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産業医講習で見えるもの(1)
産業医になると、5年に1度の更新がある。5年間で20単位の生涯研修(更新、実地、専門)を受けなければならない。
私も、いつか産業医として生きて行くという選択があるかもしれない、という思いで、資格を取ったのだが....。
でも、資格更新の研修を受けるのはなかなかしんどいものだ。
さて、産業医の講習を受けると、いろいろ面白い?(本心は、講習会自体は極めて面白くない!、のだが、まあ、ネタとしては面白い,,,)
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とある講習会の資料を見ると....
講師としてなかなかの顔ぶれがそろう。
東京大学を始め、そうそうたる大学の名誉教授に現役教授。
厚生労働省の現役部長、課長。
そして、ややこしい名前の機関・団体
中央労働災害防止協会
労働者健康福祉機構
など.....
(そう言えば、名誉教授の中にも、いろんな機関・団体に名をつらねていますね..)
これって、すごい天下り先!?
(まあ、お医者さんは、多くの場合、おだてられて安い給与で参与とか監事とか理事とかに祭り上げられて....お役人さんは、しっかり高級をいただくって寸法ですかねえ)
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さて、資料によれば
厚生労働省の安全衛生部のお役人様が、医者に対し、次のような講議を行っています。
過重労働による健康障害防止対策の強化が必要。
睡眠時間が5時間以下になると(6〜8時間と比較して)
→→ 脳・心臓疾患の発症の危険性は、1.8〜3.2倍!
月約60時間以上の時間外労働
→→ 心筋梗塞の発症の危険性は、2.4倍!
そして、労働者の生活時間における時間外の労働時間と睡眠時間については
人間として必要な労働以外の生活時間 6時間
基本労働時間 8時間
睡眠時間+時間外労働 10時間
計 24時間
で、過重労働による健康被害を防止するための総合対策の見直しを平成18年3月に策定した、ってことなんですが...
(1)時間外・休日労働時間の削減
○ 36協定締結時における「限度基準」の遵守
○ 労働時間の適切な把握 等
(2)年次有給休暇の取得促進
(3)労働時間等の設定改善
(4)労働者の健康管理に係る措置の徹底
○ 産業医の選任時の健康官吏体制の整備、
健康診断およびその事後措置の実施等
○ 長時間にわたる時間外・休日労働を行った労働者に対する面接指導等
・労働安全衛生法に基づく面接指導等の実施およびその事後措置の実施等
・面接指導等を実施するための手続等の整備
・地域産業保険センターの活用 等
○ 過重労働による業務上の疾病を発生させた場合の原因の究明、
再発防止の徹底
でも、講習会で出会った、非常に救急件数の多い大病院に勤務する先生は...
毎日、朝8時半から夜は9時10時が当たり前!
休みでも、呼び出しがしばしば...
外来やったら、朝から始めて午後4時くらいまでずっと外来..
50才越えても、当直は減らない...
給料は...もう5年以上増えるどころか目減りという感じ..
確かに科によって仕事量の差はあるが...
皆、必死に働いてるのに,,,
それでも、病院は、年に数億の赤字...
DPCを取り入れて..少し慣れてきたので多少利益が出やすくなってる。
でも、厚生労働省のいつもの手で...
DPCを取り入れる時は、多少利益を出しやすい設定でも..
どうせ来年からまた保険点数を削って...
介護保険と同じ運命ですね...
どこまで働いても、書類ばっかり増えて..
検査ひとつするにも、同意書と説明ばっかりで時間がかかり..
医者も患者も家族も...みんなうんざり..
もう、ほとんど燃え尽きてますよ...
−−−−−−−−−−
さて、この先生、毎日残業4、5時間...
それに当直、呼び出し...
50才過ぎてなお、時間外は週80〜100時間はあるのは間違いなし!
産業医の講習には、医師にとって重要な、そして、医師には絶対適用されない、大切な労働環境の話が満載です!
産業医は、労働者の健康と快適な職場を守るために、雇用者・事業者にご意見を申し上げ、労働者にも面接指導をすることになっているのだが...
医者の労働環境はどうすりゃいいんだ〜〜!!!
そもそも、医療経済を牛耳ってるのは厚労省なんだから、雇用者・事業者の代わりに厚労省にご意見申し上げるべきなんじゃないの!?
病院の院長・事務長にご意見申し上げて、労働環境がど〜にかなるもんじゃないよ。
労働環境改善したら、マトモな病院は、ほとんどつぶれちまうじゃね〜の!
というわけで、産業医の講習を聴けば聴くほど、燃え尽きかけた先生は、怒り!、で燃え尽くしてしまうようです。
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コメント
コメント一覧
あかがまも、月末、八幡に研修いってきます。
先生のお話読ませていただいて、興味がムクムクわいてきました。
がんばってきます。
ぜひ、先生の切り口で斬りまくっていただきたい!
(きっと、先生に興味にかなう点が多数あることでしょう...)
先生なら、記事の3つや4つ、すぐ書きそうですね
私は産業医のみしております。病院からあっちこっち派遣されてます。でも、実は自分の所属する病院の産業医も兼ねてまして… 先生ご指摘の通り、医師の労働環境を改善するなどということには到底手が回りません。といいますか、仮にそこに手をつっこんだとして、医師の労働条件が変わりうるのだろうか?? と思ってしまいます。こんなんではいけないんですが…
ところで、ひょっとして先生、先週から日本医師会館にお出になっておられましたか?
ひ、ひょっとして、三毛猫先生と、出会ってたかも?...
(わなわな...)
ま、ご推察通り、3日間の過酷な講義を受けました...
それでも、16.5点にしかならず、あと3.5点どこかで研修受けなきゃ、って思うと....溜息が出ます。
医師も教師も、せんせい様は資格更新で振り回される運命なのですね。
医師の労働環境、何とか産業医が不要なくらい改善してくれないものか...強く願う今日この頃であります。
厚生労働省の現役部長、課長。
そして、ややこしい名前の機関・団体
そりゃ、難しそうですね。w
古典的フロイト説が、交流理論で、、、、ややこしい。
ヒック。
1日遅れですみません...
あ、またヒックりがえってる!...
(ヒックりがえっても、とまと..?)
もはや誰も止められない...房総とまと...?
それにしても、政府の反論、ってのは,,,
野党は政権とってないし、何も実績も経験もないから、勝手なことを言ってる!
でも、これは反則では?
実際にやってるのは与党、これ、あたりまえ、やってることがおかしいから批判する。
経験ないのは当たり前...?
でも,,,自民党が最も強い頃の幹事長が相手なんだから.....
経験がない、といっては過去の自分達を否定していることでは?
そういう身もフタもないへ理屈ではなく、正々堂々と、政策を議論しなくては、与党の値打ちはありません。権力者だからこそ、与党の何倍も厳しい意見にさらされる..
これ、あたりまえ!
それができないから、禁じ手の議論で対抗する...最低!
すっごいです。00:47~00:59の12分の謎?
よほどヒドい奴隷医状態だったのかな...
言いたいことが、全身からほとばしってるような...
私にはできません...
マネしたら...倒れます...
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