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わが国は自民党長期政権が延々と続く国である。無論、日本新党の細川政権など、一時的に政権交代はあったものの、実質的にまるで共産国家のように同じ政権が続いている。先進国の中では非常に珍しい現象である。もっとも、私は政治の専門家ではないのであまりエラそうな話ができるわけではない。しかし、それにしてもNHKが報じた選挙結果の分析を見ていると、2選挙区とも自民党が勝ったことは矛盾に満ちた結果と言わざるを得ない。私が矛盾と感じる点を列挙してみたい。 1)自民党安倍政権は、これまで以上に医療、介護、福祉の予算削減を謳っている。にもかかわらず、自民党候補が医療、福祉の改革、弱者救済、格差是正を叫んでいたが、このこと自体異常ではないか。 2)高齢者ほど自民党支持が多い。それと20代も自民党支持が多い。一番困っているはずの年代が自民党を支持するのはなぜか?。安倍政権の方針が変わらないとすれば、ますますこの年代は報われないはずである。にも拘らず自民党を支持するのは何故か?。 3)本来、国民を向いているはずの公明党がいつまで自民党応援に奔走するのか?。かつての公明党の主張と安倍政権の方向は、全く異なっていることは明らかである。その矛盾に何も異議を唱えない創価学会はいかなる団体なのか?。単に政権の魅力に惹かれているとしか思えないが、常識を持った人間なら、これがいかに不思議なことかまず理解できないであろう。 4)以前から何度も繰り返し言われていることなのだが、共産党はいつまで野党勝利の邪魔を続けるのだろう。自分の組織を守ることは確かに重要だろう。しかし、大阪補選にしても、開票約70%の途中経過で見れば、自民党約7万票に対し、民主党6万7千、共産党1万千である。民主と共産の票をあわせれば8万票で、自民の7万を大きく上回る。野党の結集、政権交代可能な国を目指すなら、もう少し考えようがありそうなもの。この依怙地さが続く限り、支持層が拡大することはあり得ないと思うのだが、やはり、フツーの人間だと思っている私からすれば、共産党は公明党と同程度に理解不能な集団である。 5)女性が自民党を強く支持している。女性の方が生活に密着しているはずなのだが、そして、医療、介護、福祉、年金で困ることに直面しているはずなのだが、この結果はどういうことか?。安倍さんがカッコいいから?。残念ながら、女性の方が生活の心配を真剣にしていない、というふうに結論付けなければならないが、それでいいのか? 言うまでもなく、私も含めて多くの医師は無党派層である。年配の開業医には自民党支持がやや多いかもしれない。それでも、昨今の医療制度大改悪で、不満が充満しているのが現実である。そして、医療崩壊が現実に国民の命を危うくしていることも現実なのだ。多くの医師は、今回の補選結果を見て、医療崩壊はさらに速度を増して進行することを確信したのではないか。 <追加>ニュースを見ていると、大阪については、自民党原田氏の最終得票は、どうやら、民主、共産の2候補の合計得票をかろうじて上回りそうである。この点は、上記の記述と若干矛盾するので、報告をしておきたい。一方、栗東市では、自民が勝ったものの、得票では、新幹線新駅凍結を謳った民主、共産両候補の合計が自民を上回った模様である。何とも、複雑な...。

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2006 衆議院補選 / 結果
キーワード 安倍晋三、北朝鮮、核実験、神奈川補選、大阪補選、参議院選挙 予想通り [続きを読む]
posted from 道標 Guideboard 2006.10.23 00:15

コメント

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 いつもコメントやトラックバックありがとうございます。結局、補欠選挙は小泉改革を追認しているわけで、まだまだ自民党+公明党の福祉つぶし政策が続くということですね。
 国民が目が覚めるのはもう少し先なんでしょうか?いずれにせよ、もう少し様子を見るしかないですね。きっともっと医療アクセスや福祉へのアクセスが悪くなって大騒ぎなんでしょうけど。憲法や教育基本法だとか重要な案件が通ってしまわないのを願っていますが…。さてどうなるでしょう。心配です。
written by SkyTeam / 2006.10.23 07:32
ご指摘5点、鋭いですね。その通りですね。
民主候補は地道な草の根が足りないのでしょう。

自民党勝利の理由は、組織票をしっかりともっているから、投票率が低いほど勝利する傾向があります。小選挙区制度にしたことは小澤式でした。自民党候補は、二人とも二世議員です。民主候補は、小粒だったですね。自民党は、自治体・町会・民生委員・教育委員等の組織・指名をフルにつかんでいます。就職や結婚などの利益誘導型は活きています。

