役者魂というドラマを見ていて、藤田まこと演じるシェークスピア俳優が、松たか子演じる秘書に語る言葉が胸に残った。「人と人のつながりは信頼じゃないか!」そうだ、信頼だ。ボク達、多くの医者は厚生労働省も政府も信頼しなくなった。厚生労働省も医者なんて信頼してそうにない。政府与党も、日本医師会の献金はあてにしても、医師を信頼などしてないだろう(文句を言うやつばかりだ、と思ってるのではないか)。=================都道府県民は知事が信頼できなくなった。ハコモノ行政に終始する役人も信頼できないだろう。===================子供は親も学校も信頼してない。中には信頼できる友達がいない子もいる。夕張市民は市長も市役所も信頼してない(自分達が投票してしまったとしても)。−−なんだかどこを向いても信頼、ってのがないなあ。=========そう思っていたら、偶然、例の「夜回り先生」こと水谷さんが新聞に書いていた。要旨はつぎのようなもの*「文部科学省は教師を全然信頼してない。だから規制を厳しくしようとしている。教員免許の更新制度を導入しようとしている。でも、もう少し待ってほしい。現場の先生たちは、自分から良い教育をしようと情熱を傾ける能力があるんだ。規制ばかりではますます萎縮して能力を発揮できなくなる。だから、規制するかわりに、もっと信頼してくれないか?。信頼して現場に任せてくれて初めて能力は発揮できるんだよ。」=================================医療も教育も似たようなもの。今や信頼関係が完全に崩れてしまっている。高級官僚は現場を全く信頼していない。だから、自分の描いた卓上の空論で押し切ろうとする。言うことを聞かせようと、規制、強制を強め、支配を強めようとしている。でも、それは、現場で最も重要な情熱、意欲、信念、責任感といったものを押しつぶしてしまう。すると、現場は上を信頼できなくなる。現場の教師は校長も教育委員会も文部科学省も信頼しなくなる。日教組を目の敵にしている向きも多いが、今や組織率25%程度の中途半端な組織でしかない。時代錯誤の共産党潰しに時間をかけるより、現場を信じ、自主性を重んじることで初めて個々の能力が最大限に引き出されるのではないか。=====思えば、昔から役所と現場の関係はこんなだったかな。医療も同様。医者とマスコミの関係もそう。自治体病院は役所に翻弄されて来た。医者はマスコミに叩かれまくり、今では医者はマスゴミとののしり、信頼関係は崩壊している。互いに信頼しあう社会ってどんなだったかな?。ボクだって信頼したい。信頼したいのにことごとく裏切られて、結局「現場を全く知らないで権力ばっかり振り回しやがって!」って気持ちになってしまうと、簡単には戻らない。いつになったら「信頼できる政府」「信頼できる省庁」「信頼できるマスコミ」ができるのかな?。(無論、医療側にもいろいろ問題があるのは事実だが..)日本人は忍耐強い(というか鈍感というか)。でも、忍耐にも限界があると思うのだが。
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