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2006.07.09 23:44 |  診療  |  医療制度 / 行政  |  医療事故  |  その他(一般)  |  Doctor Takechan  | 推薦数 : 4

脳外科医は語る

先日、医師会の会合で私より数年若い脳外科医と雑談する機会があった。彼は救急の多い第一線の病院で激務をこなし,責任の重い立場にある。彼の苦労話を少し。===================================================>今,何が大変かと言うと患者さんや家族への説明です。1時間以上かけて説明します。有難いと言うと変ですが、われわれがまだまし、と感じるのは、脳の病気ということで、脳をいじるからにはある程度のリスクがあるということを患者さんや家族がちゃんと感じてくれます。(彼はとても忙しい。患者も手術も多い。その分、カルテの記載,治療や検査の指示、術後の管理、そして立場が上がれば当然いくつもの会議もある。研修医の指導もしなくてはならない。時には学会に出て発表もしなければならない。当直もある。淡々と語るが疲労感は強いと言う。)忙しくてちょっとでも気が緩んで、説明がおろそかになったりすると、そう言う時に限ってちょっとしたトラブルが生じる。それが恐いんです。幸い、大きなトラブルはありませんが,常に誠心誠意医療を行うと言うのは,あたりまえのようでとても難しい。しんどいですよ。================================================他に困ることはあるの?、という私の問いに対して、==================================================>やっぱり、昔から言われていることですが,患者さんが急変したりして,家族に説明する時,ずっとわれわれの行動を見てくれている家族、ずっと患者さんに付き添っている家族は医療側の対応を比較的よく理解してくれます。でも、遠い親戚とか,普段お目にかからない人がやってきてあれこれ文句を言いだすと大変です。経過がわからないのでとんでもないイチャモンのような文句の言い方をする人は残念ながら今でも多いです。むしろ、付き添っている家族がわれわれを支援してくれることもあります。こんなときはほんとにわかってくれているんだと有難いですね。======================================今の医療情勢について聞くと、===============================================>ホントにおかしな世の中になったもんですね。リハビリが180日で中止とか,重い人はどうするんでしょうね。家で介護できそうにない人なんか一杯いますよね。家族もろとも死ねって言ってる気がしますよ。介護病棟が減るのも納得できませんよ。もうむちゃくちゃですね。=========================================================彼は、これまで私がブログで伝えて来たこととほとんど同じことを言っているように思う。今,救急の最前線で戦っているだけに、さらに言葉に重みがあると思う。

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