ここ2〜3日、ずっと気分がブルーだった。個人的な問題もいろいろあるにはあるのだが、それよりも例の法案の行方である。予想通りあっさり通り、新聞などもあっさりと報道している。だが、それで済むような問題だろうか?M3comのニュース(共同通信社)の文面をたどって見たい。====================================== <高齢患者の負担増や入院日数の短縮、生活習慣病予防の徹底などで医療給付費の抑制を図る医療制度改革関連法が14日の参院本会議で、与党の賛成多数で可決、成立した。>・・・与党が絶対多数だから決まるのは自明の理か。でも、問題は内容だ。================================
<これにより、10月から現役並みの所得がある70歳以上(夫婦2人世帯で年収約520万円以上)の窓口負担は2割から3割に、2008年度からは、それを下回る一般的な所得の70-74歳も1割から2割に引き上げられる。また療養病床の70歳以上の入院患者は、今年10月から食費と居住費の全額負担を求められる。>・・・すごい負担増。多くの病気を抱えあちこちにかかっているヒトは厳しい。病気になったら早く死になさいってこと?。高齢者を減らせば医療費は減るってこと?。お金のないヒトは療養すらできない。療養病棟も大幅に減るし,在宅で家族の負担もますます厳しく。===================================
<一方、子育て支援策の一環として、08年度から、小学校入学前の3歳以上の窓口負担は3割から2割に引き下げられる。>・・・親の世話で大変な子育て世代も多い。社会不安増大、将来不安増大、出費増大の中で子育て支援もあるまい。=======================================
<同法の成立を受け政府、与党は、歳出・歳入一体改革における社会保障関係費の抑制策について本格的な検討に入る。雇用保険への国庫投入額の削減や薬価の引き下げなどが検討課題となる見通しだ。>・・・要するに責任は全部現場に押し付けられる。医療も企業も家庭も...。======================================
<中長期的な給付費抑制策としては、08年度から国が全国の医療費適正化計画を策定。それを基に都道府県が、入院日数の短縮や糖尿病などの生活習慣病患者と予備軍の減少率などの数値目標を盛り込んだ適正化計画を作る。高齢者が長期入院する療養病床のうち、介護型は11年度末で廃止。>・・・いよいよ介護難民の時代か。在宅推奨されても介護力のある家族はわずか。核家族化の中、家族は自宅と親元を行ったり来たり。疲労、過労、うつ、自殺、未来予測図は限りなく真っ黒に近いダークグレー。====================================
<また高齢化社会の進展に対応し、08年度に現行の老人保健制度などを廃止し、75歳以上を対象とする後期高齢者医療制度と、65-74歳の前期高齢者医療制度に再編する。>・・・制度が次々と創設される。創設には予算はつく。しかし運営すればすぐ赤字。ツケは国民に。何度も何度も繰り返された悪行がまた新たに一つ。制度が複雑になることで書類ばかりが複雑になり,ついて行けないと感じる医療関係者が増える。とても残念なことだが,全国のかなり多くの真面目に働いている医者は、力ががっくりと抜け,奉仕の精神で無理を承知で頑張ることがもはや無意味だと考え,第一線から消えてゆくのではないか。医療の空洞化の進行が危ぶまれる。もし予想が当たったとしたら,そのような施策を考え出し可決した人達に100%責任があることを忘れないでほしい。これ以上、現場を振り回した挙げ句、すべての責任を現場に押し付けないで。=====================================
<さらに(1)医療機関が広告できる事項を拡大する(2)救急、へき地医療が義務付けられた社会医療法人制度を新設、公募債の発行を認める(3)行政処分を受けた医師への再教育制度を創設する-なども規定された。>・・・医療機関が広告して競争する、新しい法人になる、それは多少はいい面もあるかもしれない。でも、前提となるべき健全な医療制度が崩壊直前では、甘い汁を吸う人間だけが得することになる?。再教育はいいが、行政処分をうける医者の中には再教育に値しない者もいれば,理不尽な処分を受けたものもいるだろう。制度の公平性はいかに保たれるのか?そして、いったい誰が再教育するのか?。公務員でも天下り業界でもJR西日本でも、教育係が立派かどうか?。かなりの再検証が必要だ。・・・・でも、何が起こってもえらい政治家の先生や官僚の上層部はきっと医療でも格別に優遇されるだろう。そしてこんなに入院が大変になると、政治家の口ききがますます有効になるかもしれませんね。でも、フツーの国民はどうか?。不安を掻き立てて申し訳ないが、やっぱり不安だ。悪いシナリオ通り進んでいる。
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本当に大変なことになってきましたね。医療制度改革関連法が、14日参院本会議で可決、成立してしまいました。これにより、以下のようになります。1、窓口負担を、現役並みの所得(現在の夫婦で621万から520...
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いつも、貴重なご意見ありがとうございます。
本当に、日本は、どうなるんでしょう?
(TB付けさせていただきました。)
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