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医師は弁護士のために働く?
キャリアブレインに掲載された『医療安全調査委員会』の問題点...
風が吹くと桶屋が儲かる...みたいに、
危険なお産に立ち向かう医師も..
爆弾疾患におののきながら36時間不眠不休で働く救急病院の医師も..
メシ食うヒマもなく1日100人以上の外来患者さんを治療する医師も..
みんな弁護士のために働いているって?・・・・
まあ、弁護士さんが悪いとかではなく、厚労省の無責任、そして医療への無理解が生む
現象なんですが...
こんな世の中は困ります。。。誰も病院で働けなくなる...
医療安全調の検討、厚労省の手法に問題
2008/05/12 21:17 キャリアブレイン
東大医科学研究所の上昌広特任准教授はこのほど、横浜市内で開かれた神奈川県保険医
協会主催の会合で講演し、厚生労働省が設置を検討している「医療安全調査委員会(医療
安全調、仮称)」について、「舛添大臣など既存の手法に縛られないリーダーの台頭や、
オンラインメディアの発達などにより、厚労省の従来型の合意形成の手法が通用しなく
なっているため、検討がうまく進んでいない」との見方を示した。「死因究明制度」のシ
ステムについては、「過失判断は最終的に司法に委ねられる」と指摘。今後の法曹人口の
増加と相まって、訴訟社会を招くとの懸念を表明した。
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上准教授は、舛添要一厚生労働相が厚労省の従来型の政策決定の手法を批判して今年を
「厚生労働省改革元年」と位置付け、審議会などにも「自分の役所に好意的な委員を中心
に」集めないようにしようとしていることなどを紹介した。医療安全調についても、「厚
労省では問題を調整できないために、与野党による議員立法がよい」とする厚労相の考え
を述べた。
また、インターネットの発達により、新聞などのマスメディアが報じなかった厚労省の
会議の詳細な内容が暴露されることで、「検討会や審議会は、権威づけのためになされて
いることが一般にさらけ出されつつある」と指摘。さらに、「厚労省の担当者は2年ごと
に変わる」との実態を紹介し、現在の担当分野とこれまでのキャリアが一致していないた
めに、医療安全調が患者や医療者のニーズに応えられない制度設計になると問題視した。
その上で、厚労省が政策決定をする際、従来の手法が通じなくなっているため、医療安
全調についての検討も迷走していると指摘。「おかしいと気付く人が増えてきている」と
述べ、厚労省の手法に問題があったとの見方を示した。
医療安全調ができると「弁護士がもうかる」
上准教授は、帝王切開中の患者が死亡し、産科医が逮捕・起訴された福島県立大野病院
事件の裁判についても触れ、検察側が「基礎的な知見による基本的な注意義務に違反した
悪質なもの」との見解を示したことなどを紹介。その上で、「『厚労省は謙抑的に対応す
る』と言うが、結局こういう判断を司法は下している。厚労省の説明は意味を成さない」
と述べた。
また、医療安全調が厚労省の試案通りに設置された場合、「得をするのは弁護士」と
語った。1億円の損害賠償請求をすれば、弁護士に1110万円の報酬が入るとの試算を示
し、「法曹人口は毎年3000人ずつ増えるため、医療訴訟は3000億円の市場になる」と
指摘。弁護士の「生き残り」に向けた競争が激化する中で、訴訟社会が到来することへの
懸念を示した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このentryが弁護士に対する非難でないことは容易に理解して頂けると思うが
いったい何を目的にしているのか、あまりに問題が多すぎるこの委員会案..
その問題に対する上昌広特任准教授の分析は、是非真剣にとらえてほしい。
やはり、救急も経験した医師として、
「事実の究明になぜ警察が出てくるか?」という疑問
「医師の免責」はどうあるべきか、という根本的議論の欠如
「医療安全対策の世界基準」がなぜ無視されるのか、という怒り..
これらは消えませんな...。
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コメント
コメント一覧
(今回も私が書いた記事でしたm(__)m )
上先生の講演は本当に面白く、厚労省と試案の問題点、それらがなぜ起こっているかを分かりやすく説明しておられました。
検討会の委員についても指摘し、医師を叩きたいがための人選のようになっているということも仰っていました。
司法や警察と、まるですり合わせがなされていないので、こうした問題を引き起こす制度設計になっているのだと思います。
結局刑事訴訟法の改正しないと、意味がないですものね…。
厚労省内部のゴタゴタについての内容など、もう少し書きたかったのですが、上から直しを入れられたためトーンが弱まりました。
悲しかったです…。
講演をお聞きの先生方も、質問時に
「いかに厚労省の政策立案ではダメかということがよく分かりました」と仰っていて、こういう実態が伝えられていくことが大事なのだなと思いました…。
立場上、あまり突っ込んで書けないのは仕方ないことです。
でも、情熱を持って取り組んで頂けること、私だけでなく、多くの医師から感謝の♥マークが飛び交っていることでしょう。
これからも、いい報道をお願い致します。
調査を担当した国立成育医療センターの久保隆彦・産科医長は
「産科医は数多くの危険な妊婦を助けてきた。
有罪になれば、妊婦を対象にした医療行為が否定され、
産科医療の崩壊に拍車をかけるところだった。
今回の判決は極めて妥当な判断だ。これ以上の産科医減少、
産科医療の崩壊を招かないために、検察は控訴すべきではない」と語った。
実に無責任で憤りを感じる発言だ
まず
1、被害者のことを踏まえていない全く非人道的な発言
2、今回の無罪と産婦人科医の減少とは直接関係しない
3、例え2が少しでも関係するとしても、医療過誤裁判を否定することにならない
4、まさに責任転嫁であり、医療過誤裁判の過失が認められれば
厳罰に処すべきであり、過失があって裁判をするなとは、
裁判を行う権利を形骸化することにつながる。憲法違反である。
5、もし産婦人科医が減少しているなら学会自ら対策をたてるべきで
あり、責任転嫁のみで自助努力をしていない
6、この発言はおごりであり、患者は多少の過失があっても
我慢するべきという発言とほとんど一緒である
7、医療過誤裁判だけは優遇するべきという、あたかも医者の既得権益を
重視すべきというまさに学会の長とは思えない無責任な発言である
以上のことについてマスコミや厚労省や司法界その他はどういう風に受け止めるか
私たちは、今回の事件が過失であるはずが無いと、100%信じております。
被害者のために有罪になれ、というなら、
地震で埋もれた人を助けられなかったレスキューは全員逮捕されることになるのです。やれることはやっているのです。
おごりとか無責任とか、感覚だけのお話ではありません。
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