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<厚生労働省は何がしたいのか?>
大本営ならぬ厚労省の発表するデータは、いつも注意深く読まなければならぬ。ご都合主義というか、自分達がめざす方針に世論を誘導するために、データの一部を利用(悪用)してきた長〜い過去があるからだ。今日もまた、読み方に注意の必要なご発表があった。Asahi.comより(一部省略)
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医師数の基準、満たす病院83% 地域間になお格差
2007年06月16日01時50分
厚生労働省は15日、全国の病院で05年度、医療法が定める医師数の基準を満たした割合は83.8%だった、との調査結果を発表した。前年度の83.5%からほぼ横ばいだが、地域間格差が大きく、北海道・東北地方などで依然として深刻な医師不足が続いていることがうかがえる。
全病院の95%にあたる8518病院に都道府県が立ち入り検査し、医師や看護師らの配置状況を調べた。患者数に応じた医師数の基準に適合していたのは7135病院。
地域別の適合率は、北海道・東北が63.5%で最も低く、最高の94.4%だった近畿と約30ポイントの開きがあった。次いで北陸・甲信越(78・8%)、四国(81.9%)、中国(83%)、九州(86.8%)の順に低かった。
一方、近畿、関東(89%)、東海(88.2%)では、それぞれ約4分の1の病院が基準の1.5倍以上の医師を抱えており、大都市部の病院に医師が集中している実態が数字で裏付けられた。
看護師数の基準を満たした病院は99.3%、薬剤師は90.7%だった。
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さて、厚労省は、いまだに、この期におよんでなお、地域格差を強調したいのだろうか? 最も重要なことは、医療法が定める医師数の基準というものが、現場無視、時代遅れの基準だ、ということであろう。厚労省が無理矢理、病院を機能別に分けた結果、たとえ基準に達していても、到底医師数が充足しているとは言えない、忙しい病院も多々ある。ゴタゴタ言わずに、さっさと医療費を増やせ!
(財務省の尾見は、まだ今度の予算で、社会保障費を2200億円減らす!、とほざいてるぞ!。くだらん統計をするヒマがあったら、尾見を叩きまくれ!)
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がん対策基本計画を閣議決定 がん死亡率を20%減らす
2007年06月15日13時49分
「75歳未満のがん死亡率を10年以内に20%減らす」「患者・家族の苦痛を軽減して生活の質を上げる」を2本柱とするがん対策推進基本計画を政府は15日、閣議決定した。全国どこでも一定水準の治療を受けられることを目指しており、各都道府県はこれをもとに地域の計画作りを始める。
基本計画の案をまとめた「がん対策推進協議会」に、がん患者が参加したのが大きな特徴だった。内容は、がん診療連携拠点病院を全国に360以上設け、外科手術に加えて放射線療法や抗がん剤による化学療法もできるよう整備。モルヒネなど医療用麻薬で痛みを和らげる緩和ケアも普及させるなどとしている。
一方、基本計画には課題も多い。乳がんや大腸がんで現在20%前後の検診受診率を「5年以内に50%以上にする」などの数値目標も盛り込まれているが、どう実現していくかなどは書かれていない。たばこ対策について、協議会は「喫煙率を半減する」との意見で一致したが、業界などの反対を受けて数値目標を盛り込むのは見送られた。
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基本計画の案をまとめた「がん対策推進協議会」に、がん患者が参加したのが大きな特徴だった。・・・? これは、役所お得意の、御墨付き作製法のひとつ。
無理矢理患者に意見を言わせて、あたかも全国の患者の同意を得たような錯覚を作り出すだけなのだ.....。
がんを真剣に減らすなら....まず、タバコ対策は絶対必要だよ。
次に、環境汚染の問題ではないか?
●がん診療連携拠点病院を全国に360以上設け
ただでも忙しい病院は、予算もないのに拠点病院に挙げられて大迷惑!
医者がいないのにどうやって....?
●放射線療法や抗がん剤による化学療法もできるよう整備
これも、専門医どころか、あらゆる医者がいないのに...?
