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3月1日コンサート
え〜..突然ではありますが...
コンサートのお知らせです。
それも、3月1日(土)・・・
そう、今日なんです!,,ひな祭りコンサート
もう少し早くご案内するつもりだったんですが、いろいろ雑用で
つい遅くなってしまいました...
手遅れかとは思いますが...
もし間に合ったら...
是非お越し下さい。
いつものように、妻の歌(ソプラノ)が中心ですが
今回は、親しみやすい曲を集めました。
白いブランコ
春一番
空よ
おぼろ月夜
アメイジンググレイス
など
あ、今回はピアニスト不在のため..
一部は、私の伴奏(ギター)
一部はアカペラ
そして、一部はみなさまと合唱!
そしてそして、今回のゲストですが、
ボサノバのデュオ、“Travessia”(トラヴェシア)です。
歌はMariさん、
アコースティックギターは白川さん
なかなか雰囲気のあるサウンドです。楽しみです。
カーペンターズでおなじみのClose to you
Time after time
DESPERADO
Its too late
ユーミンの曲
などの予定です。
クリニック2階のホールで2時から。
歌ったあとは、ひとときの雑談タイム!
ひなあられ、その他、お菓子とお茶をご用意します。
参加費は200円!
ヨロシク!
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謝罪すべきはマスメディアでは?
ちょっと旬の過ぎたネタですがお許しを....。
倖田來未の「羊水が腐る」発言は、収拾がついたのかな?。テレビでお詫びした時点で、そろそろ許してやってもいいかな、とも感じたのだけれど....
私の本心はというと、倖田來未の発言はラジオの収録であり、録音編集ができるんだから、本来、ラジオ局が注意すべきだったんじゃないかな、ということだった。倖田來未に非がある事は当然だが、いつものことで、叩き方が異常である。そこまで叩くんなら、編集してヤバい発言はウチワにとどめるべきだったんじゃないかな。「女性は生む機械」発言のヤナギサワの方が立場を考えれば100倍以上悪質だろ?
わが国の厚生労働大臣(当時)がその程度の見識なのだ。売れっ子歌手の「うっかり言っちゃった」発言にここまで大騒ぎするのは、それもまた見識のない事ではないか。
だいたい、ラジオって、密閉された空間での収録でしょ。つい、仲間内だけの戯れ言が過激過ぎた程度。彼女が有名すぎたのが不運か。(別に、特別ファンだとかそういう感覚ではありません...念のため)
そして、さらにホンネはと言えば、そろそろ、マスメディアに日頃の悪行を懺悔してもらいたい、ってところかな・・・
さて、まずは、倖田來未のテレビ出演での発言要旨から
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/121121/
「本当にごめんなさい」…。ラジオで「35歳になるとお母さんの羊水が腐ってくる」と発言した人気歌手、倖田來未(25)が、7日夕放送のフジテレビ系「スーパーニュース」に緊急出演し、涙を流しながら謝罪をした。
Q率直な胸のうちを
軽はずみなことを言ってしまった。どれだけ普段、自分が電波に乗せて軽はずみに話していたのかと改めて感じた。とにかく自分の言葉で傷ついた人たちに謝りたい。しっかり反省しなければならない。
インターネットを使って「羊水」を調べたら、まったくもってそういう事実はのってなくて、間違いを自分の口から伝えたことを反省しています。
Q発言の真意
高齢にになってくると出産が大変とか、子供に自分なりに興味があったので、少しでも早くマネジャーに子供を生んでほしいという気持ちを伝えたかった。全く医学の知識とかない中で、軽はずみな発言をしてしまって…。
Q辛かった反響は
不妊治療で悩んでいる方とか、高齢出産で一生懸命頑張っている方からのお言葉です。
Q具体的には
「欲しくても授からない人もいる」「35歳をこえて、37歳で妊娠しました」「私の母は35で私のことを産んでくれました。自分ことを侮辱されているようだ」という言葉に申し訳ないと感じました。
Q自分の周囲では
あまりそこまで話していないけど、実際、一生懸命、不妊治療を頑張っている友達から連絡をもらって「頑張ってね」と声をかけられた。その言葉に大きな意味があると思った。
Q街の声を聞いて
言い訳がましく聞こえて嫌なんですけど、普段から自分の言葉の使い方とかがよくなかったと思えてきて、本当に心からそういう風に…一番、女性の愛だったり、子供だったりを(自分の歌で)伝えてきたことだったので…すみません(涙を流し白いハンカチで拭う)
Qママにもなりたいという思いについて
やっぱり女性に生まれたので、自分にそういう資格が、環境を与えていただけるのなら、授かりたいと思いますし、今の質問で、欲しくてもできない方がいるっていうことがあるんだな、と改めて感じました。
Q今後について
自分は冗談とか大きく表現するくせがあるので、言動というのを1つ1つ見返していかないといけない。反省してまたみなさんの前に立てる日を目指して1日1日を送っていきたい。
*************
さて、お待たせしました!次が今日の首題です!
