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 電子カルテ・レセコンの導入で親患の電子化加算3点はもらえるようになりましたが、有難味はあまり感じません。むしろ、電子化を実現した,と言う優越感?が重要かも。  でも、4月の診療報酬改訂では1週間にわたりひどい目に遭いました。直前の3/31にnew versionのソフトが入ったCD-Rが送られて来て、その日の夜に受付さんと一緒に残業してソフトの更新をしました。ところが、これがバグだらけの不良品!  更新したのが夜遅かったので、会社のサポートセンターに連絡はつかず。(だから、京都にいて東京の会社の製品を導入するのは大丈夫かな?と多少は心配してたのですが)  やむなく4/1から古いバージョンのまま計算して仮領収書を渡し,後日清算することとしました(まだ患者さんが少ないので、この方法がマシと判断しました)。  しかし、4/2以降も電話は会社になかなかつながらず、FAXを送っても返答なし。4日ほどたってようやく会社に電話がつながっても受付の人で技術者は対応に追われて手が離せないと。よほど混乱してたのですね、困り果て疲れ果てている感じがありあり。結局、使えるソフトを送って来たのは4/7でした。今さらWindowsは絶対イヤだ! どーする?

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 実は私、それほどパソコンが得意というほどではありません。しかし、開業にあたり電子カルテ・レセコンシステムを導入してしまいました。それまで働いた病院がいずれも近代化に程遠い状況だったのでその反動?でつい決めてしまった、ということかな。  で、私はずっと自宅でMacを使ってましたから、Macで動くソフトという観点で選びました。(といっても、電子カルテの大部分は専用設計かWindowsなので、選択の余地はほとんどなし!)アガペ社のMindTalkという商品ですが,4D(4th Dimension)というデータベースソフトで作ってあり,サーバーと受付はWindows、診察室はMacという構成にしました。受付さんの話では、ソフトにより使用感がかなり違い、最初は戸惑うことが多かったそうです。診療入力も、結局、入力パネルからショートカットでよく使う用語を探すよりワープロ入力する方が早く、ソフトを使いこなしている感じではありません。でも、再診、管理料、検査,処置etc.大部分は医者が入力しているので、受付は楽なようです。  正直、カルテ内容を全部打ち出した方が見やすくチェックしやすい気がしますが,今は紙がもったいない?ので実行していません。

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2006.04.30 00:11 |  開業 / 病院経営  |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  Doctor Takechan  | 推薦数 : 3

開業日記3

 ゴールデンウイークに入りました。開業して勤務医と決定的に違うのは、診療日を減らして大丈夫か?と経営の心配をしてしまうこと。勤務医の時は、患者さんが心配で休みの日でもよく病院に顔を出しました。でも経営の心配はしませんでした。開業すると重症患者さんの心配はほとんどなくなりましたが、経営はやはり不安です。  以前他の医院で働いていた受付の職員さんが「開業の先生は年季が入る程、よく長い休みをとっていらっしゃいますね。」と。なるほど、確かに安定すると休めるのか、と改めて感心した次第。  とりあえずゴールデンウイークは心身をリフレッシュしたいものです。でも、お盆休みはどうしよう? 今から気になってしまいました。

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開業したい先生のために。 お金がどのくらいかかるか、簡単なチェックを。 開業場所:自宅なら改修費      テナントなら、契約金と月々の家賃  ちなみに、京都市なら、100平米のテナントで安いところで月20万、中心部なら40万くらいかな? 当然、広い程高い。ビルならなるべく1Fを。  もし、医院継承物件で希望にかなうものがあれば、安上がり。 借金返済:保険医協会のローンが比較的安い。それでも、2000万円20年ローンとして月々10万+α。4000万ならその倍。 医療機器リース:例えば、X線、エコー、心電図、温熱治療などで1000万円分の機器を5年リースにしたとすると、月々20万+α。 人件費:仮に、診療時間全部を受付1名、看護婦1名でまかなったとして計算してみましょう。診療時間は午前、午後各3時間、木曜、土曜の午後は休み(無論、日曜は休み)として、週30時間。時給は受付800円以上、看護婦1600円以上だから、少なくとも受付で週2万4千、看護婦で4万8千、合計7万2千。一ヶ月(4週として)29万8千。  実際には、1名が全部働くのは難しいことが多く、複数契約が必要となることが多い。(1名が週20時間以上働くと、雇用保険の手続きと出費が必要。結構手続きが面倒。雇用保険がイヤなら1名週20時間までにして複数雇用する。)また、診療時間午前午後各3時間としてもその前後(準備、片付け、時間外)も多少は支払う必要あり。交通費も多くの場合必要。というわけで、結局月40〜50万ほど考えておく。