●モルヒネなど医療用麻薬で痛みを和らげる緩和ケアも普及
医者が増えて患者にゆっくり向き合える環境なしにできるかな?
要するに、選挙向けアドバルーンです。口だけです。
現実無視、現場無視、責任不在...
こんな案なら、研修医でもすぐ言える...
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福祉施設への仕事発注企業に奨励金 厚労省、工賃増促す
2007年06月15日
障害者が働く授産施設などの売り上げを増やして工賃を引き上げようと、厚生労働省は、福祉施設に仕事を発注した企業に奨励金を支給する制度を始めた。企業の発注を後押しすることで、福祉施設の取引先の開拓につなげたい考えだ。
奨励金の支給はこれまで、在宅で働く障害者らに発注した場合に限られていたが、対象を授産施設や小規模作業所などの施設に拡大。それらの施設には、11年度までに、平均工賃を地域の最低賃金の3割ほどの水準に引き上げる計画の作成などを求める。
施設への発注総額が年間105万円を超える場合、従業員数300人以下の中小企業には最低5万1000円、301人以上の大企業には同6万3000円が支払われる。支給額は発注規模に応じて増える。財源は、障害者の法定雇用率の未達成企業から徴収した納付金でつくる基金をあてる。
全国の授産施設の平均工賃は月約1万5000円、小規模作業所は約7000円と低い。障害者雇用対策課は「過去の実績がそれほどなくても、計画を立てればほとんどの福祉施設が対象となる。積極的に活用し、企業と福祉施設との協力を深めてほしい」と話している。
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『自立支援法』で、障害者の自立をできなくしておいて、よく言うよ。
奨励金は企業へ....
やっぱり、障害者より、企業が大事なのだ。
やることなすこと、すべて根は同じ。
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さあ、厚労省が何を考えているか、わかったかな?
政府−財界−財務省複合体が考える、美しい国の正体もわかったかな?
あ、そうそう。
厚生官僚の胸の内
http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/11/post_3a71.html
というブログ記事に、厚生官僚(医系技官)が言っていたらしい?発言
(というか...厚生官僚の思考パターンらしいけれど..)
が載ってるぞ。
すべて真実かどうかはわからないけれど、
.....もし事実なら、知っておいてソンはない。
最後に、転載させていただこう。
1 俺たちは、国を治す、上医である!
俺たちが、医者なのに安月給で、事務仕事をしているおかげだぞ、と言いたい
2 できれば、すべて俺たち行政で仕切りたい
小泉のやり方は気持ちよかった、好きだ、しかし俺たちの縄張りの規制緩和は困る
本当は、○リッ○スや外資に荒らされたくない、俺たちで仕切れる国民皆保険制度は守るぞ
3 だけど、保険財政が破綻しそう、財務省もうるさい、で、どうしたらよいか頭を悩ましているんだ
視野の狭い臨床医ども黙っていろ、考えがまとまらないじゃないか
とりあえず医者を増やさなければ、金がかかる検査、処置、投薬も増えんだろう
4 医者が足りないとか、僻地の首長たちがうるさいな、だから僻地に病院なんか要らないって
2次医療圏に基幹病院は一つで十分、他に置くならサテライト診療所、開業医がいるじゃないか、
家で介護しろよ、看取れよ、金がないんだから
5 産科、小児科、救急がつぶれるのは困る、俺らの家族のこともあるしな
産科、小児科、救急は、診療報酬上げてやる、子供は内科でも診ろよ
6 小泉と一緒に、国民の不満をそらすために、臨床医どもの高報酬を槍玉に挙げたが、
マスコミも良くやってくれている
7 専門医?俺たち行政で認めた資格しか認めねえぞ
猫も杓子も専門バカで困る、国民もまず「かかりつけ医」にかかれよな
8 そうだな、俺たちが認めているのは、精神保健指定医、母体保護法指定医・・、
精神保健指定医は、俺らが管理している資格だから診療報酬に差をつけてやった
