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ブログ376htm

僻地の産科医せんせいが、Atsuせんせいのブログに寄せたコメントの中に、面白い記事を紹介しておられた。ナンと、2025年の社会、医療はかくあるべき、と“科学技術政策研究所”が政府の「イノベーション25戦略会議」の参考資料としてまとめた報告書だという。はたして、何が書いてあるのかな? われわれ医療人がナルホドと思う内容なのだろうか?では、読み進めてみよう。
============================
【科学技術政策研究所】2025年の目指すべき社会で報告書‐セルフケア時代に
                 薬事新報 2007年04月10日より

 科学技術政策研究所は、政府の「イノベーション25戦略会議」の参考資料として、「2025年に目指すべき社会の姿」の報告書をまとめた。報告書は、03〜04年度に実施した科学技術の俯瞰的予測調査の結果をもとにしたもので、「生涯健康の時代」など6分野の目指すべき社会の姿を提示した。また、今後20年を展望するに当たっては、世界の動き、世界の中での日本の位置を認識した上で、イノベーションを追求する必要性を指摘している。

 報告書では、
[1]生涯健康の時代
[2]脳科学の発展による生活者の活動支援
[3]生活インフラとしての情報環境
[4]安全で持続可能な都市
[5]闊達たる人生(職業選択、子育て、シニアライフの多様化)
[6]地球規模の環境問題の克服と世界との共生
−−の各分野について、25年に目指すべき社会の姿を描いた。
>(
ま、この報告書は、イノベーションが主流だから、国民生活というより技術革新に力点がおかれているのだろう、とは予測できますね。

 「生涯健康の時代」では、25年の超高齢社会においては、国民の医療に対する考え方のパラダイムシフトが起こっていると分析。医師主導の健康管理ではなく、自らがより積極的に医療に関与することにより、自分自身の健康を維持するというセルフケア時代が到来すると指摘。
>(
セルフケアを甘く見ちゃあいけない。セルフケア、ってのは、余程生活に余裕がなきゃできやしない。考えてごらん。今、生活保護の人たちが、高齢独居の人たちが、ニートやフリーターや派遣の人たちが、重い障害を抱える人たちが...ど〜やってセルフケアできるっていうの?。生活感のない言葉です。

 さらに、医療技術が発展を遂げ、難病や慢性疾患の多くは克服され、国民は充実した家庭生活を送ると共に、社会においても年齢や性を問わず、元気で生き甲斐のある生活を送っていると分析している。
>(
夢を見るのは結構。でも、まさしくこれと逆の政策が進行中だ。ひょっとして、政権交代がある、ってにらんでの記述か?。夢と現実のギャップをいかにして埋めるか?、その方法論が存在しない記述を、あなたは信じられる?。まあ、難病や慢性疾患のいくつかは克服されるだろうけど...「元気に明るく生きていける社会のために、医者のホンネを綴りたい」の方がまだ信じられると思うけど....

 これらを踏まえ、25年の人々は、▽元気に長生き。活動的に楽しく生活し、大病せずに寿命を迎える▽日常生活において常時、個人が主体的に健康維持と疾病予防を行い、いざという時には病院で高度な医療を受けることができる−−の2点に集約されるとの考え方を提示。
>(
たった20年で、個人が主体的に健康維持と疾病予防をできるようになると思う?。ひょっとして、全国民がメタボ予防に走るってこと?。その前に、厚労省を解体しないと無理じゃない?。おまけに、過去20年に渡って医療崩壊を推進し続けた政府与党・厚労省がだよ、いざという時には病院で高度な医療を受けられる、なんて笑ってしまいませんか?。多分、高度な医療を受けるためには、自宅から200km先の病院まで行って下さい、ただし、医療を受けるまで3か月順番待ちですよ、ってことでしょうね?。いざという時に病院で高度な医療を受けることをできなくしてるのはいったい誰!?

 疾病の治療と共に、健康を保ち疾病を予防する健康維持と促進(日常生活)が大きな関心事となり、これらが国民一人ひとりに適合し(医療のオーダーメイド化)、同じレベル(医療の均質化)で国民誰もが平等に享受できるものと分析している。
>(
イノベーションによりオーダーメイド医療もある程度は可能になるでしょう。でも、誰でもできるほど低所得者は裕福になるんでしょうか?。過重労働しないで医者にかかれるようになるんでしょうか?。全く逆の政策なのに、どうやって信じりゃあいいんだ?
国民誰もが平等に享受できなくしてるのはいったい誰!?

 「脳科学の発展による生活者の活動支援」の面からは、25年までに脳神経科学・認知科学・医療・工学が融合した広い意味の脳科学が進展し、ヒトの理解が進むと共に、社会活動に応用する技術が急速に進むと予測している。
>(
脳科学は進歩します。でも、ヒトの理解は時間がかかります。こんなことを書いてるヒトを理解することはもっとムツカシイです....