それでは、日頃、医師の過酷な激務を無視し、必死に救急現場を守る過重労働の医師の気持ちを逆なでするような記事を連発する記者諸君がお詫びをするとど〜なるのか。
では、偽装(架空)記者会見の現場へどうぞ
「本当にごめんなさい」…。ラジオで「35時間連続勤務でも救急を拒否する医者のアタマは腐ってる」と発言した不人気記者、○木美○(25)が、7日夕放送のフジテレビ系「すうはあニュース」に緊急出演し、涙を流しながら謝罪をした。
Q率直な胸のうちを
軽はずみなことを言ってしまった。どれだけ普段、自分がペンに乗せて軽はずみに書いていたのかと改めて感じた。とにかく自分の言葉で傷ついた医師たちに謝りたい。しっかり反省しなければならない。
インターネットを使って「たらい回し」「診療拒否」を調べたら、まったくもってそういう事実はのってなくて、間違いを自分の口から伝えたことを反省しています。
Q発言の真意
恒例になってる救急医療が大変とか、医療事故に自分なりに興味があったので、少しでも早く読者に医者を叩いてほしいという気持ちを伝えたかった。全く医学の知識とかない中で、軽はずみな発言をしてしまって…。
Q辛かった反響は
過重労働で悩んでいる医師とか、救急現場で一生懸命頑張っている医師からのお言葉です。
Q具体的には
「疲れても休憩すら出来ない医師もいる」「35時間をこえて、37時間連続勤務で倒れました」「私の夫は35才で娘の成長も見ずに他界しました。夫のことを侮辱されているようだ」という言葉に申し訳ないと感じました。
Q自分の周囲では
あまりそこまで話していないけど、実際、一生懸命、夜間休日救急を頑張っている友達から連絡をもらって「ちね!」と声をかけられた。その言葉に大きな意味があると思った。
Q街の声を聞いて
言い訳がましく聞こえて嫌なんですけど、普段から自分の医者への偏見とかがよくなかったと思えてきて、本当に心からそういう風に…一番、産科医療だったり、小児医療だったりを(自分のペンで)伝えていきたいことだったのに…すみません(鼻を垂らし黒いハンカチで拭う)
Qマスごみと言われる存在になったという思いについて
やっぱりマスコミに就職したので、自分にそういう権力が、記事を書く環境を与えていただけるのなら、思うがままに書きたいと思いますし、今の質問で、書かれても忙しすぎて反論もできない方がいるっていうことがあるんだな、と改めて感じました。
Q今後について
自分は厚労省談話とかそのまま垂れ流すくせがあるので、記事というのを1つ1つ見返していかないといけない。反省してまたみなさんの前に記事を出せる日を目指して1日1日を送っていきたい。
******************
記事タイトルまで戻る
もしマスコミの皆さんが、これくらい謙虚で常識をお持ちなら、こんなに医療破壊が進む事はなかったろう。厚労省は何も変わらないが、もし、心ないマスコミでなかったなら、もう少し頑張れた医師もいたのだ。
そして、いつしか4月の診療報酬改定が決まってしまい、医療崩壊の進行はまた1年スピードを増すことに...。
それにしても、マスゴミさん。朝青龍がアロハを着ようが、ぶっ殺すぞ!と言おうと、そんなに叩きなさんな。彼はモンゴルでは神様のようにエラい人なんだよ。ハイエナかウジ虫のように周りにまとわりついて失言を誘発しようという魂胆、みっともなすぎませんかね。日本国の品位をもっと下げたいのかね? 国際問題だぜ。なぜ、暖かく見守ってやれないのか?
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コンビニでフルコース
昨今の救急医療にまつわる訴訟のうちいくつかは、全国の医師の労働意欲
を奪い、何より大切な使命感までも奪い去ろうとする、極めて危険なものだ。
私は救急のあるべき姿を考えるとき、理想と現実の落差にがくぜんとする。
これは、患者側の理想とする医療環境と現実の救急最前線との差でもある。
かつて、私は、救急とは「戦場に作られた臨時診療所」のようなもの、
と表現した。
戦場では、医師も物資も限られている。専門医が大勢いるわけでもない。
そこに派遣された医師だけが、手元にある材料と自身の知識に頼って、
考えられる範囲の治療を施すだけである。
「子供を診てほしいから小児科医を呼んで!」と頼んだところで、戦地に
いなければ、そんなにすぐに補充されるはずもない。内科医でも外科医でも、
とにかく「戦場に作られた臨時診療所」に派遣された医師が、自分の分かる
範囲でとりあえずの治療をするだけである。そもそも、我が国の救急医療は
(というか、ほとんどの国では)、そのような状態から地道に発展させてき
たのである。
現場で十分な治療が行えない時は、戦地から設備の整った病院へ輸送され
ることになる。これは、厚労省が、二次救急、三次救急の区別を始め、高度
な医療も救急の中で分担できるよう整備を進めたところと似ている。
ところが我が国の厚労省は、医療の高度化に伴い、専門分化が進み、高額
な医療機器や新薬による治療の高度化、新しい検査法の開発などで社会保障
費がどんどん膨らむことに対応できなかった。国家財政が逼迫する不安から
政治家・財務省の圧力が厚労省にかかると、社会保障の重要性を説明せ、
維持する使命を忘れ、もろくも圧力に屈して医療費削減、医師数減少の方策
に乗ってしまったのだ。
医療の高度化、救急医療の急速な整備を進める反面で、医療費抑制、医師
数削減をコツコツとやってくれた結果が、今の医療破壊につながっているこ
とを、厚労省はどこまで自覚しているのか?
そして、医療費抑制のために。療養病棟なる医療を十分に受けられない
包括医療を巧みに取り入れ、基盤整備もないままに在宅医療への切り替えを
進めるために介護保険制度を無理矢理導入した。
そこで、制度の複雑化と医療高度化による医師の過重労働が次第に激しさ
を増し、研修医の過労死事件が相次ぐと、研修医を守る名目で、ついでに
目障りで言うことを聞かない大学医局も弱体化してやれとばかりに、大学
医局の存在意義も検証せぬままに新研修医制度を導入してしまった。
おかげで過重労働に苦しむ医療界はイッキに1万2千人?の労働力を奪わ
れ、医療破壊は一気に加速した。
このとき、マスゴミとモンスターペイシェントがさらに事態を悪化させた
ことは言うまでもないことだが.....
