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2006.04.22 23:45 |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  Doctor Takechan  | 推薦数 : 4

開業日記2

 昨年開業してから今年の3月まで、バイト生活をしていた。本来は自分の医院での診療に専念すべきところ、浮き世の義理で、木曜は朝から某総合病院の神経内科外来を担当し、それが終わるとまた別の病院で当直をして翌金曜の朝に帰宅する、ということをやっていた。おかげで医院の診療は木曜日は休み、金曜午前診も休み、という悲惨な状況だった。  これでもそこそこの患者さんが来てくれたのは本当に有難かった。で、いよいよ4月から木金の午前診もできるようになって、やっと並の開業医になった気分。バイトの方が見入りが良かったなんて後で思わないよう頑張っているところ。  でも、医者というのは無闇に広告出来ないし、とにかく信頼を得るよう地道に患者さんを獲得して行かなくては。  神経内科の専門医というと、神経難病や特殊な疾患に目を奪われる医者も多いが、開業すると患者さんを選ぶ余裕はない。幸いなことに私は以前勤務していた病院で、脳卒中、老人を多く担当して、神経以外の内科全般の治療をしていたので、レベルが高いとはいえないがまあとりあえず何でも来い、って気持ちにはなれる。周囲に困った時に頼れる医者・病院が多いという人脈も今となっては非常に有難い。

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 医療制度がどんどんおかしくなることに不満を持つ医者は、現状で良いと考える医師の数万倍?多いはずだ。一言文句を言ったくらいでは収まらない。せめて百言くらい文句を言いたい、そんな心境をタイトルにした。  数年前まで勤務していた病院では、10年くらい前から警察が病院の土地を欲しがっているという噂が何度も病院内に流れていた。そして病院にはお役所からの支援も乏しく経営は苦しくなるばかり。勤務は厳しくなるばかり。私が辞めて3年後にはついに潰れてしまった。そしてその後には立派な警察のビルが目出度く建設される予定だと。私は故郷の村をダムで水没させられた住民の気持ちが妙に分かるようになった。とにかく虚しい。  で、国の政策というのは財務省の思惑で医療費を無茶に削る。人命を守るはずの医療などどうでもよいということらしい。厚労省が赤字の保養施設を無計画に建設し、叩き売ったら数千億の無駄使いということになるが、それを全国の自治体病院に回していたら、全国の自治体病院全体の赤字が半分以上解消されるのだ。国民から搾り取った金を国民の安全を守るために使わずに、愛国心教育など議論して、それで納得出来る国民がいるのかね? とにかく虚しい。

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2006.04.22 00:05 |  その他(一般)  |  Doctor Takechan  | 推薦数 : 3

患者さんへの日記1

 脳卒中を専門にしていた私にとって、診療の中心は中高齢者の脳卒中予防です。これは、動脈硬化の進展予防、血栓症の予防、血管の老化の予防、血管病の予防といったこととほとんど同義と考えて頂いてよいでしょう。  要は、1)動脈硬化(血管の老化)を起す原因を減らすこと(高血圧、高脂血症、糖尿病などの予防、喫煙,飲酒の制限など)、そして2)血栓の出来やすい状態を改善する(抗血小板薬などで血を固まりにくくサラサラにする、血栓の出来やすい不整脈-心房細動など-の治療をする)の2点が重要であり,これを実践することを私は人生のリスクマネジメントと考えています。  患者さんに対しては,まず、飲酒喫煙を極力控えること、そして高血圧や高脂血症、糖尿病などの治療を積極的に行うことを勧めています。生活習慣病という言葉がありますが,生活習慣だけでなく遺伝的体質がかなり関係しているため,生活習慣だけでは治せないことが多いということを知ってほしいと思います。薬に対する不安を持つ人も多いですが,薬を飲まずに放置する危険をよく理解してほしいものです。そして、検査で正常と言われても十分安全な値か、多少危険のある境界領域かに注意する必要があります。

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