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2006.04.23 00:44 |  診療  |  その他(一般)  |  Doctor Takechan  | 推薦数 : 4

患者さんへの日記3

 私のクリニックを訪れる患者さんの中に、脳卒中慢性期の方が増えて来ています。これらの患者さんによく見られる状況として、麻痺を抱えて杖歩行をしているうちに腰痛が出たり、歩行姿勢(歩容 )が悪くなりあちこち痛む、とか歩くのが辛くてあまり運動しないので次第に足の筋肉が弱ってきた、などがあります。いずれも改めてリハビリを少しやれば改善する可能性があります。ところが、今の医療制度は発症から時間が経つとリハビリの保険点数がなくなり、PTさん、OTさんに指導してもらうのは難しくなります。介護保険を使ってデイサービスなどを利用してリハビリをする、というのが今の制度です。しかし、これらは病院でのリハビリほどきちんとしていません(病院のリハビリも不十分なところがまだ多いですが)。  私のところは理学療法士を雇う余裕はまだありませんが、多少の指導は私と看護士でやっています。さらに腰椎牽引、マイクロ波温熱療法、ウオーターベッドでのマッサージなどを組み合わせて、歩行の改善を目指しています。これらでも結構ましになりますが、本当は国がリハビリの重要性をもっと正しく認識すべきです。医療制度がどんどん劣化して行くのを正常化するには患者さんの声、国民の声が必要です。

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2006.04.23 00:20 |  診療  |  その他(一般)  |  Doctor Takechan  | 推薦数 : 3

患者さんへの日記2

 まだ自己紹介してませんでしたね。私は竹上内科クリニックの竹上 徹といいます。クリニックは京都市上京区、出町商店街の北、葵橋の西側、出町交番の向いにあります。詳細はホームページでご確認下さい(GoogleやYahooで「竹上内科クリニック」を検索するとすぐ出てきます)。  内科、神経内科を標榜しています。本職?は神経内科の中でも脳血管障害(急性期、慢性期、リハビリ)、動脈硬化性疾患、高齢者といったところです。パーキンソン、痴呆、頭痛、めまい、不随意運動などの患者さんもふえています。無論、長年内科救急も担当していたので、一応内科全般について、ある程度の対応はできます。  開業して最近感じるのは、腰椎牽引器、ウオーターベッド型マッサージ機、マイクロ波温熱療法などリハビリの中でも物療(物理療法)が意外に有効だということ。病院時代は理学療法士に任せていたこともありますが、これらの機械はリラクゼーション効果も含め、患者さんから好評です。自分で使ってみて良いと感じたから導入したのは事実ですが,予想以上にこれらの機器で治療して嬉しそうに帰って行く患者さんが多い! 長年医者をやっていてここまでは評価していなかったのは不覚だったかも。

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2006.04.22 23:45 |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  Doctor Takechan  | 推薦数 : 4

開業日記2

 昨年開業してから今年の3月まで、バイト生活をしていた。本来は自分の医院での診療に専念すべきところ、浮き世の義理で、木曜は朝から某総合病院の神経内科外来を担当し、それが終わるとまた別の病院で当直をして翌金曜の朝に帰宅する、ということをやっていた。おかげで医院の診療は木曜日は休み、金曜午前診も休み、という悲惨な状況だった。  これでもそこそこの患者さんが来てくれたのは本当に有難かった。で、いよいよ4月から木金の午前診もできるようになって、やっと並の開業医になった気分。バイトの方が見入りが良かったなんて後で思わないよう頑張っているところ。  でも、医者というのは無闇に広告出来ないし、とにかく信頼を得るよう地道に患者さんを獲得して行かなくては。  神経内科の専門医というと、神経難病や特殊な疾患に目を奪われる医者も多いが、開業すると患者さんを選ぶ余裕はない。幸いなことに私は以前勤務していた病院で、脳卒中、老人を多く担当して、神経以外の内科全般の治療をしていたので、レベルが高いとはいえないがまあとりあえず何でも来い、って気持ちにはなれる。周囲に困った時に頼れる医者・病院が多いという人脈も今となっては非常に有難い。