、これは火事場にガソリンくらいの効果はあったのだよ...。
さて、今や、マスゴミは一方では医療崩壊を引き起こした政府・財務省・
厚労省の作為的な情報を垂れ流し(一部は最近、政府に批判的な報道もする
ようになったが)、返す刀で医者叩きを繰り返す....
そして、診療報酬0.38%アップと謳ってあたかも医師会の圧力に負けた
かのような世論を喚起しているが、おそらく4月の改定で、相当数の病院、
診療所はアップどころかアップアップの状態に陥るだろう。
医療崩壊は確実に進行し続ける。それが真実である。
************
さて、この暗い現状の中で、某掲示板では、とてもおじょ〜ずな
言い回しがはやっている。今の救急を評して
「コンビニでフルコース」だそうな。
なるほど、しょせんは何でもアリのコンビニ救急。救急外来へ来る人の
9割は入院せずに自宅へ帰れる人だ。
おかげで救急外来は大にぎわい。医師は人手が足りません。ところが、
「頭を打ったんだから脳外科医を呼べ!」
「うちの子は小児科医に診てほしい。すぐ呼んで下さい!」
これでは、救急の本来業務から逸脱しているだろうが!
コンビニなんだからフルコースなんか頼むんじゃない!
え? コンビニにも有名シェフの弁当とかあるって...?
でも....たいてい売り切れてるからね
それに、食材が違うのよね...
食べてみたら....それこそ「看板だおれ」なのよ。
それがフツーだと、どうか気付いてくださいな。
え? もし、コンビニでフルコース食べたかったら..。?
だからね、、コンビニからフルコースのレストランへ移動しなさい!
(あ、今、そんなレストラン、ほとんどないのよね)
それが無理なら...フルコースを売ってるコンビニをカネかけて作る
しかないっしょ!? カネかけずにど〜すんの?
・・・・ムリに決まってるじゃん。
早い話、医師を3交代にして救急を回しても、経営できるだけの財政補助、
あるいは診療報酬アップをしないかぎり無理です。
それをしないで36時間労働とかさせるから(私だってかつて多少はさせら
れました...)、そりゃ逃げますよ。
医師だって生身の人間です。
夢も家族もあれば、気力体力の限界もあります。
コンビニでフルコース....
どうか、どうか、そんな無茶は言わないで下さい...
医療の灯を消さないで....
そして
医師の使命感を奪わないで...
使命感のない医者なんて、ぬけがらのようなものだからね・・・
(700編到達!記念作品・・・・)
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「医療崩壊と救急医療」シンポ
2/23、京都府医師会主催の医療安全シンポジウムに行ってき
ました。本日のテーマは「医療崩壊と救急医療」
−今、医療現場から伝えたいこと−
基調講演の演者は、有賀 徹先生(昭和大学病院 副院長
救急救命センター長)。
会場には300名くらい?来ていて、一般市民も半分以上?と
思われました(実際はどうかはっきりしませんが・・・)
さまざまな新聞記事、週刊東洋経済などの雑誌の資料なども
多数提示され、医療崩壊の現状をかなり正確に解説された。
残念なのは、私のように医療崩壊の状況についてそれなりの
知識を仕入れている人間にはわかりやすかったものの、約1時
間で一般市民に理解してもらうには情報量が多すぎたかもしれ
ないことだ。
ただし、基調講演後にパネルディスカッションがあり、そこ
で補足があったので、そこそこの理解は得られたのではないか
と思った。
で、膨大な情報量の講演を全部覚えているわけではないので、
印象に残ったトリアージを中心に記しておきたい。
まずは地元新聞報道から・・・・
京都新聞2008.2.24
搬送への対処、意見交換
南区 医療崩壊と救急テーマにシンポ
(京都市南区・京都テルサ)
「医療崩壊と救急医療」をテーマにしたシンポジウム
(京都府医師会主催)が23日、京都市南区の京都テルサで
開かれた。市民や医療関係者約280人が参加し、医師不足の
一方で増える救急搬送への対処について意見を交わした。
有賀徹・昭和大病院救命救急センター長が基調講演した。
救急隊が現場で患者に緊急性の有無を確認し、同意があれば
搬送しないという東京消防庁での試みなどを紹介し、「救急
搬送や医療の限られた資源の効率的な活用が必要」と訴えた。
討議では、市消防局安全救急部の奥田善治部長が「安易に
救急車を呼ぶなと強調すると、必要な人が利用を控えてしま
う可能性がある。市では、家庭での事故防止や応急手当ての
普及に力を入れている」と話した。
国立病院機構舞鶴医療センターの平野伸二院長は、医師不
足による救急体制の縮小を報告し、「軽い症状でも救急車を
利用する救急のコンビニ化が医者を疲弊させている。救急医
療を守るのは皆さんでもある」と呼び掛けた。
京都府健康・医療総括室の松村淳子室長は、小児科医の少
なくなった病院を利用する保護者が子どもの疾病について勉
強し、緊急性の低い利用を減らした他県の事例を紹介し、
「病院と地域とのつながりが大切」と強調した。
+++++++++++++++++++++++++++
では、有賀先生のお話の中で、私が覚えている印象的な部分
をどうぞ。
●東京では救急車が足らない。だから救急車が用意できない
とき、まず赤いポンプ車が現場に行くことになっている。
