Doctor Takechan
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2008/06 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

新着トラックバック






ブログ833htm

AERAさんありがとう!...でも



え〜...あの...



 こういうことで喜んでいいのか...でも、とにかく...有難いことっす。



6月23日発売の、AERA臨時増刊号



「日本の家庭医 08」



有名専門医800人が薦める町のお医者さん1435人

(日本初! かかりつけ医を探すガイド 日本の家庭医1435人)



という本が出ました。2ヶ月ほど前の記事で、ちょっと書いたんですが、ある大学の先生が私を推薦して下さったんです。で、それからしばらくしてAERAから連絡があり、掲載させて下さい、ってんで、喜んでOKした次第...。



私は町の名医...というより、
無名医ですから..

 どんな形にせよ、本にクリニックが紹介されるってのは、有難いのかな

  そんなふうに感じておりました。



むろん、記者さんが取材に来るわけでなし、小さな記事だろうと思ってましたし、実際、多くの診療所が紹介されている中に、さりげなく載っていました。



とりあえず近くの書店で買って来て、待合いに置くことにしました。



   ==============



でも....



せっかく掲載してくれたAERAさんに、ちょっと申し訳ないんですが...

京都府の家庭医の紹介の部分は、ちょっと雑なんじゃないですか?



都道府県別に、いろんな病院の先生が推薦された診療所がずらっとならんでます。

京都府は、53カ所の診療所が紹介されています。



ところが、53カ所の診療所のうち、24カ所...つまり、45%は同じ先生が紹介されたものなんです..

さらに言うと、53カ所の診療所のうち、
48カ所が京都市内の診療所です。

 そして、48カ所の診療所の
うち24カ所...、

  つまり50%は、ひとりの勤務医さんが推薦しています


これってちょっと変です



 だって、ほとんどの推薦者は、ひとりで一カ所(ときどき2、3カ所推薦している先生もいますが...)を推薦しています。私を推薦して下さった先生も、1カ所だけの推薦です。

 
京都市内の推薦の半分を一人の先生がするってのは、ど〜いうことなんでしょうか



 ちなみに、この先生は、独立行政法人京都医療センター(昔の国立京都病院)の先生です。京都医療センターは京都市の
伏見区にあります。そして、今回のAERAに掲載された京都市内48カ所の診療所のうち、なんと、27カ所が伏見区の診療所です。そして、27カ所のうち24カ所は、京都医療センターのたったひとりの先生が推薦されました。



 とても不思議です



京都といっても広いです。南北に長いです。

京都市内もいろんな区、地域があります。

でも、この本で推薦された京都市内の診療所は

  北 区  3件

  上京区  4件

  左京区  3件

  中京区  4件

  下京区  2件

  南 区  1件

  右京区  1件

  
伏見区 27件

  山科区  1件

  西京区  1件

(なお、京都市外は、全部で5件) 

   ==== なんでやねん??? ===



 私のところはちっぽけな診療所かもしれません。

 まだまだ、発展途上...というか、まだまだ患者さんは少ないです。

 マス・メディアが取り上げてくれれば、確かに宣伝にはなるでしょう。

  たとえ、ひとりでも、患者さんが来てくれればとても嬉しいです。



 でも、マス・メディアが取り上げてくれたら、

 たとえ、ひとりの患者さんであっても「あの本に出ていたからいい医院だと思ったのに、何だよ! 全然ダメじゃん。」などと言われては申し訳ない。

 期待に応えよう。微力ながら、精一杯期待に応える医療をしよう。



 おそらく、多くの医者はこのように考えると思うんですが...。



 でも、こういう推薦の仕方はあまりにおかしいのではないか?



 せっかくAERAが情熱を持って仕上げた特集本だと思ってるのに..



 ちまたに出回っている「一流の病院」「一流の医者」みたいな本がいかに偏見に満ちているか、現場の医者はよ〜くわかっている。

 AERAだけはちょっと違う切り口で、いい特集をしてくれる...



  そう思ってしまった私は、やっぱり甘かったんだね...。



固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)