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5分ルールの根拠は崩れた!?
何とも理解し難いデータである。
医療機関の約9割で平均診療時間が5分以上である・・?
これは、昨年の12月に厚労省が中央社会保険医療協議会に提示した資料に示されていた情報だという。
厚労省の示した資料(グラフ)は「内科診療所における医師一人あたりの、患者一人あたり平均診療時間の分布」というものだった。
我々の常識からして、このデータはにわかに信じ難い。
だが、厚労省は公の場にこのデータを提出し、このデータを根拠として「5分ルール」を強行に成立させたのだ。
これに納得できない保団連は、情報公開法に基づき、厚労省に資料(グラフ)の出典開示を請求。その結果、外来管理加算の対象となる再診患者に対する診療時間の調査は実施されず、厚労省の委託を受けた業者が行った「時間外診療に関する実態調査結果」の数値を基に作成されたことが分かった。
しかし、もっとおかしなことがある。
「時間外診療に関する実態調査結果」の数値をどうひねくりまわしても、
「内科診療所における医師一人あたりの、患者一人あたり平均診療時間の分布」は
計算できないのだ。
ましてや、医療機関の約9割で平均診療時間が5分以上などという結論がでるはずもないのだ。
<基本的な知識は、「厚労省よ,羞恥心はどこへいった?」でお読み下さい>
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今、私の目の前に、平成19年7月に厚生労働省保険局医療課から送られた「時間外診療に関する実態調査」を依頼する資料(調査票在中)がある。
送り元は、長ったらしいが、以下の通り。
厚生労働省保険局医療課委託事業
「時間外診療に関する実態調査」事務局
みずほ情報総研株式会社 社会経済コンサルティング部
では、調査票など封筒に入れられた文書の中身を検討する。
依頼書2通(厚労省から、と みずほ情報総研から)
みずほのには、「今後の時間外診療体制のあり方を検討するため」と書いてあるが、
厚生省のには、「今後の診療報酬改定の検討資料とすることを目的に、「時間外診療に関する実態調査」を実施することになりました」と書いてある。
みずほは時間外診療だが、厚労省は診療報酬改定と、幅広く解釈される書き方になっている。どうやら、厚労省は、この差をもって、逆ギレのように保団連に抗議しているらしいが、それは大きな間違いだ。どのように書こうと、この調査で5分ルールの根拠は作れない。
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では、いよいよ調査票へ。
調査対象は、岩手県、愛知県,京都府、大阪府、山口県、熊本県に所在する一般診療所ということだが、みずほの依頼書を見ると、愛知、京都,大阪の一般診療所から無作為に抽出した、と書いてある。
いずれにしても、かなり限定した調査であることは間違いない。
(また、厚労省が無作為と言ったって、誰も信用しないだろうけどね。
なにせ厚労省は、作為のかたまりだからな・・・
例えば、ウチのように新しくて患者が少ない診療所なら、一人にかける時間は長いかもしれません。精神科の診療所なら長くて当たり前かも...
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そして、調査用紙は...と....
診療所の曜日毎の診察時間帯は記入します。
前月(6月)の1ヶ月ののべ来院患者数も記入します。
そして時間外加算、休日加算、深夜加算の外来件数、往診件数なども記載します
ですから、各診療時間帯に何人患者が来たかはわかります。
しかし、診察時間はわかりません。
だって、診察してるか、処置しているか、検査してるか、待ってるか、そんなことは書いてありません。
そして、さらに詳しい時間外患者ひとりひとりのデータを記入する用紙がありますが..
受付時刻と終了時刻は記入しますが
その間、診察時間がどれだけだったかを記入するところはありません。
なになに、え? 診療時間なんて、わかるわけないやんか!
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要するに、診察時間を記入するところは全くありませんでした。
診察時間を類推できるような記入項目もありませんでした。
あえて言うなら、診療時間を患者数で割っただけ....?
もし、この調査で「医療機関の約9割で平均診療時間が5分以上である」などという結論が出たと言い張るなら...
●それは、単なる推測でしかない。
●それは、妄想でしかない。
●それは、ウソでしかない。
以上が私の結論です。
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コメント
コメント一覧
よかったですね〜(どこが〜?)
厚労省、やはりねつ造のようです。
それにしても、確かに土建屋国歌!
次のニュースはよくご存知かと思いますが
「国土交通省近畿地方整備局は20日、淀川水系で4ダムの建設を盛り込んだ河川整備計画案を発表した。ダム計画については、同整備局の諮問機関「淀川水系流域委員会」が「不適切」と疑問視する意見書を出したのに、国交省側は無視する形で総工費3000億円で4ダムを建設すると発表した
お疲れのところ,申し訳ありません。
おっしゃるように、5分ルールなど、ナンセンスです。
ところが、保団連が5分ルールの根拠を示せと言っても、でたらめなデータで反論し、逆ギレして保団連を非難するような行動をとるから、こうやって、懇切丁寧に厚労省の矛盾をあばこうと思ったのです。
この資料は、おそらく、多くの医師が手元に持っていると思います。
厚労省のデタラメを証明する証拠が多数散らばっているのに、なんでまた反論などする気になったのか????
残念ながら、そのメンタリティ−は、精神科領域も多少は知っている私でも、全く解析不能であります。
結局<削減ありき>の政策からはまともな施策は出てこないということなんでしょう。この制度でGDP比8%の医療費が変わらないとなれば<医療も大事>がウソであることが証明されるんでしょうが、証明される前にナンセンスでございます・・・。
やはり、5分ルールはねつ造データをもとにして作ったグラフを参考資料にしたんですね。別のサイトでは、グラフを作る時にまた別の「おかしな操作」をやったことが報告されています。
どうあがいても、ウソはウソですよね。
われわれ現場の者が肌で感じている実情とあまりに違いすぎます。
まあ、官僚さんは、はじめに結論ありきでして..
結論に到達するためにおかしな統計を出してくるんですよ。
その場ですぐ見破れたらいいんですけどね。
肝心なところを隠してるから、医師会の先生なども見破れないのかな。
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