(年間1000件以上、赤いポンプ車が救急現場へ駆けつける
ということだ...)これだけ不足しているので、明らかに
急ぐ必要のない患者は、現場でお断りすることもわずかだが
現実に生じ始めている。その場合、患者は自分で交通手段を
見つけて病院へ行かねばならない。
●東京ではトリアージを推進している。救急患者を重症度で
評価し、重い人を優先して診てもらえるようにしよう、とい
うことだ。
だから、重症と判定すれば、たとえ実は軽症であっても先
に診る。逆にあなたは軽い、と判断されたら、診察まで40分
あるいは1時間待たされるかもしれない。しかし、受け入れ
に限度がある以上、選別しなければならない。このための
選別指標を導入しているところ。
トリアージは、救急車を呼んだ段階でも、救急車が現場へ
着いた段階でも、病院へ到着した段階でも施行できる。
<次の記事を参照下さい>
119番受信時「重症患者を優先」
2008/02/18 19:33 キャリアブレイン
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/14586.html
傷病者を重症度と緊急性によって分類する「トリアージ」の
実用化に向けた検討を進めている消防庁の作業部会は2月18日、
トリアージの運用方針などを議論した。消防本部から多くの救
急車が出払っている時に119番を受信した場合には、より重い
患者に備えるため、軽症の患者には「現場でしばらく待っても
らう」方向で意見が一致。同部会は今後、トリアージの具体的
な内容を取りまとめ、3月末に開かれる救急業務高度化推進検
討会に報告する。
トリアージは一般的に、災害時などに多数の傷病者が発生し
た時に救命の順序を決め、効率的に医療機関に搬送する行為。
総傷病者数や医療機関の許容量、搬送能力、重症度・予後など
の要件で判定する。判定結果は、
▽死亡または救命に現況以上の救命資機材・人員を必要とし救
命不可能を表わす「黒」
▽生命にかかわる重篤な状態で一刻も早い処置が必要な「赤」
▽生命にかかわる重篤な状態ではないが、早期に処置が必要な
「黄」
▽救急搬送を必要としない「緑」
の4つに分類されている。
119番受信時に患者の状況を聞き取る「コールトリアージ」と
現場で救急隊が状態を見て判別する「フィールドトリアージ」
があり、国内では横浜市や東京都消防本部が実施している。
同日の検討会では、トリアージの運用方針などを議論し、
コールトリアージに伴う救急隊の運用方法を提案。消防本部
内の多くの救急車が出払っている時に119番を受信し、トリ
アージで緊急度が低いと判断した場合には、災害や重症患者
に備えるために「しばらくの間、待ってもらうことが妥当」
と意見が一致した。この基準に関しては、消防本部内の救急
隊の数に対する出動数などを基に算出するという意見が出た
ものの、都市部と地方では救急隊の数や移動時間も異なるた
め、あくまで指針として示すにとどめ、「実際の運用では、
地域の実情に合わせた対応が必要」とした。
同部会は今後、内容を取りまとめ、現場での効果的な救急
業務を検討している救急業務高度化推進検討会に3月末をめ
どに報告する方針。
−−−−−−−−−−−−−
●入院を要する救急患者は、全救急患者の9%、救急車で搬送
された救急患者の38%。つまり救急外来では9割は入院の必要
のない患者、自宅へ帰れる患者。
●患者の満足度が高いとき、看護師など職員の満足度も高い。
その意味では救急外来における「ナースによるトリアージ」
も有用だろう。これは、ナースが症状やバイタルなど確認し、
決められた手順により患者を分類・選別するもの。たとえば
赤:すぐ診療−−−−−−−−−−−−−10%未満
黄:検査など先行させ30分以内に診療−20〜30%
緑:急がなくてよい。数時間待ち−−−−60%前後
このトリアージ実施で患者のクレームは減り、看護師の職務
満足度も上昇する。
●東京では、消防庁救急相談センターに医師1名、看護師2名
を24時間365日体制で配置し、一定のプロトコールに従って
都民の相談内容のトリアージを行っている。プロトコールが
整備されるに従い、7〜8割まで看護師が判断するようにな
った。
結果、電話相談から即救急出動させた“赤”対応は10%弱。
そのうち3割が入院。その他は、
橙:1時間以内に自力で病院へ行ってもらう
黄:6時間以内に自力で病院へ行ってもらう
緑:翌日以降に自力で病院へ行ってもらう
という対応。
●このように、トリアージを進めることで、救急件数増加と
いう「数の呪縛」から逃れて救急の質に限られた人材を投入
する、という方法は、限られた資源を有効活用するためには
必要であろう。
−−−−−−−−−−−−−
さて、最後に、パネルディスカッションで話された話題も
少しご披露する。
京都はH18年12月の調査では人口当たり医師数で日本一。
人口10万あたり273名。ただし、H16以降、産科、小児科、
内科、外科などの医師は減少傾向にあり、医療崩壊の進行と
関連していると思われる。
京都市の救急はまだ恵まれている。いわゆる“たらい回し”
のように病院から次々と搬入を断られることも少ない。
京都市の昨年度実績では、救急隊からの搬入依頼の80%は
1回で受け入れてもらっている。また99%が5カ所以内に
受けてもらっている。
20カ所以上救急病院を探した事例はゼロとなっている。