日本内科学会?なんとか学会?日本医師会?すべてプライベートな社団でしょ
9 総合医なんていいね、ただ、総合医資格には、俺らのような公衆衛生の経験が必須ね、
ちゃんと医師法読めよ
10 「かかりつけ医」の開業の先生方には、是非是非、御協力いただかないと・・
11 しかし、医師会ってかわいそうね、俺ら行政にいくら恭順姿勢を見せても、報酬を減らしていくの既定路線なのにね
12 大学の医局も気にいらねー、俺ら医局なんかに入らなかったし関係ないけどな、
臨床医どもが医局で権威ぶっているのが気にいらねー、俺たち行政医師をバカにしているんだろ
13 新臨床研修制度は良い制度だ、研修医が大学医局に入らないって?ザマアミロ、だから俺たちのほうが上なんだよ
14 しかし、俺たちの嫌いな専門バカを少しはましにしようと考えた新研修制度も当たり過ぎたな、
次回の見直しでは、研修医は、出身大学の県内の基幹病院でしか研修できなくするか
15 今、都会に集まり過ぎた研修医をどうするか、
もう少し、マスコミを躍らせて、世論を動かして、
機が熟したら(3年以内に)、後期研修後2年間の僻地勤務義務化なんてどうよ
16 新研修制度は良かったが、全国自由なマッチング、やり過ぎだったかな、
こないだ、2ちゃんに、現職の勤務医による全国の病院のオークションどうかと書き込まれたときには、こりゃ、マズイと思ったぜ、臨床医どもの待遇、給料が上がってしまうじ ゃないか
17 やっぱ自由市場でなく、適当に法で強制しながら、安月給で、24時間コンビニ奴隷医やらせるんが、得策や
18 そうや、労働行政もやってる俺ら、まずは労基法がそーと変わるのにあわせて、
俺らより年収の高いやつらは労基法適用外、死ぬまで働け、聖職者だろ
19 善意の甘ちゃん勤務医たちは労組も作れんし、政治力もゼロ、今のうちに、国家国民のために、奴隷医制度を固めるでー
次官に噛みついた本田とか、うるさいな、黙って手術でもしてろって
これを信じるかどうか?...
元のブログをご一読の上、ご判断下さい。
私の印象....そうですね....
厚生官僚(医系技官)の一部は...全然、臨床知らない医者で,,
給与も一般の勤務医(正職員)よりは安いし....
結構、劣等感の裏返しで、敵愾心を持っているし..
ひねくれた数割の技官は、こういう思考パターンではないでしょうか?
そう考えれば、現在のデタラメ行政の説明がつく、というものです。
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<大学の同門会はまだ生きてるぞ!>
大学神経内科の同門会に行ってきました。
今年は、2年の研修医制度を終えて入局した前期専攻医が6名もいて、大学院1名を併せて、7名も同門会員が増えました。医師不足、医療崩壊の報道が相次ぐ中で、大学の先生たちには一筋の光明を見つけたような安堵感があるようでした。一方、外の病院へ出張している先生たちからは、かなり厳しい現実が聞かれました。
1)DPCのゆくえ (基幹病院に勤める先生から)
DPCでは、疾患に応じて医療費が決められる。必要と思われる検査でも、やればやるほど利益がなくなる。高額なRI検査(放射性同位元素を使った検査)はよほどのことがないと、検査指示を出せなくなった。もう少し調べたい、治療したいと思っても、早く退院させろというプレッシャーを感じてしまう。これでさらに金額が抑制されたら、ますます気になる検査もできるだけ抑制することになるだろう。どう考えても、無駄をなくす、ということではない、と感じている。疲れてもがんばろう、という気持ちが徐々に萎えてきているのがわかる。
2)開業も視野に? (こちらも救急の多い大病院の先生)
いや〜、頑張ってますけどね...もう少しで潮時かな?、とも考えてますよ。まあ、僕らの年齢になったら、救急の仕事は減るけどね(若い先生は大変ですよ)。でも、しょっちゅう相談やら呼び出しやらはあるし...。
いいかげん開業して、じっくり患者さんと向き合いたいなあ...。先生、いい場所で開業したなあ....。あの近くがいいな、と思ってたけどねえ...。先生に先越されたからなあ....。どうしようかなあ?
