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厚生労働省 新型インフルエンザ対策推進本部での勤務も、一緒に働かせて頂いている高山さんのおかげで、ご迷惑をかけない程度になっています。慣れない環境というのは、自分の貢献可能性や能力を再定義しなおすよい機会になっています。
ところで、新型インフルエンザ関連ですが、タミフルの臨床効果に暗雲が?!
世界中のエビデンスをメタアナリシスするコクランレビューが、タミフルの臨床的効果に関するレビューを行いました。これは2008年以来のアップデートであり、前回重症化予防に効果があるとの結論に、追加の研究結果を加え検討するものです。しかし、今回のレビューでは、「タミフルには発症予防効果はあるものの、肺炎への重症化予防には効果が確認されてはいない」と結論されています。 (投与群のrisk ratio 0.55, 95% confidence interval 0.22 to 1.35)
関連する論文で解説されていますが、驚いたことに製造・販売元のロシュでは、「肺炎などの重症化や死亡率の低下には効果が確認されていません」と正直に記載されているのですね。うーん、これぐらい不確定のエビデンスであれば国や地方自治体による備蓄等はかなり微妙な政治的な判断となりますね。。以下の論文では、効果の証明がunpublished dataを根拠になされている時は、備蓄等を考える国は、製造販売元に対してそのデータの提示をもとめるくらいはするべきと述べていて、なんだか”エビデンス”や専門家に弱い医療政策的判断過程が推察されます。
ここでは結局、症状緩和のための薬剤としての役割しか認めず、アスピリン等解熱剤と比較されてしまう始末。臨床的クライテリアにあてはまる全例にタミフル処方をするとガイドラインにあるイギリスでは、どう反応するのでしょうか、注目です。
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