いっぽう、南北に長い京都府の中で。中心となる京都市、
乙訓は医師が集中しているが、北部、南部ははかなりの医療
過疎になっている。
北部で日本海に面する舞鶴市は、医療崩壊の先駆け?で有名
になった舞鶴市民病院の他に、国立舞鶴、舞鶴共済、舞鶴日赤
と、人口8万の市に大きな病院が計4施設あった。
ところが、これらの病院で働く医師は、140名ほどから、
100名を切るまでに減少した。
周知のように、舞鶴市民はすでに救急どころか病院存亡の危機
となっている。国立舞鶴もこの4月からついに24時間365日
救急の看板を降ろすこととなった。すると、今後、日赤と共済
が大変なことになるかもしれない。ドミノ倒しが進行中である。
+++++++++++++
その他、現実に東京(京都に匹敵する医師密度があるが)
でも、トリアージを進めている背景には崩壊寸前の救急体制
という現実があることを有賀先生は語っておられた。
昭和大学救急センターも、あと少し救急が増えたら、回らなく
なるかもしれないという危険水準にあるということだ。
4月の改定で潤う病院などほとんどないであろう。逆に、
崩壊は進む、間違いなく進む・・・・残念だが、政府が改心
しない限り。良くなる要素は皆無だ。誰がドミノを止めるの
か、われわれは、真剣に政治を見つめなければならない。
<とにかく、マニフェストをしっかり吟味すること!>
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「訴訟ネタ」あるある小事典
今日、神経内科の勉強会があり、頸動脈病変の外科治療
について、脳外科の先生のお話を聞いた。小さな勉強会で
あり、ご講演後、その場で食事をしながらディスカッション
というか、雑談タイムがあったのだが....。
その席上で、複数の神経内科の先生から、訴訟につながり
そうなネタがいろいろ飛び出した。現在進行形の事例から、
予想される事例まで、主なものをご紹介しておきたい。
なにせ、世の中、何でも訴えてやるという性ワルな空気に
満ちあふれている。残念だが、防衛することにまで気を配ら
ねばならないらしい。医師として、医師らしく仕事を全うす
るためにも、よろしかったらご一読下さい。
************
(1)くすり
片頭痛(血管性頭痛)の患者さん。かなり頭痛歴は長いらし
い。トリプタン製剤に次第に依存していって、某先生を訪れ
た時にはトリプタン製剤を乱用して、薬剤性頭痛を引き起こ
していたという。それを時間をかけて治療してあげたら、ト
リプタン製剤をあまり使わなくても生活できるようになった。
それでメデタシメデタシのはずだったが....。
その患者さん、前医を訴えると言い出した。
某先生は、それで非常に慌てているらしい....。
(2)tPA製剤
tPA製剤といえば、脳梗塞のとき、血栓を溶解して劇的な
効果が得られることもある素晴らしい薬。だが、脳出血と
いう副作用を起こす恐れもあるし、全く効かない時もある。
良薬は両刃の刃でもある。いずれにせよ、発症3時間以内
しか使えない(保険上)。また、診療報酬改定に合わせ、
tPA製剤を使える施設の要件が厳しくなる。24時間CT,MRIが
使える、脳外科が24時間必要、その他、かなり使える施設は
限定されてしまう。
京都では、第一、第二日赤や、京都医療センター(旧国立
京都病院)はじめ、数えるほどしかないのでは、という話。
となると....、脳梗塞でどっかの病院へ運ばれても
「ウチではtPA製剤は使えません!」と言われることも
あるだろう。すると、「tPA製剤を使わなかったから改善
しなかった」と訴えられるかも...。
で、「ウチでは使えないから、使える病院へ」と転送す
ると、たいていの場合、3時間を過ぎて使えなくなる。
そもそも、tPA製剤を使うためにはインフォームドコンセ
ントが必要。すると、急患の検査・治療に直接つきっきり
の医者のほかに2名くらいの人間がいないとスムーズに事
は運ばない。目一杯急いでも救急車到着までに1時間以上、
到着から治療開始までに1時間以上はかかると考えた方が
いい。
だから最初の病院で時間を使うとますます厳しくなる。
「最初からtPA製剤の使える病院に運んでくれたら助かっ
たはず!」と、最初の病院や救急隊が訴訟のターゲットに
される可能性は十分にある。
(3)リハビリ
厚労省はリハビリの制限に今も熱心である。ホントに必要
な人がみんな受けられると思ったら大間違い。見かけは改善
したように報道されても、実質的に、満足なリハビリを受け
られる患者はかなり限定される。そういう診療報酬体系に厚
労省がしているのだ。
患者の都合ではない。リハビリにかける医療費が増えない
ように操作しているだけだ。
さて、そんなご時世なのに、テレビでは、非常に重症の患
者が特殊なリハビリで奇跡的に改善した様子をこれでもかと
放映する。
脳卒中協会のFAX相談には、放送されるとすぐに反応があ
るという。「私のリハビリはあのテレビのリハビリと違う。
あれをやってほしいとリハビリの先生にお願いしてもやって
くれない。どうすればいいか?」
答える先生は、もう、うんざりだそうだ。標準的なリハビ
リ以外のことをやってほしきゃあ、やってくれるところへ押
し掛けて頼んでみるしかないよね?
ふつうの病院ではありえない話なんだけど....。
これまた訴訟の予感?
