ざき先生、貴重なコメントありがとうございました。
 今、私のクリニックには、中1と高3に麻疹ワクチンを打とう、麻疹ゼロにしよう、というポスターが貼ってあります。
 厚労省の無策を見るにつけ、ポスターが虚しく感じられます。
 患者数が少ないのですから、そして、かなりの確率で治療効果がみられるのですから、当然認可すべきであろうかと感じます。
 そして、認可することで厚労省が最低限の責任を果たしたことになるはずなんですが....
 あくまで、責任ほおかむりの体質なのでしょうか。悲しいことです。

なお、TVもせっかく伝えたのなら、しつこく世論を巻き起こす報道に徹してほしいものです。
written by Doctor Takechan / 2008.07.26 02:07
消費税や社会保障費が上がって一番困るのが、こういった制度不備による弱者(裕福な方は別として・・)でしょうが、声を出せるに至った方々は未だましかも知れません。

>この国では、法律上の建前は、国民を苦しめるために使われる。
>この国では、法律は、官僚や財界の都合のいいように拡大解釈される。

ただただ頷いてしまいました。
written by 花 / 2008.07.26 02:19
花さま、ありがとうございます。
長く人間やってりゃ,いいこともいろいろあります。
 ただ、悪いことも見たり経験したりしますが...
  それにしても、日本て、こんな国だったのか
   唖然とすることが多すぎます。

さあ、めげずにローン返すぞ。
 あ、従業員の給与も...(ぎゃ!)
written by Doctor Takechan / 2008.07.26 08:28

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