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<オカマさんと医療>

某サイトで、ゲイバー(おかまバーのことか)の話題が出ていた。ちょっと思い出したことがあったので、少し話題を提供したい。

1)救急に来たおかまさん
 10年ほど前のこと、深夜、救急に、飲み過ぎた男性患者が来る、というので、「また酔っ払いかよ〜。ったくぅ...」と眠い目をこすりながら救急室まで出ていった。
 5分ほどして、救急車が到着。30代男性ということで...20歳前後の学生辺りが圧倒的に多い中で、30代ってのは、タチが悪いのでは,,と不安に思っていたら...

 そこにふらふらやってきたのは、黒っぽいドレスに身をまとった女性?...小柄な男性が支えている...???
 
「あ〜、ごめんね、しんどいのよ...」野太い声..
え?..お顔も結構オンナっぽいけど...お声が....?

とにかく、気を取り直して、毅然として....(わなわな..)
「あの〜..○○さんですね...ど、どうしました?」
 
「あ、ごめんなさ〜い。のみすぎちゃった...」
「そ、そうですか....。腹痛はありますか?、吐き気は?...」
 ・・・・・彼女...あ。いや、彼は、しんどそうに返答する..
「それじゃあ、やっぱり点滴しましょうか。」
 
「ええ、お願いしま〜す....あ、あ、ちょっとすみません。しびんをお願いします。」
「しびん...??」
 
「あ、ハイ、お願いします。ちょっとぉ〜、××ちゃん、ドレス持っててぇ!」
....彼女...あ。いや、彼は、しびんを受け取り、しんどそうに救急室の片隅へ....。、××ちゃん、ドレスの裾をを後ろから少し持ちあげる。
 ○○さんのほうはというと、ドレスをめくりあげてしびんを差し込んでもそもそやっている...(こちらに背中を向けているので、詳細にはわからないが...)
 思わず、ど、ど〜なってるんだろう?(どこが!?)、という好奇心が頭をもたげるが...まさか、前に回り込んでのぞくわけにもいかず...(わなわな)

「あ、終わりましたか...じゃあ、点滴しましょうか....。そ、それにしても重そうなドレスですね..」
 
「あ、ごめんなさ〜い、ステージ衣装で来ちゃったの。」
     ーーーーーーーーー
彼女...あ、いや、彼が帰った後,「ど、ど〜なってるんだろう?(どこが!?)」というギモンと、あの小柄な田舎のおっちゃんみたいな××ちゃんと、ど〜いう関係なんだろうというギモン、そして、どんなステージを繰り広げるのか?というギモンで、なかなか寝付けなかった....。

     ================

2)悩み苦しむオカマさん
 ある当直の夜、過換気で30才くらいの女性...っぽい男性が運ばれてきた。
 なかなかの美人であった...(惚れてませんよ...ホントです..)
 彼女(..彼)もまた、お店から女装のままやってきた。
 マニュアル通りの治療で改善し、少し寝てから元気を取り戻して帰っていった。
     ーーーーーー
 それから数週間後、外来に新患のカルテがあり、順番がきて、患者の名前が呼ばれた。
外来看護師が待合室で患者さんを呼ぶ。
吉村遼太郎さん(仮名)!、お待たせしました。」
  一瞬、待合室がどよめいたような気がした...
  そして、診察室へ入ってきたのは..
 なんと、救急で見た、あの、結構美しい女性...というか、おかまさん..
「え?...ど、どうしたの?」
 
「最近、頭が重くてしんどいんです..」
「お酒はどのくらい飲んでますか? 睡眠は?」
  ・・・いろいろ聞いてみても、もうひとつはっきりしない・・
 とりあえず、軽い安定剤、胃薬など、無難な線で処方し、様子を見る..
     ーーーーーーー
 でも、彼は、その後もたびたびやってきた...
 どうも、うつ傾向があるようだった...
 2、3か月来なくて...忘れた頃にまたやって来たり...
 いろいろ検査もしたが、特に異常はなく....
 結局、1年以上外来で(時に救急室で..)彼を担当した...。
 最後まで、本当の原因はわからなかった...
 でも、最後まで気になっていたのは..
  彼は、女性になりたくて、手術していた(乳房も、○こちんも、○マキンも..)
 それは、自分で決断したとは言っていたが...
 どうも、後悔しているような...
 どうしても、納得しようと無理しているような...
  そんな気がしていたのだが...
   ついに、ズバリ質問することはできなかった...
     今頃、どうしてるのかな〜?
  ...(惚れてませんよ...ホントです..)