(4)アリセプト
これまたテレビの影響。
2、3週間前のNHKの放送は、それほどヒドかったのだ。
「認知症の診断をつける医者がなかなかいなかった。もし、
2年早く診断されアリセプトの内服を早く開始していたら、
これほど悪くならなかった!」。そして、いかに医者が認
知症に理解がないか、いかに医者がひどいか、という印象
を強く与える激しい言葉を患者家族の会の副会長さんか何
かが、延々としゃべったのだ。
この番組を見た医師は、今日の会合にも何人かいて、
口々に「あれはホントにひどい番組だった」と、怒り心頭
だった。
そもそも、アリセプトで劇的に認知症の症状が改善する
かのようなトンでもない情報を全国放送することが犯罪レ
ベルの不祥事なのだが....。
おかげで、アリセプトに関する問い合わせがあちこちで
増えており、対応に困る場面も多いという。テレビを信じ
る人に真実を話したら、それこそ告訴されるかもしれない
.....。
*************
もう少し、元気の出るネタを提供したいと、常々思ってい
るのだが...
ご期待に添えず、申し訳ございません。
私は「政府・厚労省が過去の医療政策の過ちを認め、先進
国にふさわしい医療体制を目指すために政策転換を行い、
思い切った財政措置をとることを決めました。」..
こんなニュースが一日も早く飛び込んでこないかと、
首を長くして待っているのだ。
あ、キリンさんになっちゃった!
なんちゃって...(汗)
<追>
ブログをかき始めて1年と10ヶ月。
ついに、あつかふぇ先生には遅れをとりましたが、
120万アクセスを越えました。
厳密には、ただいまの時点で
アクセス数1210006
コメント数 4097
トラックバックは216です。
読んで下さったすべての皆様に御礼申し上げます。
なお、この記事で、総記事数は698編となりました。
医療が良くなるその日まで!
がんばるぞ!
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政権交代は近い?
読売といえば、政府べったりの新聞、それどころか、
ナベツネとかいう文化人づらした老人が、政界の仕掛人
よろしく暗躍する、トンでもマスコミ....、
そして、医療については、経済界の意向を重視し、
われわれ医師の良心を踏みにじる新聞...、
これが私の読売に対する印象なのだが...。
しかし、いくら読売が調査しても、日本人の意識は
変えようがないことがわかった。
では、読売の記事を読んでみよう。
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「時々は政権交代を」63%が望む
読売世論調査
2月23日20時20分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080223-00000050-yom-pol
の政治に反映されないことに不満を感じている??。読売新聞社の年間連続
調査「日本人」から、政治の現状にいらだつ有権者のこんな「政治意識」
が浮き彫りになった。
時々は与野党の政権交代があることを望む人は全体の6割強、今の与党
支持層でも4割に上り、もたつく政治に大きな変化を期待する意識の広が
りも読み取れる。
調査は「政治意識」をテーマとして16〜17日に面接方式で実施した。
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今の日本の政党や政治家を「信頼している」と答えた人は「大いに」
「多少は」を合わせて30%にとどまり、「あまり」「全く」を合わせて
68%が「信頼していない」と回答した。
国民が選挙で投じた一票が現実の政治に「反映している」と答えた人は
29%で、「反映していない」が67%を占めた。
「一般的に言って、時々、与党から野党へ政権が交代する方がよいと
思うか」と聞いたところ、「する方がよい」は63%で、「しない方が
よい」の27%を大きく上回った。これを支持政党別に見ると、自民支
持層は「しない方がよい」が過半数の53%だったが、「する方がよい
」も40%に上った。民主支持層は91%が「する方がよい」を選んだ。
政権交代を容認する人に理由を三つまであげてもらったところ、
「政治の腐敗が起こりにくくなる」の55%が最も多く、「政策の
方向性が変わる」の49%、「政党間の政策論争が活発になる」の
44%が続いた。
しかし、「近い将来、与党から野党への政権交代が起きると思うか」
との問いに「そう思う」と答えた人は41%で、「そうは思わない」の
50%より少なかった。政権交代をする方がよいと答えた人でも、近い
将来の与野党政権交代を予想する人は54%にとどまり、40%は実現
に悲観的だった。
また、これからの日本の政治について、「良い方向に進む」と答えた
人は「どちらかと言えば」を含めて計46%で、「悪い方向に進む」の
計45%と拮抗(きっこう)した。衆院と参院で第1党が異なる「ねじれ
国会」での混迷が、今の日本人に政治の先行きについての方向感を失わ
せているためと見られる。
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さて、いかがだったろうか? 以前から「政権交代しないと政治は腐敗
する」と、政権交代論を推進している私としては、読売がこのような調査
を掲載してくれたことに喜びを覚えている。
むろん、これは調査であって、まだ現実ではない。まして、選挙になる
と国民を平気であざむく政権党は、また得意の目くらましで、票を稼ぐか
もしれない。
あのコイズミを見るがいい。たしかに構造改革のごく一部は手を付けた。
道路利権の構造もごく一部は抑圧された。
しかし、「郵政民営化!」と「コイズミ劇場」で大騒ぎしているうちに、
医療破壊は恐ろしいスピードで進められてしまった。それどころか介護も、
福祉も、年金も、すべてズタズタにされてしまった。教育も抑圧された。
私たち国民にとってかけがえのない社会保障、社会資本が構造改革の名
の下に、崩壊の危機に陥ってしまった。そうこうするうちに、あの醜い道
路族はまた勢力を復活させようとしている。いったいいつになったら土建
屋国家は改革を迎えるのだ?
