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タミフル騒動は始まったばかり。インフルエンザはまだまだ流行のさなか。何ともやりきれない外来が当分は続くのか?
私のクリニックでも、今朝、いきなり16歳!のインフルエンザがやってきた。相談の上、リレンザを使うことにしたのだが、近所の調剤薬局では最後の?1セットだった。当分入荷の見込みはなさそうだという。午後からやってきた某薬問屋に尋ねても、在庫ゼロ、入荷の予定はない、ということだった。
(でも、ちょっと気になるのは、インフルエンザシーズンの前、メーカーは、今年の需要分は十分ある、と話していた(らしい)ことだ。となると、どこかが大量に買い占めてるんじゃないか?、と疑いたくなるのが人情というもの。どうかブログを御覧の医療関係者さま、在庫が全然ない、というのに急に流通しはじめたら、どこから回ってきたか、是非教えて頂きたい。)
そして、2番目にやってきた22歳のインフルエンザは、10代じゃないからタミフル飲んで早く治したい、というので、希望どおり処方した。
こりゃあ、タミフル求めてまだまだ“民来る”だろうな。
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しかし、厚労省の対応には今や避難ごうごう。なにせ、2004年以降に報告された飛び下り、転落などの異常行動については、厚労省に15例報告されたうちの6例しか発表せず、9例は今回初めて明らかにしたのだ。すでに一昨年、昨年と異常行動が話題になっていたのに、詳しく調査したのは死亡した4例のみ、というのもあまりにお粗末。
厚労省の研究班の主任研究者が中外製薬から研究費をもらっていたことも避難されている。これも、ヒモ付きと言われない教授を探すことが現実的に難しい側面はあるだろうが、せめて主任研究者くらいは選考基準を厳しくしなくては世間が認めないだろう。
相変わらず、記者会見で何を聞かれても自分達に非はない、という官僚的態度だけは世間も分かってくれただろう。医療も介護も福祉も年金も、すべてこの調子なんだよ。こ〜ろ〜しょうは。
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ところで、開業医の目から見て、わからないこと、知りたいことが多数ある。
1)タミフルによる異常行動と脳波異常の関係
異常行動を起こした患者の、平常時の脳波はいかなるものか?。明らかな脳波異常、熱性けいれんの既往、分娩時トラブルなどはなかったのか?
2)異常行動の頻度の多さ
例の教授が主任をしている研究班の調査では、患者2800人(うち9割がタミフル服用)のうち、異常行動の発生頻度は、服用者11.9%、非服用者10.6%ということで、統計学的には差がないということだった。この調査での異常行動の定義がわからないので、判断が難しいが、でも、10人に一人異常行動が出るとすれば、これはかなりの頻度であろう。
また、ある小児科医からは、もっと高頻度に、悪夢、こわい夢、追われる夢などにうなされる例がある、という話が出ている。私の知人にも、子供が真っ赤に燃え盛る炎に追われて逃げまどっている夢を見たらしい、などと報告してくれた人がいる。厚労省の研究班に現場で患者を多く診ている医師が含まれているなら、当然そのような話が出るものと思うのだが、伝わってくるのは、飛び下りる話など、エキセントリックな例ばかりである。
3)異常行動を抑える治療はないのか?
抗てんかん薬(フェノバール、デパケンなど)
マイナートランキライザー(抗不安薬:セルシンなど)
睡眠薬
メジャートランキライザー(鎮静薬:セレネースなど)
抗ヒスタミン薬(これも、ある種の薬剤性脳症に少しは効果があるはず)
抗アレルギー薬(同上)
ステロイド(副腎皮質ホルモン)
などのうち、タミフルによる異常行動を抑制する薬剤はないのか?
原因不明なものにむやみに薬剤を投与することは避けなければならないが、インフルエンザ脳症、薬剤性脳症、高熱あるいは悪夢など、脳に機能的障害を引き起こしている状態を考えるなら、当然治療法も並行して考慮すべきだと思うが、一流の先生方はどうお考えなのだろうか?。小児科、精神科、神経内科などで合同のプロジェクトをされているところはないのだろうか?。あるいは、脳内でアレルギー反応が生じるかどうか調査されているところはないのか?
−−−−(患者の多い時しか調査できませんよ...)−−−−
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で、今、どうするか?、という難問だが....
フツーの開業医としては、ハイリスクかどうか適切に診察室で鑑別できるという自信はないが、重症度と家族の要望を考慮して、患者さんによっては腹をくくって処方するしかない、と思っている。私は、10代は一切処方しません、というふうに逃げ切り作戦を徹底できる性格でないのが困ったところかも。やっぱ、あの高熱と全身のだるさなどで苦しんでいるのがタミフル一発!ですっと改善するからな..。せめて早くリレンザをまわしてくれ〜。
ウチが処方したタミフルでマンションから“民降る”なんて、絶対いやだ〜!。
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