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コメント一覧

Takechan先生のブログでこのようなお話が読めるとは!

にまにましながら読ませていただきました。
似たような経験があるもんですから。

written by head&neck / 2007.06.30 00:35
私もゲイのこと書こうかなと思って原稿を作っている最中でした。楽しく拝読しました。時にはオカマのネタもいいですね!
written by Tai-chan / 2007.06.30 00:43
head&neck先生、Tai-chan先生、よろこんでいただいて恐縮です。
 ただ、弁解がましいですが、オカマさんをネタに笑い飛ばしているつもりではありません。実際、治療に当たっては、精いっぱい、私なりに取り組んだつもりです。
 オカマさん、という言い方もどうか?とは思いますが...他に思い付かなかったんで...気を悪くした人がいたら...ごめんなさいです。

 面白く感じる、ってのは...やっぱり、未知の分野(?)なんでしょうか..
written by Doctor Takechan / 2007.06.30 01:28
いや~、やっぱり慣れていないと、びっくししますよね!
平静を装うんですが、産婦人科に来るときに男性姿で来られると逆に浮きます!
でもお腹は男性なんですよ~。
「私こころは女だから!」とか言われても、
「あの~臓器は子宮と卵巣ないから産婦人科疾患は否定的なわけで・・・」(^^;)。みたいな。
(この時は泌尿器科を紹介したら嫌がったので、外科へ。
 っていうか、泌尿器科って女性もかかるんですけど~)

色々ありますけれど、ま、その辺は毒舌なので(笑)。
written by 僻地の産科医 / 2007.06.30 02:28
ニューハーフでしょう?、、、、参院選では、お鍋が、、、
世の中、蓼食う男性もいるから、女性だって同様。タイのオカマ文化は本物?
、、、、ですがぁ、、、やっぱり、気色悪い。

人間本来の、、、、なんて、、、あんまり意味ないですね。両性具有に対するパンピー理解は、、、随分と、高まりましたが、、、、

「体は女だから、、、、」って、、、こころは男(以上)って方々は山ほどいます。医師・弁護士などの免許ビジネス、女性がいつまで優遇されるか?加藤登紀子のテレビをやってましたが、、、時代の先端を行った女性と感じました。

最後の一言、、、未知の分野、、、、これには、参りました。。。。(ははははは)

外見女性が、男性専科の、、、ですが、、、産婦人科は女性の分野でしょうが、、、男性専科はありませんね。差別かな?区別?泌尿器科って、女性の患者さんたち、多いですね。
written by とまと / 2007.06.30 05:42
悩み苦しむオカマさんは、先生に会いたくって受診してたんじゃないでしょうか?
美人に惚れられるとは、たとえオカマさんでもちょっとうらやましいです。
written by rinzaru / 2007.06.30 09:04
土曜日の午後、、、厚揚げをグリルで焼いて、茗荷を切って、、、ヒック、、、、w

お釜文化の歴史的経緯についてジャズを聴きながら、考察、、、お釜はメジャーではないが、脈々と行き続けてまいりました。

女装であるか否かは時代によります。
性愛の世界を語り始めると、某作家に敵うはずもございませんです。

普通に育って結婚し、子供を作り孫が出来るということが、いかに困難か?そして、医療の観点からは、いかに、難しいことが起きるか。、、、と真面目に考えていたら、、、織田信長はオカマの頂点ではないかと、、、、思いをめぐらしたのでございます。(2チェンネル風)

qte・・・(惚れてませんよ...ホントです..)悩み苦しむオカマさんは、先生に会いたくって受診してたんじゃないでしょうか?
美人に惚れられるとは、たとえオカマさんでもちょっとうらやましいです。unqte、、、、悩ましいことです。

ノロ歌は作れますが、オカマ歌はむずいです♪~
written by とまと / 2007.06.30 18:42

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