私の街のあちこちで、また例の「道路掘り返し」が進行している。舗装
道路を車で走ると、田舎道より激しい揺れに教われる。これは道路がつぎ
はぎだらけだからだ。
かつて私が住んでいた市内のマンションの前の舗装道路は、美しくカラー
レンガを敷き詰めてきれいに整備されたが、わずか1年の間に3度も工事で
掘り返され、その度に、色の違うレンガを強いて補修し、見るも無惨な有様
になった。
医療が疲弊し、救急車は患者を抱えて送り先がなく立ち往生しようとも、
年度末の道路補修や水道.電気工事だけは、潤沢な資金でとどまることなく
毎年繰り返される。
こんな政治で人命が救われること自体が「奇跡的なこと」だと、国民は
何故気づかないのか。
だが、この記事を見る限り、国民も少しずつ現状を理解し始めているよう
だ。まだまだ医療に対する理解は不足しているが、「このままではイカン!」
ということが、ようやくわかりつつあるようだ。
私は国民に訴えたい。「ようやく気がつき始めましたね。どうか、焼け野原
になる前に、早く行動を起こして下さい。医療破壊がこれ以上進んだら、元に
戻すのはあなたの次の世代までかかるかもしれません。あなたには間に合わな
いかもしれませんよ。これは決して脅しではない。悲しい現実なのです。」
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医師にも役立つ経済記事
日々、診療に追われ、過重労働で疲弊している医師にとって、
世の動きを知ることは至難の業。とはいっても、netのおかげで
結構情報を得ている人も多いだろう。ただ、掲示板などとかく
感情移入が激しい文章を目にしすぎると、現実を見失う恐れも
ある。余計なお世話かもしれないが、比較的良心的と思える評論
をご紹介させて頂く。諸兄の参考になれば幸いである。
ま、ひとつ重要なことは、この記事が、いわば医師の天敵?
のような、日経に掲載されていることか。この考えは、権丈
先生の意見にもある程度つながっており、まともな政治家が
こういった意見と、権丈先生の意見をミックスにして医療、
社会保障の設計を考えてくれるなら、もうちょっとマトモな国
になるのではないかと期待(いや、切望...?)しているのだ。
Nikkei BP net on Yahoo! ニュース
http://event.media.yahoo.co.jp/nikkeibp/20080219-00000000-
第69回(2008年2月19日)
道路特定財源はもはや不要〜
「維持」は経済理論のイロハも知らない議論
(高木 勝=明治大学政治経済学部教授・経済評論家)
道路特定財源は1954年に導入されたもので、自動車の
急速な普及を背景に、全国の道路整備を急ピッチで進め
るための財源と位置づけられる。
また、第1次石油ショック直後の1974年には、いわゆる
暫定税率が上乗せされた。道路の一層の整備と財源確保、
インフレ抑制のため、2年間の期間限定付き増税措置が
とられた。
確かに、当時の道路整備状況はきわめてお粗末であり、
道路整備は最優先の政策課題であった。例えば1960年の
道路舗装率はわずか2.8%であり、道路総延長も96万kmに
とどまっていた。
道路整備は8〜9割達成した、道路はもはや優先すべき政策ではない
だが、特定財源導入から54年、暫定税率創設から34年が
経過した今日、道路舗装率は80%に達した。道路総延長も
1960年当時と比べ23万kmも増えており、道路整備は8〜9割
達成済みの状態だ。
このため、現在の日本経済にとっては、道路整備が最優
先課題とはもはや言えない。貴重な財源は年金や医療、
介護などの社会保障関係や、教育、環境などに振り向ける
べき時期である。
既得権益として、道路特定財源を今後も維持することは、
資金の最適配分を損なうものであり、また同時に、財政構
造を一段と硬直化させるものである。なお、これらの点は、
経済学と財政学の基本的考え方であり、道路特定財源の必
要性を強調する見方は、経済学、財政学のイロハを知らな
い考えと言わざるを得ない。
道路特定財源をいつまでも維持すると、結局はムダな道
路を建設することになり、また一方で、安易な流用を誘発
するもとになる。ムダな道路の代表例は本四連絡橋、東京
湾横断道路、北海道の道東道路などだ。費用対効果の点か
ら赤字たれ流しとなる。そして高過ぎる高速道路料金によ
って利用台数はさらに減少し、いわゆる悪循環に陥ってい
る。一方資産の流用としては、公務員の人件費、宿舎、
駐車場、スポーツ施設、そしてスポーツ用品の購入などが
指摘されている。社保庁の年金流用とまったく同じ構図だ。
道路特定財源の存続理由はもはやないと言ってよい。
暫定税率は速やかに廃止し、特定財源を一般財源化するこ
とが不可欠と言わざるを得ない。確かに今後も必要な道路
は計画的かつ時間をかけて建設すべきである。また、渋滞
の緩和や、歩道の整備、バリアフリー化、開かずの踏み切
り対策なども重要になってくる。だが、暫定税率を廃止し、
特定財源を一般財源化した上で、公共事業の一環として、
着実な改善が図れるはずである。
道路中期計画は総額先にありき
政府は先般、道路建設の中期計画を発表した。費用総額
は10年間で65兆円(上限)、その後59兆円(同)へ下方修
正されている。この点だけからも、計画は徹底的に詰めら
れたものではなく、道路特定財源を死守するための、総額
先にありきのきわめて曖昧なものである。
内訳を見ると、基幹ネットワークの整備として23兆円が
計上されているが、広規格道路(高速道路など)として1万
4000kmの確保が示されている。政府は国際競争力の強化の
ために基幹ネットワークを必要としているが、まさに悪乗
りそのものではないか。
1万4000kmの確保はまったく不要である。小泉政権時代の