3)地方都市の病院に勤務する先生
僕と、若い先生と二人で神経内科やってますけど.....、地方の基幹病院ってのは、外来がすごいです!。ふつうの外来だけで疲れます。入院は....高齢者が多いし脳卒中が結構多いんで....。ということは、救急も多いってことで...。疲れてます。2、3年は頑張るでしょうが...それ以上はちょっと...
4)大手の私立病院に勤務する先生
いやあ、私立はプレッシャ〜きついっすよ。エコーの検査なんか、過去の検査数を常に比較されて.....、検査数が減ったら...えげつないこと言われますよ...。
楽はできませんねえ....。
5)大学のリハビリに勤務する先生
うちの仕事は、ふつうの医局とちがって、リハビリセンターの運営だから...。
大学以外の病院のリハとの協力体制を作ったり....、大学内で、神経内科や脳外科や整形外科の医局と折衝したり....。まあ、入院もって救急もやって、というのでなくてマネジメントだから,,,、慣れてきたら仕事はやりやすいけどね。理学療法士もすごくがんばってるよ。診療報酬が少なくなって、書類ばかり増えて、その面では苦労してるけどねえ。
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こちらの教授は、すごく真面目で、研究もがんばっておられるし、いい研究をして、意義深い論文を書いた先生の表彰をしたり、留学から戻ってきた先生の研究成果の発表をする場も設けたりして....。私の目には、なかなかチームワークよろしくがんばっているように移りました。医局員の表情を見ていると、やっぱり、意欲が感じられますしね。
考えてみたら、こういう医局という制度がまさしく今、崩壊しようとしているんですね。ですが、臨床もしたい、研究もしたい、いろんなことにチャレンジしたい、そんな有能な若者が、医者として育っていくには、医局の力もバカにはならないってことです。
医局にもいろいろあって、さっぱり研究費が入ってこない医局、人材不足でろくに仕事のできない医局、教授が権謀術数にたけて、医局員が振り回される医局...いいことばかりでもありません。しかし、地方へ医者を交代で供給していたのは、やはり医局の力だったわけで、新研修医制度や独立行政法人化などで医局の力を衰退させておいて、それに代わるシステムを全く作れなかった厚労省が、医療崩壊の中心的責任を負うべきなのは疑う余地もありません。
M3comを御覧の先生の中には、医局の弊害に絶望して外へ飛び出した先生も多いことでしょう。医局など有害無益と信じる先生も多いでしょう。ですが、私が世話になった医局....これは、ふたつあるんですが....どちらの仲間も教授も信頼しています。
前にも書きましたが、私は、卒後、まず5年間基礎医学の助手を努め、そのあと某内科の教授に拾って頂き、神経内科の指導者と引き合わせてくれました。ほどなく、市中病院の神経内科のポストが空いて、そちらへ移動になりました。幸か不幸か...(?)その病院で19年近くも働くことになるのですが、この異例の長期赴任に理解を示してくれたのが、その教授でした。そして、私が外の病院にいる間に、大学に神経内科の教室が新設され、それを機に、私はふたつの医局に籍を置くことになりました。どちらも教授が入れ替わりましたが、新しい教授にも懇意にさせていただき、それぞれの教室の仲間たちと、今も親しくさせてもらっています。私の目で見る限り、どちらの医局もそれなりに医者を育てていますし、研究成果も出しています。同門会で大勢の仲間と出会えることは、とても力になります。若い先生たちの頑張りを見ていると嬉しくなります。
無論、大学医局には今も批判が多いとは思いますが...医局の力が失われ、人材供給のシステムが破壊されつつあるのを見ると....なぜ、もう少し、思慮深く改革ができなかったのか、残念でなりません。医局の再興が無理というなら、それに代わるシステムを作らない限り、地方の医療の崩壊を食い止めることは、不可能でしょう。
政府の医師不足解消案?....
読むだけムダです。絵に描いたモチです。
今の政府にそんなアタマはありません。
未だに政府に頼ろうとする人がいるようですが....ナンセンス。
そう思いませんか?
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