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今回の選挙でのマニフェスト議論は本当に勉強になる。

特に今回は「政権選択選挙」として争われる選挙ですから、各政党が示すマニフェストの内容も、「その政党が政権を取ったら、最大4年の政権期間で、どういう政策を実施していくか」という具体的な内容を示すというものだからです。どのように各アジェンダが設定されたかも興味深いのですが、ひとつ気になっている・かつ勉強になっているのは「野党としての政策」と「政権党としての政策」は違う、ということです。政権党としての政策は、徹底したリアリズムでなければならない。ボケたことを言ったり、安易に楽観させたり、実現できない希望を述べたりするのは浮動票への集票対策であって政権党の政策内容ではない。

国会で野党として、政権党の政策に対して熟考・再考・見直しを迫る為に異をとなえることは野党の役割のひとつですが、その主張をそのまま政権党としての政策にひきづってはいけないのではないでしょうか。いくつか気になる中で、特に注目している政党のマニフェストのひとつが「後期高齢者医療制度の廃止と医療保険の一元化」という政策項目です。

各保険者での被保険者の人数・年齢構成比の違いからくる支払負担差や被保険者の保険料負担差を年齢区分と広域化で解消し、老人医療保険に財政均衡主義を導入し運用の責任の明確化も図ろう(同時に拠出金割合も明示しよう)という意図が後期高齢者医療制度の背景かと思いますが、さて野党としては「姥捨て山」などで批判し、実施方法の内容等に再考を迫った、ということだったと理解しています(確かに、同時に導入された”後期高齢者診療料”という診療報酬の導入には議論があるところかと思います。しかしこれは保険上の議論とはまた別の話しでしょう)。現実的に代替案のない中、さらなる法改正を伴う制度の変更のみを主張するのは、野党としての主張をひっこめられなくなったからではないか、でしょう。 少なくとも今回のマニフェストで主張している地域医療保険という枠組みで以前の老人保険の問題を解消しようとするならば、地方自治についての明確な方針決定が必要だと思いますが(道州制など)、そういった明示的方針のない中では空想と批判されても仕方ないかもしれません。

野党としての政策は、はっきりと振り返り再評価し、政権党としての政策に脱皮すべきでしょう、というのが私の考えです。そんなことは既に考えられているのでしょうね…、と思っていたのですが、先日「若者・ブロガーX政党」というイベントに参加して、あまりにフワフワした議論なので驚き、不安になったのでした。幹事長と記念撮影をする、というのんびりしたイベントでしたし。

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