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 高齢者を多く診ていると,治療の基本戦略というのはおのずと決まって来る。1にも2にも、血管を守り、血栓を予防すること、である。では、血管を守るとは? --------------これは、動脈硬化の危険因子を可能な限り排除せよ、ということ。--------- 例えば血圧はできるだけ収縮期で120〜130程度にする。血圧に限ったことではないが,できるだけ安全な値にすること。(私の基本的な考えとして,検査は正常、異常で見てはならない、ということがある。例えば,総コレステロール値は、健康診断など220mg/dlまでが基準値となっている。これは基準であって正常の意味ではない。では、219なら安全で、221は危険だろうか? 私の理解では、リスクは180以上なら「ある」と判断すべきだ。それ以上は、高ければ高い程危険だ、と判断すべきである。)  この考えに立てば,高齢者ではヘマトクリット45%以上は危険ありと考える。同様に、中性脂肪150以上、Lp(a)40以上、HbA1C5.8以上、UA7.0以上、喫煙,飲酒、などと、危険因子のひとつずつに重み付けをし、トータルの危険度を判断するのである。フィブリノーゲン、RLP-cho、TATなども参考になる。血小板凝集能が測定出来ればなおよい。そして、修正できない危険因子として年齢がある。どんなに元気でも90才の脳のCTをみれば、内頸動脈石灰化がはっきりみえる。(人生を感じる瞬間でもある。)  要するに,年齢を十分考慮して危険因子の重症度を判断することが重要。  では、次に血栓を予防することを考える。 ----------------これは、抗血小板剤を積極的に使用すること------------  要は、高齢で動脈硬化が進行している、あるいは動脈硬化の危険因子が強い、ということなら、まずアスピリン投与を考える,ということ。リスクがあればアスピリン。 【余談:日本は極めて変質的な国であり,脳血栓の予防にバイアスピリンやバファリン81は使えるが,アスピリンの粉末やバファリン330は適応がない。誰が考えても極めて異常である。アスピリン0.1g(量が少なすぎるので、セルベックス0.5gとかラックB0.5gを加えて処方すると良い)の方が安上がりなのだが。----------ついでに言っておくと、アスピリン0.3gを週2回投与、とかバファリン330を週2回投与、などという方法もある。効果的には全く問題ない。このほうが胃にやさしいと思う。】---------------  アスピリンが使いにくい人は、パナルジン、プレタール、セロクラールなどを考える(後者ほど効果は低い)。Afなど血栓を作りそうな不整脈があれば当然ワーファリンを考える。【余談:面白いことに?、Af患者にワーファリンを投与するのは循環器の医師より神経内科医の方が多いそうだ。確かに、神経内科医である私は、Afにワーファリンを投与しないのはたとえ患者がいくら若かろうと犯罪だ、と頭に焼き付いている。循環器では不整脈の不整と脈拍のコントロールを重視する医師が多いということか? 先日、私のブログにコメントをくださった循環器専門医のDr I さんはまたコメントを送ってくれるかな?】  以上がキホンであり、これに、元気がなかったらパーキンソンの薬を出すか、アリセプトにするか、抗うつ薬にするか、とか、低Kがないか、とか、安定剤を出してみようか、とか考える訳。ついでに家族の表情や訴えもよくよく聞いておきましょう。 ------------今日はここまで。-------------

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2006.05.15 00:19 |   |  Doctor Takechan  | 推薦数 : 0

ブログを楽しむ:これまでのまとめ

このm3comのブログ・サイトも随分にぎやかになってきた。みんな結構ヒマがあるんだな? とも思ってしまう。                                                           面白いもので,一旦書きはじめると何か書かなきゃ読んでる人に悪いような気になって、眠い目をこすりながら新しい記事を考えている(それに順位ね! 悲しい性でつい自分の順位を守るには? などと考えてしまう。)。医師専用の掲示板みたいに感情のおもむくままに激しいヤツを書くのは、どうもブログには似つかわしくない。かといって、あまりに無意味(失礼!)なのはがっかりするだけ。ま、私の場合、一見匿名でも過去の記事でしっかり自己紹介までしているので、言いたくても言えない内容もあるのは事実。何人かのブロガーのように、用途に合わせていくつかブログを持つのがいいかも。というのも、このブログは、医師だけでなく一般にも公開されるということなので,どういう読者を対象にしたらいいか,いまだ決まらないままあれこれ書いている状態なのだ。                                                             で、若いドクター向けに、多少は経験を積んだ医師のつもりで役立つ情報などをupしてゆくつもり。これまでに「夜中に足がつる」とか「老人を元気にする方法」を書いた。                                                            また、開業ラッシュの時代、開業を目指す先生向けに「開業日記」シリーズを書いている。この中で「開業資金の計算法」が予想以上に好評らしい。やっぱりお金は気になるよね?                                                            その他,患者さん向けの記事やら混沌とする医療制度に関する記事も少しずつ増やすつもりだが、入力する気力が続くことを我ながら祈っている。                                                             さて、せっかく過去記事で自己紹介したのだから、この際、私のクリニックのホームページも紹介しておきたい。もし興味があったらのぞいて下さい(あまり更新できてないけど)。 http://www.myclinic.ne,jp/takegami                                                             そして、私の人となりを推測するのに役立つ?情報をお届けしよう。 ①パソコンはMacに限る(Windowsはよくわからない) ②車はレガシィ。走るし気持ち良い。外車より安い。四駆。 ③野球は阪神タイガース。 ④弾くのはギター。我流でテキトーに弾くのがいい。 ⑤スポーツはテニスとスキー。元テニス部。昔は足に自信があった。今も重い体を引きずり、みかけよりは早く動く(最初だけ)。スキーは級など持たないが、歴だけ長い。冬が大好きだったが今年は寒さに弱い自分を見つけショックを受けた。 ⑥支持政党なし。政治活動歴なし。でも政権交代は絶対必要と思っている。長期政権は必ず腐敗し官僚政治が蔓延する(病院長、理事長も?)。 ⑦ながら族(死語?)。その昔、ギターを弾きながら旺文社のラジオ講座を聞いていた。今はTVつけてiTuneならしてブログを書いたりするが、女房にこっぴどく叱られる。 ⑧恐妻家ではない。愛妻家に近いつもり。断じて関白ではない。淡白だが(何が?)。なお、開業して半年,まだ収入が支出に追い付かないので、資産を食いつぶす毎日。ますます女房の資産に依存するので立場は弱い(立場がない、の方が正確か?) ⑨気が弱い。言いたいことが言えない。でも昔から先輩や教授に何か言うと、「ひとこと多い!」 ⑩意外に頑固。信念があると言えば聞こえは良い。エビデンスより自分の経験が大事と思ってしまう方かも。

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