今回の医療制度改革(改悪!!)法案の中で,平成12年度までに療養病棟が38万から15万へと大幅に減らされる方針となっているのはご存じの通り。M3comのブログでもよく出てくる。でも、政府関係者、厚労省から出てくる話で、「療養病棟に入院している老人のうち、ほとんど医学的治療を必要としない、いわば社会的入院となっている老人が数万人はいる。これらの老人は、適切な施設へ移すことが望ましい。」というのがある。================================================医療型療養病棟、介護型療養病棟を経験した私の意見は、これとは違う。「療養病棟に入院している患者は結構重症が多い。十分な医学的管理をしなけrば、すぐ重症になってしまう患者も多い。」「療養病棟は包括払いであるが故に、治療も検査もしないほうが病院の収益が多い。」言い方を変えれば、「病院収入を確保するために、極力薬は少なくする、検査もできるだけしない、というのが常套手段である。」========================ということは、「本来一般病棟では病状に合わせて処方している薬剤が,療養病棟では,その一部しか処方されない、つまり、十分な治療を受けられない。」ということだ。言うまでもなく、寝たきりに近い老人の多くは、動脈硬化が進展し、血栓性疾患のリスクが高く、しっかり治療しなければどんどん弱っていく。ところがそれをしないのが療養病棟という訳だ。従って、ほとんど医療を要しない患者というものが、どこに存在するのか,誰がそれを調べているのか、はなはだ疑問である。残念なことに,療養病棟を経営する側の医師の中には、ほとんど薬を使わないのをウリにしているような病院がある。でも、それらは病院とは呼べない。単なる収容施設に過ぎない。====================================老人の医療にカネがかかる、などと言うのは差別主義者の発言であり,人間の尊厳を無視した卑劣な発言である。カネがかかるというなら、大きな手術はどうだ?、透析はどうだ?、若い患者に対してもカネのかかる医療はいくらでもあるではないか。老人というだけで、医療費を抑制するのは、まさしく老人殺しそのものである。国民はもっと怒るべきだと思うのだが。そして、療養病棟に医療の必要ない患者が多いなどという正確な資料はどこにも存在しない(存在するとすれば,老人のリスクを無視したもので,科学的根拠となり得ないものだけである。)。厚労省の説明より私の話の方が真実である。これは、専門家として保証したい。誰か、反論出来る資料を持っているなら見せてほしいものだ。
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先日、同級生8人で小宴会を催した。比較的近くで開業している者,私がよく世話になっている病院の勤務医、前に私が勤務医をしていた時に地区医師会で世話になった医者など多士済々。やってきた友人の中には、メンバーの顔を見て「これはいったいどういう集まり?」と言うものもいたが、そこは元同期。時間とともに思い出話や、今の医療情勢、家庭の話、○○先生のウワサなど、なかなか面白い話が相次いだ。=========================================================家庭の話では,子育ての話題がいくつか出たが、子供が登校拒否になったというのが二人もいた。そう言えば女房の友人にもいるし、ウチの子だって、2年ほど前,カゼをこじらして肺炎で入院一歩手前まで行った後,2週間ほどほとんど学校へ行けないことがあった。よほどしんどかったのがトラウマになったのだろうか、毎日ゴロゴロして、このまま登校拒否になるのでは?、と心配したが,幸い杞憂に終わった。でも、8人中2人とは、なかなか高頻度になったものだ。それが今の世相なのかもしれない。==================================================そうそう、娘が医学生(6回生)というヤツがいて、そいつの話が今回,最も注目を集めたのだ。以下,彼の悲しい物語を御紹介しよう。....ある日、娘は突然父に声をかけた。「お父さん、折り入って話があるんだけど...」「ああ、話を聞こうか。」「実は....出来ちゃったの...御免なさい。」「えっ!???●@#×▲%*??、ど、ど、ど、どういうことだ!!、ほんとにできちゃったの?」「はい、ごめんなさい。」「で、で、で、で、いつできるんだ!??!。」「あの〜、予定日は国家試験の3,4日後なの。試験は頑張って受けるから...」「も〜〜知らん!!、勝手にせーよ!。」以下,動揺した父の発言は再現困難のため中略。.......娘が男を連れて来た。同級の医学生であった。「済みませんでした。」「だいたい、君はそれなりに医学知識がありながら(:ワナワナ!:)どうしてこんなことになったんだ?」「避妊に対する認識が甘過ぎました。」「も〜〜知らん!!、勝手にせーよ!。」横から娘が、「あの〜、こんな状態になっちゃったけど、式だけはあげたいの。迷惑かけるから安いところ捜して来たの。6,7万で式だけできるところ。」「も〜〜知らん!!、勝手にせーよ!。」「それでお父さん、このままじゃ新婚旅行も行けないし、この夏にハワイへ行かせてくれない?」「も〜〜知らん!!、勝手にせーよ!。」==========================================================悲しみに暮れる彼の話術を再現できないのが残念だが,父の無念、唖然、呆然を訴える彼に、少しアルコールの入った友人達は、「それはスゴイ!」「なんてお前は可哀相なんだ!」と、爆笑しながら涙を流した。================人の不幸を笑うつもりはない。しかし、随分まじめでキチンとしている父だからこそ,その父が必死に堪えているのをさらに打ちのめすその娘のことばは、お笑いのごときタイミングでわれわれの涙腺と笑いの線を同時にくすぐったのだ。=====================帰り際、みな口々に言った。「いやあ、珍しいメンバーでどうなるかと思ったが,実に有意義だった。ことにあの可哀相な○○先生の話は最高やった。こりゃあ来年も是非集まりましょう。あいつの話の続編を聞かんとあかん。」 ===========================でも、この話をブログに書いたらあいつは怒るだろうなあ。
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たけしのテレビ・タックルで社保庁の悪事や年金問題や医療改悪の問題を取り上げる、というので、とりあえず見てみた。残念ながら,医療についてはさらっと議論するに留まったが,それでも、医療費、介護保険どこをみても値上げのオンパレード。老人に死ねと言うのか?、という切実な声が多少は聞こえたので,まあ、良しとしようか。それにしても、坂口元厚生大臣,言うことがはっきりしないね。医療に関しても、コイツほんとに医者か?、と思う発言あり。医学博士といつも出ているが、こりゃあ医学については白紙、ってことかね。それと、大村だか小村だか、政府の弁解だけしてる小物もひどいものだ。国民の気持ちを代弁するかわりに随分逆撫でしてくれた。でも、こういう程度の人たちのお陰で、やたら議論の腰を折られることなく、重要な問題がいくつか視聴者に示されたんじゃないか。現場で苦労する医者がいない中での番組としてはまだましなほうだった、というのが私の結論。甘いかな?==========================================================でも、国民年金未払い者がいつの間にか行方不明者にされたり、はらったはずの年金が消えたり、そのくせ医療費も年金も介護保険も税金も、すべて国民に押し付けられてゆくのがシンプルに解説されていたので,結構役に立ったんじゃないか。森本さんの発言で面白いのがありました。「小泉さんは国が苦しいから米百俵の精神で耐えよう、って言ったけど、それで明るい未来が来ることは言わなかった。だからあれは、死ぬまで耐えろってことでしょう。」会場爆笑。でも、笑った後、背筋がゾーとなる真実味がありました。
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