忙しくてブログ書く暇がないと言いつつ、やっぱり短いのでも書いておこうか!、なんてこりゃあブログ中毒か?。体には気をつけよう...。
で、思ったのが、ここ2週間ほど連日やってくる感染性胃腸炎(感冒性胃腸炎)の患者。ひどいのは一晩に10回以上吐いて、10回以上水様下痢でしんどくても寝るに寝られずフラフラでやってくる。同時に2名、3名に点滴をする日もある。こりゃあまるで野戦病院(はおおげさか?)!。どうです。開業医でも立派に救急やってるんじゃない?。先週の木曜午後は休診なのに、近くの薬局に助けを求めてフラフラの患者がやってきて、薬局から連絡が入ったのであたふたとクリニックを開け、患者を招き入れて治療。それだけじゃない。今週は、上腹部痛が何人か来て、2名は胆嚢炎と診断して抗生剤投与。エコーで胆石+胆嚢壁肥厚を確認。もうひとりは薬剤性と思われる胃痛と黒色便。出血性胃かいようと診断して治療。これはまだ他院に内視鏡を依頼してまだ結果がでてないが多分間違いない。そして甲状腺の腫瘍(良性か悪性かは僕には判断できないので専門医受診予定。)も発見。どうです。結構救急じゃないの?。(神経内科医にしては上出来じゃない?)
こんなことを書くのは、最近の病院からの医師脱出と開業ラッシュについてどう考えたらいいのか悩んでいるからだ。ボクは今の医療制度改革の方向は非常に危険で医療崩壊への道を歩んでいると見ている。そして、経験から言っても病院の勤務医たちの過重労働ぶりはきわめて異常だと考えている。しかし、その現状に警鐘を鳴らしつつ、開業した自分の位置というものがまだつかめていないのだ。===========================一般に、世間は開業医は金持ちで優雅に暮らしていると思っているのではなかろうか。タクシーの運転手さんなんかも、雑談していて開業医です、って言ったら、「そら、すごいですね。3000万とか4000万とか稼いだはるんでしょ?」と来る。「いや、開業したばっかりで生活費もないよ。」なんて言ったら、「冗談ばっかり!」とか、「そんなもんすぐ儲かりまっしゃろ!」って感じでほとんど信じてない、あるいは、頭から金持ち、と信じているらしい。マスコミの論調もしかり。要するに、忙しい病院から逃げ出して、楽してたんまり稼いでいる人種ということなのだ。ボクもそうなの?==================================================開業してみるとこの感覚のギャップにはしばしば閉口する。もっとも、たんまり稼いでいる医者も存在することは間違いない(でも、以前よりはよほど厳しいはずだが)。そして、年収の平均値が開業医のイメージを固定化していることも確かだ。だが、最近のラッシュに乗って開業した医者の中には、まだまだ生活の基盤ができないでもがいている医者も多い。そして、病院が医者不足にあえぐ中、確実に開業医は増えている。高齢の開業医が多いので、実質的な戦力としてはそれほど増えているとは言えない面もあるが....。================================================医療制度を良くしよう、救急医療を崩壊から救おう、地域医療を壊すな、声高に叫んでみても、どうも開業医は置き去りにされている。開業医を取り巻く環境ももっともっと改善しなければいけないのに、厚生労働省は老人を病院から追い出し、開業医に押し付けようとしている現状を何とかしなければいけないのだが、開業医が叫ぶ声がなかなか国民に届かない。やはり日本医師会が自分を見失っているからか?。ボクは、開業医だって救急をやってるぞ(Drコトー診療所には勝てそうもないが...)、って叫びながら、開業医が活き活き働ける医療環境はどうすればいいのか、なかなか答えが出ないまま悩んでいる。もっといい仕事をさせてくれ、って思っている。
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