 健康・医療・介護の充実といった面では、
[1]脳神経・運動系や認知機能に関連した疾患の早期発見・予防・治療が可能になること
[2]介護が必要な高齢者や障害者もロボットなどの機器の普及により、できる限り自立して社会と共に生きる体制の整備が進む
早期発見・予防・治療は今でも多少は可能だし、もっと可能になるでしょう。でも、カネかかりまっせ。それに、時間もかかりまっせ。医者増やさずにできるんでしょうかね?。 それに、介護はロボット任せですかぁ...。外国人看護師とどっちがマシか、というレベル?....年をとっても人間らしい生活がしたいよね?
−−などを指摘している。

============================
あ〜あ、すごい未来だね〜。学者先生が夢を語っているんでしょうか?。

先端技術で儲けたい企業の野望も見えて来ますね....。

ま、百歩譲って、イノベーションはいいとして、個々の国民の視線から見て、こんな夢物語で済ませていいものだろうか?

元気に明るく生きていける社会のために、医者のホンネを綴りたい」から2025年の医療のために、提言をしておきたいと思います。

1)医療費3割負担はトンでもない。0割か1割にしなさい!
2)医者を増やしなさい。救急、突然の災害に備えるためには医者の余剰が必要です。
3)今すぐ、医療費削減、総枠規制をやめなさい。
4)新研修医制度をやめなさい。大学を崩壊させ、無医村を増やすだけです。研修医の身分保障は続けなさい。
5)国民皆保険を実行しなさい。保険料は収入に比例させなさい。社会不安をなくすことによる国民活力と国力の成長路線を導入しなさい。
6)国公立の独立行政法人化を維持したければ、診療報酬の大幅改正(増やす方だよ)を行いなさい。独立行政法人の先生たちももうすぐみんな逃げ出してしまうぞ。
7)診療報酬制度を韓国に習って統計解析可能、IT化可能なシステムに直しなさい(マルメは全廃しなさい)。医療向上に役立たないIT化、レセプト・オンライン化はやめなさい。
8)開業医定年制を導入しなさい。高齢化しても働ける先生を産業医・地域保健指導医にして、活躍できる場を与えなさい。
9)療養病棟は廃止するのでなく、全部一般病棟にしなさい。数値目標で病棟を削減するのでなく、必要な時必要な医療が行えるシステムを導入しなさい。
10)介護保険を医療保険と一体化させなさい。二つのシステムは、無駄が多すぎます。
11)無理に在宅へ誘導するのはやめなさい。(国も国民も疲弊している時に、カネと人手の必要な在宅を進めることは間違いです。長期入院患者の多くは医療が不必要なのではなく、医療内容に関する指示を変更する頻度が少ないだけであって医療は必要なのです)
12)人頭払い制、包括化、DPCをやめなさい。かわりに、儲けの多い医者・病院、乱診乱療を厳密にチェックするシステムを考案し、儲けの多いところはしっかり税金を取るシステムを作りましょう。

(ちょっとコトバ足らずですみません。でも、過去記事辿っていただければ、何が言いたいか、ある程度はわかっていただけるのでは?。科学技術政策研究所が言ってることより現実的で説得力があるとおもってるんですが.....。

ムロン、反論歓迎です。私もベンキョー中でございます...)

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コメント一覧

> ひょっとして、全国民がメタボ予防に走るってこと?
【科学技術政策研究所】2025年の目指すべき社会で報告書‐セルフケア時代にって、Kr省のお役人様がシャドーライターをやってんじゃないっすか?

生活向上、美しい日本って、、、つまり、これ以上、便利な基本機能はほとんどない。車で言えば、エンジンとハンドルとブレーキとラジエーターと、、、アメ車のボンネットの中のスカスカ状態。
そりゃ、ネットなんて、イノベーションだったでしょうが、携帯だって、イノベーションだったでしょうが、、、そういう基本生活を変える物は、これから日本が開発するのは、30年かかる?ipodはありゃ、、、???です。光ファイバーだって、あっという間に、ワイアレス時代。大体、携帯だってケシカランです。第四世代なんていっても、最初から、あれだして、次にこれ売って、そして、、、、
医療のイノベは、、、そりゃ、30年前と今の医療は団地(段違い)ですが、、、

> 儲けの多い医者・病院、乱診乱療を厳密にチェックするシステムを考案し、儲けの多いところはしっかり税金を取るシステムを作りましょう。
 大賛成。
> 開業医定年制を導入しなさい。
 大反対。爺さんばあさんの医師はいい人が多い。危なそうな医師なら患者は近寄りません。レセのシステム化ってのはやらないほうが良いと思いますが、診断・処方については、パソコンで患者が検索できるようにしたらよいのでは?ICは患者側も努力が必要。そうすれば、医師は省力化できます。本当は,RFIDで自宅のパソコンに認証させて、ネットで個人情報設定をしておいて、検索できると、、、だけど、これはイノベーションというほどのことではない?
10年後には、ネット診療(再診)ってのが出来るかもしれません。これやると検査をしなくなるから、医師会は大反対でしょうね。
written by とまと / 2007.04.12 20:53
開業医定年制については、積極的に賛成、という訳ではないんですが..でも、中には目に余る高齢医者医療ってのがあるので、やっぱりハドメが必要ではないか?と考える次第です。まあ、かなり賛否両論出るでしょうけど..。

イノベーション推進してる学者先生は、悪いとは思わないけど...厚労省におどらされちゃあいけません。お役人様がシャドーライターをしてる・・・これ、かなり“あるある”のオハナシだと思うんですよね。研究費を厚労省が握ってる、ってところもかなりヤラシイし...。
written by Doctor Takechan / 2007.04.13 01:43

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