高速道路整備計画9342kmとの整合性をいかにとるのか。
当時、9342kmの目標に対し、不足分2300kmをどうするかが
大きな争点になったはずである。
中期計画では、基幹ネットワークの整備以外に、生活幹
線道路や渋滞対策、通学道路の歩道整備などが盛られてい
るが、いずれも精緻な積み上げによる費用の計上ではなく、
総額だけが先に決まった状態だ。
今後、中期計画は大幅な下方修正が不可欠であり、ムダ
な道路は造らない、整備費用をいかに効率化するかが焦点
である。
また、費用対効果分析で、一定期間内に[効果>費用]になら
ない計画は、捨て去るべきであろう。
与党案の問題点
与党案は今後10年間暫定税率を維持するという考え方で、
道路特定財源を守り抜こうというものだ。前記のように、
経済論理からは明らかに誤りであり、ただ1点、既得権益は
絶対手放さないという考えが背景にある。
小泉・安倍政権時代の一般財源化のスタンスはどこへ
行ってしまったのか。安倍前首相は、道路特定財源は全体
の見直しの対象にすべきだと明言したはずである。
与党とくに自民党の体質はまさに旧態依然であり、小泉
政権より前の状態へ先祖返りした感がある。
また、福田首相は先の施政方針演説で、消費者重視、国民
の目線の必要性を繰り返し強調した。だが、暫定税率の10年
間維持は、明らかに施政方針と矛盾している。
各種世論調査の結果を見ると、国民の過半数が暫定税率の
廃止を求めている。福田首相はこの結果を無視してはならな
いと思う。
最近の自民党内を見ると、道路族の復活が目立っている。
彼らは道路官僚と強力なタッグを組み、既得権益を断固守り
抜こうとしている。危険な様相は果たしていつまで続くのか。
民主党の問題点
民主党案は暫定税率を廃止する一方で、特定財源をすべて
一般財源化するものである。この点は筆者の主張と一致する。
だが、
1)ガソリン価格の引き下げを主な目的とし、また、
2)地方道路整備の水準は今後も維持するという点で、
問題を有している。
暫定税率を廃止すれば、確かにガソリン価格は1リットル
あたり25.1円安くなる。だが、この点を強調して暫定税率の
廃止を唱えると、まさに大衆迎合主義(ポピュリズム)に
陥り、総選挙対策そのものとなってしまう。
すでに述べたように、暫定税率の廃止は道路建設の優先度が
大幅に低下したためであり、道路整備がほぼ満足できる状態
にまで到達したためである。ガソリン価格の引き下げを持ち
出すのは、まさに本末転倒であり、邪道である。
2番目の地方道路整備の水準を維持する点も妥当性を欠く。
これまた地方の要望に配慮したポピュリズムそのものである。
また、仮に地方の道路整備を今後も続けるとするなら、財源
をどうするかも具体的に明示すべきだ。
民主党の構想はとかく絵に描いた餅にとどまることが
多い。年金制度も同様だ。年金制度の一元化と基礎年金の
全額税方式を唱えるが、消費税は現行5%のままというのは、
どう考えても説得力がない。
国民の目線に立った政策論争を
道路特定財源の暫定税率は、本年3月末で期限切れとなる。
4月以降は同税率が自然消滅し、2兆6000億円の減税
(うち国税1兆7000億円、地方税9000億円)が実現する。
このため、与党は国会につなぎ法案を提出し、暫定税率の
期限を本年5月末まで延長しようともくろんだ。だが、この
法案は国会審議が開始される直前の提出であり、早々と最終
結論を強引に設定するものだった。まさに議会制民主主義を
封じる暴挙と言わざるを得ない。
与野党とも生活者第一と唱えながら、実際は国民不在の政
争に明け暮れる毎日である。
国会は道路特定財源のあるべき姿をめぐって、いまこそ
真摯(しんし)な政策論争を展開すべきである。そして資金
の最適配分を確保し、既得権益やポピュリズム的発想をいか
に捨て去るかが、大きな課題となってくる。名実ともに国民
の目線に立った政策運営が、いまこそ強く求められている。
高木 勝(たかぎ・まさる)
1969年、慶應義塾大学経済学部卒業
1969年、富士銀行入行
1988年 富士総合研究所経済調査部長
1993年 研究主幹
1997年 理事就任
1998年 明治大学政治経済学部教授・経済評論家、現在に至る。
***************
いかがでしたかな?
日経にしてはマトモな評論を掲載してくれたものだと思うが...。
そういえば、今日のニュースで伊吹文明が、「議長斡旋でつなぎ法案を
廃案医する代わりに、与野党で言っての結論を出すと言ったんだから、
採決しなくちゃいかん。約束は守ってもらわないと」
そして、道路族のドン古賀は「民主党も対案を出せ」と言ってたな。
だがねえ、道路暫定法案は、「暫定」なんだよ。暫定を延々と続ける
こと自体が「約束を守ってない」ことなんだよ。そして、コイズミが
減らすと約束した幹線道路整備計画をまた増やしたことも、約束違反
なんだよ。
どんなウソも平気でつく政治家の精神構造こそ、構造改革すべき
なんだがね。
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ないしょのていあん・・
ココだけの話です...
ないしょですよ...
今から大切な提案をさせていただきます....
1)全国の勤務医は、できるだけ多く全国医師連盟に所属登録する。
(登録に際し、支払うのは1000円程度とお安くする)
所属登録をした医師は、全国医師連盟を介して就職する。
つまり、医師連盟から派遣される形態とする。
ただし、一定の大学人事を残さねばならない。
今すぐ大学人事まで牛耳るのはむしろ損失であろう。
よって、賛助登録の道を残す。
賛助登録は、資格は所属登録とほぼ同じにする。
ただ、賛助登録は、全国医師連盟を介さず、個人交渉または大学医局人事
を通して職場を選