先日からご近所に往診をしている。脳梗塞、パーキンソン症候群のあばあちゃんを診に行っている。脳梗塞再発でしばらく入院生活をして,それから自宅に戻ってきたのだが,尿はバルンカテーテル留置、食事もうまく飲み込めないので、鼻から管が入っている(今,はやりの胃瘻は、胃に問題があり、あきらめたとのこと)。家族にお医者さんはいるのだが、それでも家庭内介護は大変だ。娘さんがつきっきりで頑張っているが,病院では何度も熱を出していたので不安は強い。それでもこのおばあちゃん、体は思うように動かせず寝たきりとなっているが、ことばはけっこうしゃべれる。「家に帰って来てほっとしました。」などとしっかり話される。=====================================過去の経験を生かし、栄養量、水分量、塩分の追加、水分追加など、知ってることをいろいろご家族に指導し,内服薬(これもつぶして管から入れる)の調整をし、訪問看護ステーションに連絡し、本格的に介護体制を整えているところだ。幸い、今のところ発熱もほとんどなく比較的落ち着いている。これからが腕の見せ所、と考えている。訪問看護の担当者も幸い私の良く知っているベテランさんで、とても頼もしい。===========================今,悩んでいることというと、今後、往診を続けるとして,診療報酬をどうするか、ということ。在宅については、いろんな管理料があり,1ヶ月を総括するような点数の取り方も個別にとる方法もあるが,とにかくややこしすぎる。これほど複雑なのは,診療報酬体系がいかにその場しのぎで修正に修正を重ねたものかを示しているのだろう。シンプルイズベスト、と思うのだが。===============================================そして、さきほど、ご近所の患者さんから緊急連絡。孫が腹痛で苦しがっている、どうしたらよいか、というSOS。とにかく本人がクリニックまで来れるというのでクリニックまで行って待機。ほどなく本人到着。苦しそうだが、自転車で来た、という本来元気な高校生の男の子。どうやら胃ではなく、虫垂炎でもなく、痛みの部位はへその左から下にかけて。下痢したか、と聞くと,1回した、と。となると急性大腸炎か。幸い、重症ではなさそうで,痛み止めを打って約30分でかなりましになったという。過去の経験では、こんな場合も翌朝になったら右下腹部に痛みが移り、実は虫垂炎、ということもある。ひとまず帰宅させ、朝にもう一度来るよう説明する。やれやれ一段落。===============================でも、病院と違い、クリニックは治療の道具が少ない。どこで病院に送るか、判断が難しい。それに、受付はいないし、保険証も持って来てないし,電子カルテに打ち込めないじゃないか!。まあ、午前0時は過ぎているので,朝にもう一度来院した時にまとめて入れるか。しゃーないな。==================================でも、多少は地域に貢献しているかな,と感じる今日この頃である。
固定リンク
|
コメント (0)
|
トラックバック (0)
トラックバック
この記事のトラックバック URL
http://blog.m3.com/DrTakechan/20060828/1/trackback
コメント
コメントはまだありません。
コメントを書く