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 医療制度がどんどんおかしくなることに不満を持つ医者は、現状で良いと考える医師の数万倍?多いはずだ。一言文句を言ったくらいでは収まらない。せめて百言くらい文句を言いたい、そんな心境をタイトルにした。  数年前まで勤務していた病院では、10年くらい前から警察が病院の土地を欲しがっているという噂が何度も病院内に流れていた。そして病院にはお役所からの支援も乏しく経営は苦しくなるばかり。勤務は厳しくなるばかり。私が辞めて3年後にはついに潰れてしまった。そしてその後には立派な警察のビルが目出度く建設される予定だと。私は故郷の村をダムで水没させられた住民の気持ちが妙に分かるようになった。とにかく虚しい。  で、国の政策というのは財務省の思惑で医療費を無茶に削る。人命を守るはずの医療などどうでもよいということらしい。厚労省が赤字の保養施設を無計画に建設し、叩き売ったら数千億の無駄使いということになるが、それを全国の自治体病院に回していたら、全国の自治体病院全体の赤字が半分以上解消されるのだ。国民から搾り取った金を国民の安全を守るために使わずに、愛国心教育など議論して、それで納得出来る国民がいるのかね? とにかく虚しい。

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2006.04.22 00:05 |  その他(一般)  |  Doctor Takechan  | 推薦数 : 3

患者さんへの日記1

 脳卒中を専門にしていた私にとって、診療の中心は中高齢者の脳卒中予防です。これは、動脈硬化の進展予防、血栓症の予防、血管の老化の予防、血管病の予防といったこととほとんど同義と考えて頂いてよいでしょう。  要は、1)動脈硬化(血管の老化)を起す原因を減らすこと(高血圧、高脂血症、糖尿病などの予防、喫煙,飲酒の制限など)、そして2)血栓の出来やすい状態を改善する(抗血小板薬などで血を固まりにくくサラサラにする、血栓の出来やすい不整脈-心房細動など-の治療をする)の2点が重要であり,これを実践することを私は人生のリスクマネジメントと考えています。  患者さんに対しては,まず、飲酒喫煙を極力控えること、そして高血圧や高脂血症、糖尿病などの治療を積極的に行うことを勧めています。生活習慣病という言葉がありますが,生活習慣だけでなく遺伝的体質がかなり関係しているため,生活習慣だけでは治せないことが多いということを知ってほしいと思います。薬に対する不安を持つ人も多いですが,薬を飲まずに放置する危険をよく理解してほしいものです。そして、検査で正常と言われても十分安全な値か、多少危険のある境界領域かに注意する必要があります。

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2006.04.21 23:29 |  その他(一般)  |  Doctor Takechan  | 推薦数 : 3

開業日記1

 開業から半年。病院から多くの患者を引き連れて開業するのと違って,ほとんどゼロからのスタート。まだまだ生活出来るレベルには程遠いが、それでも毎月少しずつ患者が増えて手応えを感じつつある。なるほど、病院なら自然に患者が増えて来る感じがあったが、開業すると、相当信念を持って患者さんが納得出来る医療を提供しないとついて来てくれない、そんな印象がある。毎日が勉強だ。  そもそも経営には向いてない、多くの友人からそう言われて自分でもそう信じていた。長年勤めた病院を辞めるまでは開業を考えることはほとんどなかった。病院と心中するくらいのつもりだった。しかし、医療情勢は年々悪くなり、このまま頑張っても未来がないと大先輩に説得され,転勤の道を選んだ。しかし転勤先でも自分の未来は見えず、結局、開業を選択した。病院の方が楽だったかなと考えることもあるが後悔はない。  これまで自分が歩んだ道を踏み外さずにキチンと仕事をすれば家族が食べて行ける程度の患者さんは集まるだろうと信じて日々診察に向かう。軌道に乗るまでもう少しの辛抱と言い聞かせている。通院してくれている患者さんの表情が次第に明るくなっている気がする。

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