小澤民主は、まだまだのようですね。政策争点として北朝鮮のことを叫んでも、票に繋がらなかったのでしょう。安部政権が北朝鮮を強調していることは、政策の取り上げ方として、とても上手いです。民主は北朝鮮擁護ができない。
医療・介護・福祉、、、、具体的に、お困りの方々は、まだ、マイナーなのでしょう。まだまだ、国保保険料が増えても払えるのでしょう。現場では、3割負担で千円札が増えることを心配するが、まだ平気だと行政は判断するでしょうね。

小澤民主は、高度な政治判断で、共産党と近い将来の厚生労働大臣ポストを、取引するようなことまではできないのでしょう。(保守系は、共産と共闘することに抵抗感があります。)公明党取り込みは、天才小泉ですね。
長期設備計画、、、、患者搬出計画、、、、システムが悪い
、、、有権者には判らないのでしょう。


written by とまと / 2006.10.23 20:25
SkyTam様。世の中がもう少し現実の生活に目を向けた方がいいのではないか、と思いながら書いている記事も多いんですが、こりゃあ当分書き続けなければならない。とても残念です。無論、この程度ではメゲませんが。



とまと様。小沢一郎がもう少しがんばらないと、世の動きはますます弱者切り捨てに走るのではないかと感じています。もっとも、小沢自身も健康問題が心配ですし、民主党はじめ野党がもう少し目立たないと厳しいですね。マスコミも北朝鮮問題について、大して新ネタはないくせに大々的に扱って、政府与党のちょうちん持ちが続いている気がします。何かもっと期待できるメディアが欲しいと思います。
written by Doctor Takechan / 2006.10.24 00:33
お風邪(?)はそろそろ落ち着きましたか。

老練な小澤が判っていない訳はないでしょうが、大阪での演説など、マスコミがその部分を独特の価値観ピックアップして流すのでしょう。当面の小澤には、国政もありますが、むしろ、どぶ板選挙を期待します。
勝手な言い草ですが、板垣じゃありませんが、小澤は死して、日本の教育と医療・福祉等を残してほしいですね。小澤の宿命と信じたいです。勿論、健康回復を祈りますが、政治の白星は良薬であればよいですね。
北朝鮮の新ネタ、、、、ないですね。期待できるメディアと言えば、ネットなのでしょうが、、、出てきませんね。文芸春秋や中央公論に昔日の気概を感じないのは残念です。かといって、週刊新潮でもないし、、、(笑)
東洋経済が医療特集ですね。魔の3.16など、、、なんとかして自分だけ良い医療(名医)をという気持ちはわかりますが、島国根性のような印象です。

小澤は、財政赤字を具体的各論ではどう考えているのでしょうね。むしろ小澤幹事長時代に蓄積したヘドロじゃないですか。どろどろしすぎて、手をつけられないとは考えたくないですね。政治の新風がほしいですね。造反組自民党復党問題どころではありません。
written by とまと / 2006.10.25 22:41
yoshika様。社会保障(医療、介護、福祉、年金を含む)は、これまでも不足していたのです。前年より増えたから無駄遣い、というのは、まさしく役所の理論であり、「前年度なみ」でなければ議会に説明できないから「前年度なみ」に抑えることだけが目的となり、中身の議論は全くないのです。いっぽう、事務長の話が出ましたが、一般に、自治体病院の事務長は役人ですから、本庁の顔色を伺うことで自分の立場を守る傾向が強く、私立病院の事務長は、患者より経営優先に走り過ぎる傾向があります。医療の中でムダと言えるものは、検査の重複ではないでしょうか。これも、厚労省がどんどん診療報酬を削ると言う行為に対抗して徐々に生じたもので、元はと言えば、未来の見えない締め付けという愚行を厚労省が行うから反射的、自己防御的に生じたものでしょう。このムダをなくすには、検査データを常に患者に還元するシステムと、検査より医師の診療行為そのものを高く評価するシステムを導入する以外にありません。それができないのが厚労省です。
とまと様。見抜いておられたようですね、私のカゼが遷延していることを...。記事を書くだけの集中力はない。昔なら、カゼはテニスをすりゃあ治る、とうそぶいていたものですが、イイ子?にしててもダメ。患者さんと同じように2W、3Wと咳が続くのでは、と不安になります。でも、患者さんに「お大事に!。」と言われることには慣れてしまいました。この現象、年齢なのか不摂生なのか、ブログのたたりか?。。。ま、もう少ししたら気を取り直してしっかり書いていきますので、もう1〜2日お許しを...。もしかして、オザワもこんな気分でやってるんじゃないだろうな。頼むぜオザワ。
written by Doctor Takechan / 2006.10.25 23:19

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